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気ままに菓子作り

差し上げて喜んでもらえ、たまにはほめられて満足してます

葦毛湿原(愛知)を代表する植物

2023-10-05 00:34:59 | 花とも

静岡県との県境近く
東三河地方を訪れ
固有な植物をはじめ
葦毛湿原の10年にわたっての
「湿地再生作業」の状況も
見ることが出来ました
まずは新城市にある
比丘尼城址に向かい
蛇紋岩丘陵の植物を観察しました


  東名 清水SAの手前
 新城市の道の駅で先にお買い物
 柿、栗、イチジクと地元で収穫された
 青果がたくさん並んでました





仲間の中で半数の人が
ここを訪れたと話していられました
その時には、崖にびっしりエンシュウハグマが
見られたのに、今回は花が見られたのは数株
蕾や葉は数多く目にしましたが
早かったのかなあ?


  Hさんに画像拝借



エンシュウハグマの株
どうも入る道が違ったようで
戻りました



  「世界の桜の園」という名でデビュー中



 アイナエ(マチン科)
 10センチほどの小さな植物
 良く見つけられました



  クロミノニシゴリ(ハイノキ科)
  別名シロサワフタギ
  初めて聞いたと思いましたら
  2014年4月末岡崎へ方面に
  シデコブシを見に来た時に
  出会ってました
  東海や近畿地方に分布
   同行の方から訂正ありました
 イソノキ クロウメモドキ科



   ヤブマメ
 秋ですね、
 衣類に種がくっつきます


  サクラタデ


   サワヒヨドリ


   ツリガネニンジン




  蛇紋岩の道を上っていきました
 滑りやすいので、下りは一層注意


       ヤナギノギク



      ミカワマツムシソウ
 派手さはないけれど可憐です



 ミシマサイコ
お弁当食べながら
ここでお仲間が出会った
昼には閉じるという植物
なかなか思い出せませんでしたが
戻ってきてから思い出され
教えてくださいました
マツバニンジン (アマ科)
地元の植物を観察していられる人によると
2018年に自生している株が一株
風前の灯火と嘆いていられました
見つけられない理由が分かりました
 ナデシコのようなピンクの花
見たかったです
ミシマサイコも数を減らしているようです



      ネズミサシ

  諦めて戻りました



   ヤマハギ



      オケラ
 ムラサキセンブリの株もありましたが
 早かったようです


  ハイチゴザサ


    シマジタムラソウ?
ここから葦毛湿原へ移動
時間短縮で裏の入り口に駐車
お目当のミミカキグサ4種見つけられるか?



       リンボク  バラ科 
  別名 ヒイラギカシ
  幼木はヒイラギの葉に似ている
  サツマシジミの食草

   ヌマダイコン
 オカダイコンという植物もよく似ているらしい


     シラタマホシクサ
  伊勢湾沿岸の湿地だけに生える
2014年3月終り頃訪ねた時は
もちろん枯れた様子しか見れませんでした
かなり湿地も乾燥していると印象を
持ちましたが、
大規模な植生の回復事業が行われ
2021年には葦毛湿原が
国の天然記念物に指定された






   ミミカキグサ タヌキモ科
  食虫植物
  茶色いのは果実で
  これが耳かきの形に似ているので
  名前が付けられたようだ
  地面の中に捕虫嚢があって
  微生物を水と一緒に吸い込むようだ


     Wさん画像


  ホザキノミミカキグサ
 Wさん画像





    Nさん画像
ムラサキミミカキグサとヒメミミカキグサは
残念ながら見つけることが出来ませんでした


  サワシロギク
 白からピンクへ変化

    イワショウブ



   サワギキョウ



    ムカゴニンジン?

