気候変動、人口増加にともなって世界的な食糧不足とこれにともなう世界での食料価格が高騰しています。したがって、現在の日本がまず取り組むべきことは、自国の農業を擁護し育成するなかで食料自給率を向上させることです。自国の農業を育てながら職業自給率を引き上げて自国で生産できる食物を自国で消費するようにすることが、世界的食糧不足をも考えれば、世界に貢献することでもあります。
それにしても、日本共産党の紙智子さんの追及に対する政府の答弁は、いかにもごまかしに満ちています。TPPを推進する根拠が破綻しているにもかかわらずこれに固執して繕おうとするから答えになっていないことを言い出す、あるいは詭弁に詭弁を重ねてどんどん破綻していくわけです。
TPPに参加すれば日本の農業や農業に関連する産業が壊滅的打撃を受けるだけでなく、世界の食料状況を考えれば食料を輸入しまくって飢餓と貧困を世界中に輸出・拡散していくという状況を、日本が生み出していくことになって行きます。国内的には農業、関連産業破壊、対外的には飢餓と貧困を拡大する、こんな日本は御免です(Ya Basta !)。