シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

that's all,folks それ許諾得てんの?

2019-03-20 10:20:23 | Weblog

昨日3D imaxにて鑑賞「スパイダーマン スパイダーバース」

去年の「犬が島」に続いて鑑賞後にパンフレットを購入。
いや~~~~~~めちゃくちゃ面白かった!

昨今のヒーローものはどうしても主人公の院隠滅滅とした苦悩が前面に出すぎでゲップが出そうだった。本作でも自分が望んでなったわけじゃないのにスパイダーマンになっちゃった13歳の少年の「どうしよう、怖いよ」は描かれるが、同時に笑いの要素がすごくてスカっとしている。

ヒーローが有色人種のハーフであることも面白い。

アメコミをパラパラ読んでいるような感じをわざわざアニメで表現しているのもすごい!

もう最後の方は何が何だかようわからんくらいの絵、色彩の洪水。

できれば~3D imaxでの鑑賞をおすすめする。

2Dでも楽しめると思うが、やはりビルからの飛翔などは3Dで観た方がいいっしょ。

というわけで先日の「グリーン・ブック」も素晴らしかったし、本作も100点満点で130点。今年は豊作、当たり年かしら。

あ、そうそうエンドロールが流れきるまで絶対席を立たないで。

最後にばっかばかしいオマケが見られるよ!楽しいよ!


やわな映画という批評もありますが

2019-03-11 20:26:49 | Weblog

「グリーン・ブック」劇場鑑賞してきました。

オスカー作品賞受賞直後もあって、ほぼ満席。平日なのに、みんな何してんだよ。→自分たちもだよ。

ということは置いておいて、シンプルに「良かった」。

ストーリーは結構色々なところで語られているので割愛しますが、
ロードムービーであり、コメディであり、でも、きっつい展開も見せます。

オスカー作品賞を取ったことについては、「こんなのよく取ったな、最低だ」っていう見方もあるみたいですけど、ここ最近の傾向として世の中的に追いやられがちな半魚人とか声を失っている方とか、ゲイの方とかにスポットがあたっているので、今回もちょっとばかり似た感覚があるのかも。

実話ベースというのも「効いている」のかも。

プロデューサーには主人公トニー・リップの息子も入っています。

いっちゃん左の方。

また、もうひとりプロデューサーに名をつらねているのがオクタビア・スペンサー。

「シェイプ・オブ~」では夫とのナイトライフの不満を延々と言って笑わせてくれましたね。「ドリーム」では黒人故に出世できないけど、メチャクチャ優秀なチームリーダー。この方、ここ最近ノッテいるな~短編の監督もされているとか。なかなかの才女らしい。

トニー役のヴィゴは素晴らしかったので、オスカー、取って欲しかったな。でも、「ボヘミアン」のフレディもいたしな~惜しかった・・

とにかく毎晩寝る前に大量に食べて15キロ増量したわけで、あの腹のはちきれそうなボタンが良かったです。

ネタばれはしませんが、ラスト。

本当に
本当に
泣けた。
号泣とかではなく
しみじみと・・
なんていいんだ。
なんて温かいんだって。

幸せな涙で劇場を後にできる。

今年のベストムービー、というか生涯のベストムービーの1本になったね。