ノダケ
私は初めてシラタマホシクサの
花の咲いているところを見ましたが
前に見てらっしゃる方がおっしゃるには
今までになく素晴らしいと。
湿原は手立てをしないと
とりわけ環境の変化に弱いのだという事
実感いたしました


 ” 花とも”も花じまいとなりました
 来年も元気で参加できますように・・・・



アサギマダラと秋の花(2)

2023-09-13 13:58:35 | 花とも

アサギマダラの里から車で30分ほど上がり
宮田高原へ秋の花を探しに立ち寄りました
標高を1000メーター近く上がったので
涼しい感じがいたします
展望台(1666m)まで歩いて行きます





   ウメバチソウ
  数多く見られました


 ヤナギタンポポ

  ホウキタケの種類



  フイリフミトスミレ



 カワラナデシコ
又又お出ましです






ウナギツカミ




両わきにレンゲツツジの植樹
アキノキリンソウの色が鮮やかなこと!!



     もしかして絶滅危惧のミヤマシジミかと
  思いましたが、ウラナミシジミでした
  標高1600mにもなると風が違います


  ヤマハハコ


   シラカバの木のようです



    ウメバチソウの立派な株


   アカバナ
 4.5センチもある細長い果実


  フジバカマ




      ヒカゲノカズラ


   ネジバナ
展望台に上がっても中央アルプスの山々は
雲で全容が臨めませんでした





    イオウゴケ?





   大株のヤマハハコ



   ヌマトラノオ


 ハナワラビ
駐車場まで戻ってきました



   マツムシソウ
 管理しているアサギマダラの里の周辺でも 
 自由に飛び交う個体にも出会えたし
 秋の花、高原の涼しい風をも
 体力負担なく満喫しました
 先日テレビで深田久弥が日光連山に
 登山していた話をしてました
 その中で志津小屋から近い所に
 コウシンソウの自生地があるという話
   自生地の庚申山は1000メーター
 登らないといけないというので諦めたが
 (もっとも今回のように1000メータを
 車で30分で行けるならいいが(笑))
 簡単に見れる自生地あるなら実現したいなあ?
 と、夢見てしまいました
 走行距離384キロ 乗車時間は8時間
 お疲れさまでした 


アサギマダラと秋の花(1)

2023-09-12 10:27:59 | 花とも

グループの今年の予定も
今回を含めて2回となりました
行き先が決まっていなかった昨日
丁度アサギマダラを鑑賞できる
長野県宮田村を訪れることになりました
HPによると、
アサギマダラの飛行ルートに
あることから
吸密をするフジバカマを植えて
地域おこしに一役買っている
北上していたアサギマダラが
また南の方へ戻る2000キロの
長旅の途中立ち寄る習性を利用して
”アサギマダラの里”を管理している
今年も6日に1頭見られ
暑さの影響とか天気がどうか
危ぶまれましたが
着いた時は20数頭でしたが
終日のカウント数は100頭を超えてました
9月末までは数も増え
それにつれて訪れる人や車で混雑するようです





    70人ほどの人が、フジバカマの
 里親になって協力しています


 仮設トイレの側面に
アマガエルって変色するのを
初めて知りました



     フジバカマ
パンフレットによると、
以前はどこでも自生していた植物で
平安時代貴族が香りが良いので
衣類の間に臭い袋の代用にしていたようです
アサギマダラはこの花の蜜に含まれている
有毒物質を体内に取り込み
外からの攻撃に身を守るだけかと
思いましたら、この物質がオスがメスを
引き付けるフェロモンの材料になるようです
それでここを訪れるのは
オスが多いという事にも納得です











  解かりにくいのですが、
 3か所の赤い矢印の下にアサギマダラ




    Wさんの画像お借りしました
 飛翔している姿です


      Wさん画像
 ミドリヒョウモン


 サカハチョウ、ミスジチョウ 
 アゲハチョウ、シジミチョウ他
 周辺で60種以上確認されているようです
 下手な動画はとりましたが
 青い空をバックに飛ぶ姿を取りたいものです
 裏の林の中
 こもれ陽の森の方へ移動しました





