杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

デス・ウィッシュ

2020年12月31日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2018年10月19日公開 アメリカ 107分 R15+

犯罪が多発し、警察の手に負えない無法地帯と化した街、シカゴ。救急救命の患者を診る外科医ポール・カージー(ブルース・ウィリス)は、毎日犯罪に巻き込まれた患者の生死に立ち会っていた。裕福で幸せな家庭だけが彼の平穏の地だった。しかし、ポールが留守のうちに家族は何者かに襲われ、妻のルーシー(エリザベス・シュー)は死に、娘のジョーダン(カミラ・モローネ)は昏睡状態になってしまう。ポールの願いも空しく警察の捜査は一向に進展をみせなかった。怒りの頂点に達したポールは、犯人を抹殺するべく自ら銃を手に取り、危険な街へと繰り出し始める―。(公式HPより)

 

チャールズ・ブロンソン主演で1974年に映画化され、日本では「狼よさらば」のタイトルで公開されたブライアン・ガーフィールドの同名小説を、イーライ・ロス監督のメガホンで再映画化しています。

時代は現代に置き換えられてはいるものの、いかにもアメリカ的な勧善懲悪のご都合主義的物語だなぁというのが感想。

妻子を殺害した強盗犯たちはもちろん許せないけれど、私的復讐が許されるなら法は要らないことになるし、

犯人全員殺っちゃたからもうしないよなって理由で、真実に気付いていながら見逃すレインズ刑事(ディーン・ノリス)とジャクソン刑事(キンバリー・エリス)もどうかと 証拠不十分って、現代なら科学的アプローチで特定できそうなものですが・・「科捜研の女」の観すぎかな

一番納得できないのは、ポールが命を救う外科医でありながら、問答無用で一方的に殺人を繰り返したこと。

ポールの弟のフランク(ビンセント・ドノフリオ)の方が、(最初はお金を無心するダメ弟風だったけれど)、意識が戻らない姪を頻繁に見舞い、兄の行動に疑惑を持ち、その常軌を逸した行動を諫めるなど、よほど善人で人間出来ている気がしました。

そうはいっても、自分がポールの立場だったら一方的に非難はできないかもですが


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