杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

トリック劇場版2

2007年11月18日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2006年6月10日公開

バカバカしいけど面白い作品の代表かも。でも好き嫌いは分かれそう。
清楚で上品な佇まいからは信じられないほどの弾けぶりをみせる仲間さんと、コミカル路線がすっかり板に付いた阿部ちゃんの凸凹コンビのゆるい空気感が不思議な面白さを生み出して楽しい。

物理学教授の上田次郎(阿部寛)は、研究室に自著の「どんと来い、超常現象」を持って現れた青年に、10年前に連れ去られた幼馴染を救ってくれと頼まれる。
自称・売れっ子奇術師の山田奈緒子(仲間由紀恵)と筐神島に乗り込んだ二人は、霊能力者・佐和子(片平なぎさ)による数々の奇蹟を目にする。彼女の霊能力は本物なのか?

「スチュワーデス物語」の役そのままに「口で手袋を外す」片平なぎさ。(ちなみにあのドラマでは村沢教官とのスキー事故により、両手とピアニストとしての夢を失った不幸な女の役でした。堀ちえみを苛める悪女役として有名になったのよね)いきなり当時に強制タイムスリップさせられてしまった(汗)

信者のお経のように繰り返す「よろしくねっ」とポーズが笑える。どんなにアホらしいことでも「信者」にとってはとっても真剣で意味あることだもんな~と他人事で笑える自分にホッとしたりして。これって、『ゆうとぴあ』さんのネタなのね。

大仰な割りにたいしたことないトリックネタは置いといて・・。
さらわれた娘役は堀北真希ちゃんじゃぁないですか~~。「ALWAYS」の前にこんな映画にも出てたのね。

行き当たりばったりな逃走計画かと思えば、素潜りで海中でボート膨らませちゃったり、信者相手に立ち回りを演じる上田さんって、素敵・・かも。例え、助かるために山田嬢と醜い蹴り合いをしてても、滑車の原理でまず彼女を上に行かせるあたり、なかなか男前じゃないですか。その後忘れられても、自力で這い上がってくるのもガッツあります。

山田嬢の欲も本音も丸出しのセリフと突っ込みが、私はけっこう好きです。
今回はほんわかLOVE要素も入っているようだけど、ゆるゆるな二人のこれからもちょっと気になるかも。

わざわざ映画でなくてもTVドラマで十分だけど・・実際TV放送で観てるから、ま、良いか(^^;

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする