Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

「Thank you!」と言われたら?

2015-01-06 08:16:17 | 言葉


こちら1月5日の月曜日
気持ちの上ではいちおう仕事始め。
ようやく霧が晴れてきた、リアルタイムの写真です。

昨日の「Thank you!」「Uh-huh.」の話を続けましょう。

私たちが中学校で英語を習い始めてからこのかた
教室でたくさんのことを教えられてきました。
一番役に立っているのは文法です。
こればかりは、学生時代にしっかり勉強をしていて実に良かったと思います。

それに反して
あまり役に立っていないのは発音です(笑)。
学校で日本人の先生から習った発音と
実際に英語圏で暮らす中で耳にする英語はかなり違いました。

読む、書く、話す、聞く、で言えば
メイの場合
書くことと話すことはまず問題なくできます。
読むこともそこそこにできます。
時に難しいと思うのは聞くことです。

そんなことも
中学、高校時代の英語の勉強の仕方に端を発しているのかもしれません。

発音ばかりではありません。
紋切型の学習は、定番表現をしっかりと頭に刷り込みます。
もちろんそれは基本として大切なことですが
そうではない表現もたくさんあるということは
実際に生活をしてみないことにはなかなかわかりません。

日本語も英語も
その他たくさんの言語も
およそ言葉というものは時代と共に生きる生き物です。

つい最近、日米の友人たちからこんなメールをもらいました。

「メイさん、ナッツリターンもせずに無事着きましたか?」
「Hi May, have you arrived on schedule without any nuts incidents?」

ごそんじ、あの昨年12月初めのJFK空港での大韓航空の事件が
もうこうして普通名詞化されているのです。
つくづく言葉は生き物だと思います。

ところで、私たちは学校の先生から
「Thank you.」と言われたら、「You are welcome.」または「Don’t mention it.」と答えるように習いました。

もちろんこれは正道ですが
正直な話、「Don’t mention it.」の方はあまり聞いたことがありません。

昨日書いたレーガン空港の青年は
私の心からのお礼に対し、「You are welcome.」でも「Don’t mention it.」でもなく
「Uh-huh.」と答えて、さっそうとエスカレーターを下って行きました。

ピザ屋のウェイターのおにいさんは
「Thank you.」に対して、「No problem.」(問題ありません。)と答えましたし

私がコートのポケットから落としてしまったハンカチを拾って
後ろから追いかけて来てくれたおねえさんは
「Thank you.」に対して、「That’s OK.」と答えてくれました。

「It’s all right.」「It’s a pleasure.」と言われることもありますし
なぜか「Perfect.」と言われたこともあります。

だからと言って
ネイティブでない私は、こうした変化球を正しい方向に投げ返す自信はありません。
ですから、おおかたの場合は
「You are welcome.」と由緒正しい返事をするようにしています(笑)。

気になってネイティブの夫に聞いてみました。

「ねえ、『Thank you.』 と言われたら何て言う?」

夫はなんて馬鹿な質問をするんだ、というような顔で答えました。

「そりゃ君、『You are welcome.』に決まってるだろうが。」

だそうでございます(笑)。

言葉が生き物であるからこそ
年齢にふさわしい言葉というものもあるのでしょうね。

 
読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

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