   フジカンゾウ


   フジカンゾウの種


   ミズタマソウ


  ホザキナツノハナワラビ

 

    ナツノハナワラビ


    センキュウ



  シラヤマギク


   ヤマニガナ


    テングノコヅチ



  赤そばが植えてあるルビーの里
  昼食です



  赤そばの開花には少し早く
  蕾が上がってました
  そばに日本ミツバチの小屋がありました

 

地元のお店で、このハチミツを

売ってました


   水量が豊富です


 ミツバオウレン


      クサボタン


   キツリフネ


  オトコエシ


   イヌゴマ
アサギマダラの里へ戻ってきました
午前中よりだいぶ人が増えてました
多分日ごとに渋滞するだろうと
管理する人がおっしゃってました




  お名残り惜しいのですが
  宮田高原へ移動しました



戸隠方面へ希少な植物探し

2023-08-02 23:27:26 | 花とも

連日の猛暑日
2時頃、雷と久しぶりの雨で目が覚める
今日は遠方なので4:20分出発
目的地に着くまでは、日が差したり
曇ったり、雨が降ったりと
目まぐるしく空模様も変化する
それでも涼しいのは、
暑くって何もする気に
ならないより大歓迎。


  10時50分古池登山口より
  種池まで歩き始める


 ガンクビソウ→ミヤマヤブタバ


  キツリフネソウ


   エゾシロネ


  トウバナ


   ミズタマソウ
 かわいい~


  コバノギボウシ





      種池に到着
 サワギキョウやアヤメの咲がらが
 多く見られる
   ここで数年前にオオアカバナが一株
 有ったという


   ハイハマボッス (サクラソウ科)
 ハマボッスは見たことあるが
 ハマボッスに似ていて這うからというのが
 名前の由来
 花の直径が2.3ミリと見落としてしまいそう


  前回見られた時より増えているようです
この辺りでオオアカバナを見た記憶が
あるという事で更に皆で探す


  シキンカラマツソウ


   サラシマショウマ



  ミヤマガマズミ


   クモキリソウ



   ヒツジグサ

未の刻(午後2時)に開花するというのは間違い
10時頃には開花して午後2時には閉じるらしい


         ミズオトギリ
  ピンクの花をつけるオトギリソウ
        16時ごろ開花
結局ここでのオオアカバナ探しは諦め
森林公園に戻って、
情報を得ながら、考えてくださるとの事


   サワオトギリソウ


 ピンクもミズタマソウでしょうか?


 ミヤマニガウリの小さな花


ケヤマウコギ(オニウコギ)
   


   ヒメナミキ  
 ボケてしまいました
  

   八十二森のまなびや
  82銀行は長野に本店がある
  その名前を冠したのか?
  お昼を食べていると急に雨
  相談して、前回はここを観察したし
  雨が降る中歩きたくないしという事で
  Iさんネットで検索したり
  観光協会へ聞いていただいたりで
  何か所か目星がついたようだ
 
     オオウバユリ
   
 

   植栽のレンゲショウマ

途中そば畑と天気の良い日には
周辺の山が見えるという場所
   戸隠展望の苑





 ノリウツギとリョウブの白い花が
目立ちました
オオアカバナは湿り気の多い場所を
好むというので2か所ほど回りました



  長野へ帰る途中、
この周辺がダメならと、最後に立ち寄りました


  二人がおりて周辺を探す
多分正解という自信満々の
顔して戻ってこられました



   オオアカバナです
 一時長野県で消えたと思ったのが
 最近ネットで報告があり
 その場所が特定でき
 最後に最高のプレゼントでした



      確かに水が好き
 道路の側溝に繁茂していました








     雨が降っていたので
 重みで垂れ下がった画像しか取れずに残念
 道路際で並んで写真を撮っていたので
  車で通りすぎた地元のおじさまが
 そばに寄ってきて何事かという顔して。
 そこで説明
 中部地方以北に点々と自生地がある稀な植物で
 長野県ではレッドデーターのリストに
 なっているという事
 彼はそれで、草刈りの時
 あの個所は刈らないようにとの指示を受けたのだと
 地元の人にも話をすると言っておられました
 ネットで紹介されていたから
 我々もたどり着くことが出来たが反面
 盗掘されることもある
 難しい問題ですね
 帰りは高速に虹がかかり
 我々の気持ちを代弁しているようでした

