今日の考え事〈applemint1104〉

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「アライブ」3話の感想

2020-01-25 11:03:03 | ドラマ

物語りは進んで参りました。今週も盛りだくさんです。
恩田心の夫で意識不明だった匠が意識を回復して、会話できるようになりました。奇跡のようです。
しかし安心したのも束の間、ほどなくまた意識不明になってしました。主治医の話だと今度は回復は無理だと言うのです。

どん底に突き落とされる心。ですが、息子の漣とも明るく話をしふだん通り振る舞っています。
今回は二人の癌患者が出て来ます。一人は木内という59歳の癌患者。あちこちに転移して、もうこれ以上体力的に癌治療を続けるのは無理。
夫は自宅療養を望みます。
が、家族はバラバラでした。娘達は自分たちの生活があるので自宅治療じゃなく入院を希望します。
夫は仕事人間で家事がまったく出来ない人です。緩和ケアも、医療機関がまだまだ足りないのですることができません。
こういう時家族は何を選ぶのか選択を迫られます。
木内さんは家に戻り自宅療養をしていました。心が見に行くと、家族の様子が変わっていました。
娘達は歩み寄り、父親を助け、お互いを思いやって団結していました。

こんな内科医がいたらいいんでしょうけど、そこまで家の中に入り込めませんよね、普通は。
でもそこまでしないと、医者も治療方針を決められないのでしょうね。
医療って進めば進むほど、どんどん複雑になって来るんですね。

そしてもう一つが肝臓癌の患者です。4年前にかなり肝臓を切ったのに再発しました。次は難しい手術をしなければなりません。
心は相棒の(バディというらしい)外科医、梶山薫に宜しくお願いしますと頼みます。
しかし薫は表現してこそいないけれど、完全なトラウマなのでした。
心の夫を意識不明にしたのはどうやら彼女だったようです。
それを心は知りません。薫は度々手術の画像を見てはクラクラしたり現場でもフラッシュバックみたいになって固まっています。
更に、薫に近づく男がいます。
三浦翔平演じる関河です。ジムで知り合い、偶然小料理屋で隣り合わせます。そして歯の浮くような事を言い薫の気を引きます。
どうもおかしいと思ったら…なんと、後半で関河が事務所で記事を書いているのが映し出されました。パソコンのファイルは「関東医大」と名が付いています。
薫を取材しているのですね!

とうとう、匠は亡くなりました。
今まで気丈だった心は病室で泣き伏します。
ここで私までワ~ッともらい泣き。何でこうつられやすいんだろう。
心の打ち明け話だと、どうも匠は小説家をめざしていたのに、全然書いていなかった。そのことで激しく彼を責めたというのです。
夢のあるあなたが好きだったのに、自分を失望させないでくれと。
ああそういうことだったのか~と納得しました。

登場人物誰もが上手く行かない現実を抱えて必死に戦っている。それを打ち明けたり解決しようとしても難しい。だから折り合って流れていくしかない。
でも少しずつ問題は病巣のように大きくなっていく。いつか致命的に悪くなって命まで脅かすかもしれない。

波乱の前の静けさか、淡々とした運びです。穏やかなBGMがとてもいい。
しかし今一つ、シリアス度が足りない気がするのはなぜか…。
心を病んだ外科医が木村さんと言うところが私は不服です。後妻業のイメージが強すぎてどうも嘘くさい感じがするのです。
脇役もほうかさん、藤井さんと来ると…。藤井さんの演技、なんか違う気がします。多分表現方法が独特なんでしょう。

私は夫の匠がかわいそうでなりません。でもこれから名誉を挽回するでしょう。
きっと書きためていたものがあってそれを父親が編集して世に出すのでしょうね。
このままだと無駄死にですもん、どうしてもものを書く側に感情移入してしまいます。こういうのをポジショントークというのでしょう。

 



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