シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

せんせ~なにしてくれはりましたの?

2009-12-30 10:41:16 | Weblog
関西のおんな親分の上沼恵美子ならこう言っただろう
「ジェームズせんせ、なにしてくれはりましたの?」
これは最上級の褒め言葉

ジェームズ・キャメロンを単純に好きか嫌いかで考えたら
どっちでもない

「タイタニック」も「別に・・」だったし

しかし、昨日突撃してまいりました
「アバター」3D版に


本作は
もはや映画ではないと言うべきか、これがこれからの映画と言うべきか・・

はっきり申し上げてストーリーはどっかで「見~た~な」感いっぱいです
「ポカハンタス」
「ダンス・ウィズ・ウルヴス」
「天空の城ラピュタ」

でもストーリーを追う映画ではありませんので、あらかじめご了承ください・・です


伏線も存在しませんな
そんなものを覚えておいておけないほど
映像がマジックだからです

しょっぱなの戦闘機で空輸されるシーン
コックピットの描写でノックアウト

パンドラ星のジャングルの美しさははんぱねえ~
地面を踏みしめるたびに、足元から小さな青い光をボゥっと放ちます




もっとも印象に残ったきょうれつ~~なキャラは、この大佐(左側のおっさん)
スティーヴン・ラングが演じます



とにかくつええ~有毒ガスもなんのその
呼吸をとめて、マシンガンを撃ちまくります
空から落ちても、パワースーツに身を包んでいるから、ビクともしませんし
腕フェチ(太い二の腕が好き)のanupamとしましては終始クラクラ




美しきナヴィ族の長の娘、ネイティリ役を演じるのはゾーイ・サルダナ
こんな風にCG化されて・・



とにかく、でかい鳥にのっての飛行シーンは涙が出るくらい素晴らしい!

どの鳥にのってもいいってもんでではなく、絆を結んでシンクロすることが大事らしいの、エヴァンゲリオンか!

この飛行シーンのみで1時間くらいやっていただいてもいいぜよ!

162分
時間の長さは感じませんでした
ただただ映像を体感すべし
これはアトラクションですから~

ところで
本作には、何度か「サヴェージ」という言葉がでてきます
「未開の地の人間」とか、「原住民」を意味する侮蔑的な言葉で、地球人は惑星パンドラの先住民族のネティを発達の遅れた野蛮人ととらえています

でも、いつもいつも、人の家にズカズカと入りこんでは、殺戮を繰り返し、文明化という名の下、野蛮行為をしてきて白人たちが、こういう映画を作るというのも、おかしなものだなと思いますが・・

「反省してます」「二度とやりません」という意味でなら、許してやりましょう


最後にネティ族の顔はきっとこの方をモデルにしたと思ったということで〆たいと思います