本日、2014年8月24日は、「特定秘密の保護に関する法律施行令(案)」に対するパブリックコメントの締め切りの日ですね。極右・安倍政権が国民の声を徹底的に無視して議席の数にものを言わせて悪法制定を強行しています。そのために一部からパブリックコメントを出しても無駄という声が聞こえてきます。しかし、国民を諦めさせて声を上げないように仕向けることであたかも国民が政権に対して批判していないかのような外観を作り出すことが極右・安倍政権の望むところです。だからこそ、腐らずに諦めずにパブリックコメントを出したり集会やデモなどの形で声を上げることが非常に重要です。この考え方に基づき、私は「特定秘密の保護に関する法律施行令(案)」に対して以下のようにパブリックコメントを出しました。色々とやることが多くて締め切り間際に慌てて文章を記したので拙いですが、提出したパブリックコメントをここに掲載します。
「特定秘密の保護に関する法律施行令案」の前提となっている「特定秘密の保護に関する法律」が報道の自由や取材活動の自由を脅かし、その他様々な部面で国民の知る権利や知ったことを発信する、すなわち言論表現の自由を脅かしています。「特定秘密の保護に関する法律」が国民の目と耳と口を塞ぐ、憲法にそぐわない法律です。
「特定秘密の保護に関する」法律において構成要件が不明確かつ政府が秘密にできる事項が広範囲であります。これでは、時の為政者にとって都合の悪い情報が手前勝手に隠されてしまいます。また、特定秘密に指定された事柄について客観的に検証する仕組みのないことは重大です。また、特定秘密に指定された事項について30年を超える期間の定めのあるものは国立公文書館で保存が義務付けられています。しかし、30年を超えない事項について政府の恣意的判断で削除されて国民的検証の不可能になる問題は、全くぬぐい去れません。
特定秘密を扱う者の適正評価をめぐって政府が国民を監視する危険性は、民主主義と全く相容れない性質の問題です。
以上の理由により私は、「特定秘密の保護に関する法律施行令(案)」に反対するとともに「特定秘密の保護に関する法律施行令(案)」の前提となる「特定秘密の保護に関する法律」の廃止を要求します。