杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ウィークエンド・シャッフル

2020年12月06日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

1982年10月23日公開 104分

高級住宅地に住む斑猫暢子(秋吉久美子)は、一人息子の茂が誘拐され、ショックでうろたえてしまう。誘拐は息子が仕組んだいたずらだったが、そんなことに気づかない暢子は、セールスマンを装った強盗(泉谷しげる)を誘拐犯と勘違いし、家に招き入れてしまう。ちょうどその日は暢子の友人たち(池波志乃、秋川リサ、渡辺えり子)が遊びに来る日だった。友人たちは強盗犯を暢子の夫と勘違いし、酒を飲み、酔っぱらい、一緒に踊り出してしまう。(ツタヤDVD作品紹介より)

 

筒井康隆の同名短編スラップスティック小説を、中村幻児、吉本昌弘の脚色で映画化。週末にありとあらゆるトラブルに見舞われる家庭を描いたまさに大人のブラックコメディです。音楽を担当したのは筒井康隆の友人の山下洋輔。劇中挿入されるジューシイ・フルーツが懐かしい

正直、こんな内容とは知らずにレンタルしたのでびっくり 冒頭のお断りも砂場のシーンで納得 

40年近く前の映画ということで、友人役の三人も若い!!渡辺えり子以外の堂々たる脱ぎっぷりにも驚きました。美保純も出ているけど、ほんのちょい役でお色気シーン無し

そういえば、秋吉久美子は元祖プッツン女優だったなぁ~と思い出す。もちろん演出だと思いますが、素だと言われても納得する演技でした。

泉谷さんは今や好々爺のイメージですが、この作品では女優に囲まれ嬉々として犯罪者を演じています。似合うな~~

最期のあれはどこかで観たなぁと思ったら映画「模倣犯」だった!でもこちらの作品の方がずっと前。そして道路に埋まったあの図は「犬神家の一族」のパロディ?

昭和的野放図でハチャメチャな展開ながら、きっちり落とすところは落として終わります。

それにしても斑猫一家も暢子の友人たちも、皆「まとも」じゃない


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