 

 


ササユリの自生地(南箕輪村)を訪ねて

2023-07-20 23:58:06 | 花とも

(7月19日)
中央アルプス経ヶ岳への登山道の
中間地点辺りに
地元の人たちが整備し、
保護しているササユリの自生地を
訪ねてみました
このグループ”花とも”
始まって以来の体力を要する
山登りとなりました
権兵衛峠登山口から
まずはアンテナピークを目指します


   車窓から見た経ヶ岳
 気になる権兵衛峠の名前
1696年吉田権兵衛さんたちによって
開かれた峠で
伊那方面から木曽へお米を
木曽から伊那へは漆器が運ばれたようだ
今は塩尻市と南箕輪村を
国道361号線の権兵衛トンネルが
木曽山脈を貫いて結んでいる
トンネルは全長4467mあるという



 歴史ある道

 経ヶ岳への案内図




  笹がきれいに刈り取られ
  道が整備されてます
ササの花が咲いてる株は
残されてました


   伊那市方面でしょうか?


アンテナピークまで標高差250mほど
アップダウンが続きます
足元に花が出てくると
ホッとします

 

  ミドリジガバチソウ
 メモ取る余裕がなかったので
 順番は不確かです





  オオヤマサギソウ



    ツバメオモトの実
 株が多く見られました
 花時には目立つことでしょう


   ウツボグサ アカショウマ


  アンテナピークに資材を運ぶ


  クモキリソウ


 中央アルプスの将棋頭山が見えます





   エンレイソウの種


  オヤマボクチ


この道標を見た時は
嬉しかった
とりあえず目指す一つ
90分位かかったでしょうか?


  ウスユキソウ


 




  ハナニガナとウツボグサ

  アンテナピークで食事
  ママコナ&カワラナデシコ
  オオヤマフスマ&ヤナギラン


   雲行きがおかしくなる
 早々に腰を上げ
   目的の花「ササユリ」を
 見るまで北沢山へひと頑張り



  わ~出てきました
  上がり下りありますが
  150mほど登ります












 ニカワホウキタケ ?



雨が降ってきましたが
目標にしてきた
北沢山につきました





  ササユリ&ヤナギラン




     クガイソウ


 蕾もありしばらく楽しませてくれそう
 以前会津の方にヒメサユリ見に行きましたが
 違いを確認
   両者とも日本特産
 ササユリ葯が赤茶色
 ヒメサユリは葯の色は黄色
 ササユリは関東では見ることが出来ず
 中部地方以西から九州で
 ヒメサユリは新潟、福島、宮城 山形
  葉や花被の形や蕾にも違いあり
     近づいて鼻をつけると甘い香り














    種から開花するまで7年を要する
 自生地も手を入れないと
 笹が蔓延って環境が悪化するのだろうか?
 地元の人たちの思いに感謝

   お昼を食べたアンテナピークが
 雲の合間から見えた
 皆がそろって登れて乾杯だね!
    お名残り惜しいが
 雨がひどくならないうちに下山


同じ道を引き返すので
見落とした花がないか
確認しながら歩く



     アザミ


  ギンリョウソウ


  ホザキイチヨウラン&クモキリソウ



      シャクジョウソウ(Wさん画像)
茶色いのが昨年の残り
2時間ぐらいで経ヶ岳往復して
脱兎のごとく走って行った男性に
行き会ったが、
我々はちょうど経ヶ岳の半分のところで
引き返したが6時間半ほどかかった
今回は道の駅立ち寄らず
帰途につきました