杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

31年目の夫婦げんか

2014年03月23日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2013年7月26日 アメリカ 100分

変わり映えのない毎日を送る結婚31年目の夫婦、ケイ(メリル・ストリープ)とアーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)。これまでの夫婦の生活を改めたいと考えていたケイは、フェルド医師(スティーヴ・カレル)の本に出会い、彼の1週間滞在型のカップル集中カウンセリングを申し込む。セラピー参加に反対の夫を連れてメーン州のフェルドのもとを訪れ、予想外の“課題”に驚きながらも、二人は次第にため込んでいた感情を吐き出していき・・・。


メリルとトミー・リー・ジョーンズが夫婦役って面白そうというわけでレンタル
コメディではありますが期待していた内容とはちょっと違いました。良い意味で真面目に夫婦の在り方を考えさせる作品です。
登場する夫婦はどちらも相手のことを嫌いになったわけではありません。むしろ愛しているからこそ相手のために状況を好転させようとするの。

個人的には夫の「このままで十分幸せなんだから波風立てなくても」という思いの方に共感してしまうのだけど、冒頭の何気ない日常生活の描写で妻が抱える悶々とした気持ちもわかってしまうのよね。日本人夫婦なら多かれ少なかれこんな状況だよな~とは思いますが、言葉にしなくてもわかるというのは男性側の理屈で、女性は当たり前のことでも言葉にして言って欲しいものだから

カウンセラーが投げかける課題を文句を言いながらもこなそうとする姿がちょっと可愛いというかいじらしいというか・・・やはり根底に互いへの愛情がなければ無理なんですもの
カウンセラー(=赤の他人)相手に夫婦の秘め事を話すというのも勇気がいりますよね。でも口にすることで互いが何を求めていたのか、どうして欲しいのかに気付くという効果はあるようです

課題に映画館の中で○ェ○というのがあって、コメディならではの設定ですが笑いとしては微妙。そのあと本でお勉強するケイはエライね
気分を盛り上げていざ!!な場面でいつものように目を瞑る夫。目を開けて私を見てという妻。一瞬後・・・STOP。そうなんです、こういうことは精神的要素が大きい。特にもう若くない二人には・・。
結局夫婦生活が復活する前にカウンセリングは終了し、以前よりギクシャクして家に戻った二人。変わらない日常。もはやこれまでと荷づくりするケイに遂にアーノルドは決意してケイの部屋へ・・失うと思ったら恋の炎が復活ってことかい

その後のラブラブぶりはまさに若かりし頃を彷彿するかのよう。娘や息子夫婦にフェルド医師まで呼んで二度目の結婚の誓いをしちゃうほどま、いいけどさスキンシップだけじゃなく、互いが望むことに気付くことが大切なんだということも伝わるので

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