連休その一

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年度末の連休ですが、今年も三連休を確保。とはいえ何をするわけでもなく家族サービス。いつもは独りで二人を相手にお疲れ気味の嫁さんの代わりに、娘と息子とどこかに連れ出してあげようかと、なんとなく浮かんだのが大宮にある鉄道博物館。秋葉原にあるときならば、毎週でも連れて行ってあげていいのですが…。父親の趣味とも行動範囲からも外れた大宮というのは少しいくのに気合が要ります。下の子は電車大好きなので電車に乗って出かけるだけで大喜びですが、上の娘は鉄道より、お菓子やお洒落が好きなので案の定、大宮まで行く途中にぶつぶつ。まあ、新宿目当てだったんでしょうが…残念ながら新宿は乗換えだけです。久しぶりに乗る埼京線はやはり最強で小田急線の混雑具合とは比較になりませんが、一時期、赤羽から通勤に使っていた私からしてみたら、休日昼間の込み具合なんて屁の河童にすらなりませんが、娘にして見れば人生最大の満員電車かもしれません。大宮からさらに乗り換えて一駅、ようやく鉄道博物館に到着です。何があるのか良くわからずにいきましたが、とりあえず、子供が行くところに多少のお菓子はあるはずだからと娘をなだめすかし、急ぐ息子を押さえつけ、二人の子供を連れてのお出かけはそれなりに大変です。幸い中に入ってしまうと娘も大喜びで、逆に鉄子に育たないかと心配してしまうほどの大喜び。最初は入って左側のシュミレーションや小さな鉄道のコーナーに行きましたが、なめたらあかんぜよといわんばかりに、おそらく朝からちゃんと並ばないと乗車できない状態。蒸気機関車の運転シュミレーターなんか好きな人にはたまらないものなんでしょうね。とはいえ実際に体験や乗車しないでも子供たちのテンションは結構、上ってます。
右手の方が実際の退役の車両のスペースになっていて、２階の吹き抜けから見る景色は壮観です。先に駆け寄った娘の『パパ凄いよ～』という声に誘われて見て見ると、回転台に乗せされた蒸気機関車を取り囲むように歴代の様々列車が並んでいます。ただの鉄の塊でしかないはずの鉄道には、様々な思いを持った人を乗せてきた歴史の記録として、あたかも一個の人格を持ったような感覚を覚えます。まあ、平たく言えばリアル機関車トーマスなのかもしれませんが、娘と息子は大喜び。その後下に下りて、電車の乗り換えの嫌いのはずの娘が、散々いろんな車両に乗り換え大はしゃぎ。鉄道好きの息子にしてみれば夢の世界ですね。
というわけで、連休初日は至って平和に過ぎていきましたとさ。
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