陽だまりのねごと

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4月改正後 泣くしかない利用者さんが出る!

2012-03-10 06:28:31 | Weblog
4月から介護保険改正で
ヘルパーの生活援助時間が45分未満、45分以上に改正に成る。
要支援の方については何も改正は謳ってはいない。
45分以上についても上限が明記はされていない。
いないが報酬単価と人件費を弾いて、
国が言うように利用者の要望に合わせていくらでもやるわけに事業者側は行かない。

どうやら当地のヘルパー事業所は横並びで上限を決めて来るもよう。
要介護者は60分を上限。
要支援者は45分を上限として欲しいと言ってきた。
それ以上は介護保険でない高い実費サービスでなら受けると言う。

要支援者は月単位で介護報酬が決まっている。
国は報酬を決めておいて、回数や時間は本人に合わせよとおっしゃる。
しかしこの報酬もわずかばかり減らされた。

現行、要支援2の人最大限、週3回が限度が通例。
時間の方は介護の生活援助の最長限度90分まではしてくれる事業者があった。
3月までは
90分、90分、90分の週3回利用でなんとか生活が出来ていた独居の人も
これを4月からはこてを全部45分、45分、45分の半分で
なんとかしてもらうしかなくなってしまうのだ。

丁寧な掃除は出来ない。
ちょっと手の込んだ料理は出来ない。
ましてお話に手を緩めてなどとんでもない。
くらいならいいが、
掃除・ゴミ出し・布団干し・買い物・調理・風呂の準備に入浴見守り…
全部必要だった人のサービス内容のどこをどう削る?

もし必要であれば、
介護保険外の実費サービスを使って欲しいとある事業所は言ってきた。
じゃ~お金のない人は?
ヘルパーさんのおかげでやっと生活が成っているお金ない人、どうすんの?

どこをどう削っても、生活が守れるプランが弾きだせない人が実際に出てきている。
あるヘルパー事業所のサービス担当責任者は言いきった。

 『介護保険は自立援助です。
  出来るところは自分で出来るプランを作るのがケアマネさんでしょう。』


ゆったりおしゃべりをして、相談事やら愚痴やら昔話を聞いて、
一緒に買い物へ行き、食事の支度をしてあげ、
食べ終わるを待って片付けて帰ってもOKだった
介護保険前の役所の措置時代のヘルパー業務が懐かしい。
当時は利用者と言わず、対象者と言っていた。
サービスを受ける対象者、支援援助が必要な対象であるという考えか?

今は利用者と言う。
自らの意思で契約をしてもらって、自分で選んで利用する介護保険サービスとなった。
ご丁寧に『ご利用者様』とお呼びする。

一生自立。
甘えんな!が介護保険だとご利用者様は、ご存じだろうか?

お困りの人のお助けが出来る仕事であると思って
わざわざ資格試験まで受けて就いたケアマネ業務。


対象者であった時代には
今のように介護保険では出来ないヘルパー業務一覧表などもなかった。
ケアマネも居なかったから、
役所への手続きやら、悪徳商法の通報やら、
家政婦は見た、いや最近は家政婦のミタか?
いろんな事をして、最前線のヘルパーは本当の援助者であったように思う。
日本語では家庭奉仕員とか言ったように思う。

違ったかな?
最近、記憶が富に危ない…
余談ながら私は後5年後の次の改正に付いてゆく自信がもうない…
さて、本題に戻そう^^;

お言葉はまことに美しくなったが、内容は?
障害者自立支援法と言う美しき名称になってから、ほんとうに良くなった?

改正改正でいじくりまわされる介護保険はどんどん使いにくくなる。
財政困難を錦の御旗に、美しき自立支援を謳い、
本当のお困りを助けてはくれないものに変革する介護保険。

こんなもの…っと丸投げ出来ないから、
なんとか考えてあげねばと
利用者さんと一緒にケアマネも4月改正に泣いている。

めずらしく頭から仕事が離れない休日朝。
仕事あっちいけシッシ~散歩いこっと~

もう改正の事は書くまい。
今回の改正で喜んでいるのは国の財政担当だけでないの?







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