シンプルで美しくて偉大なもの

今朝の夜明け


東の窓から


雲の模様と色も変わって


突然雲の切れ目からレイニア山が現れました。


かたやこちらは南の窓
町に霧がかかっています。


西の方角には、一見浮雲のようですが
オリンピック半島の雪をいだく山々が見えます。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

そう言えば、「三が日」などという便利な言葉があったなあ、などと
一生懸命思い出さねばならないくらいに
こちらでは、早々と普通の日が戻って来てしまいました。

大学の授業も５日の月曜日には始まります。
かつて、ある国の政府で働いていた時には
クリスマスに休んだ後は３１日まで働いて
１日だけがお休みで、２日から仕事に戻ったものでした。

ですから「三が日」という響きは、もう一種の憧れのようなもの。
夫は朝から書斎にこもって仕事をしていますが
私は仕事はしていません（笑）。

では何をしているのかと言うと
朝から景色を眺めています。
だって、自然が織りなすこんなミラクル
見逃してなるものですか、ねえ。

ちょっと読書に戻って２ページほど早読みする間にだって
明るさも色も形も変わっていくんですから。
とりわけ夜明けと日没時には、おちおち本も読めません。

かくして
ただぼやーっと時の移ろいの中にいるのです。
かなり非生産的ですが、まあ、いいとしましょう。
だって「三が日」なんですから
などと言い訳をしながら
気づいてみれば、なんとなく手相がシンプルになったみたいです（笑）。

私の日本の友人に手相読みがいて
１１月も終わる頃にこう言われました。

「メイ、ちょっと手を見せて。
　あらあら随分すっきりしてきたわね。
　心のもやもやを乗り切ったんじゃない？」

もしも今また見てもらったら、こう言われるかもしれません。

「おやおや、随分吹っ切ったこと。
前よりもっとすっきりしてるわよ。」

はい、そうなんですよね。
ぐちゃぐちゃ愚にもつかないことや
自分の力ではどうにもならないことを思い煩うよりは
お日様が上ったり沈んだり、月が出たり星が出たり
鳥が飛んだり、花が咲いたりの方が
ずっとシンプルでわかりやすくて、
美しくて偉大なんですもの。

手相がすっきりしてくるにつれて（笑）
不思議なことに、家族にも友人たちにも
おだやかな優しい気持ちで向き合えるようになりますしね。

若い時ならいざしらず、先の限られた人生
人と比べては眉根を寄せてばかりいるなんて
そんなもったいないことはもうできませんよ、ねえ。


読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように！

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