愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

今こそ憲法第25条を活かす政治を!

2009年11月29日 00時50分18秒 | 貧困根絶をめざす
いのちの山河~日本の青空2~ インディーズ -映画の企画・製作・配給-

 上のリンクをたどると映画「命の山河」-「日本の青空」第二弾の公式ホームページへたどりつきます。

 沢内村は、戦後のある時期までは日本の中でも乳幼児の死亡率が高い地域でした。豪雪、貧困、多病という三重苦がかつての沢内村を覆っていました。そのことを問題視して克服しようとして奮闘したのが1957年に尊重に当選した深澤晟雄(ふかさわ まさお)氏です。彼は、1960年に60歳以上の高齢者および乳児の医療の無料化を全国に先駆けて実施しました。

 国家からは、国民健康保険法違反であると深澤村長に圧力をかけましたが、深澤村長は憲法第25条には違反していないと国家の圧力には屈服しませんでした。そして、1962年には乳児の死亡ゼロを達成しました。これは、全国で初の快挙でした。

 深澤村長は、命に格差があることは許せないことという信念をもっていました。

生命の尊重されない政治や世相の縮図のように、私の村ほど露骨にこれを現したものも少なかろう。人命の格差は絶対に許せない・・「深澤晟雄の政治理念」より


 親の失業により保険証がなく医療から排除される子どもたちが日本社会で増えているなどいわゆる「子どもの貧困」が社会問題になっています。

 国民を、とくに子どもたちを貧困から守ることは、国家の責任です。日本には憲法第25条があります。また、日本国政府は子どもの権利条約を批准しています。子どもの権利条約の完全実施は国家の国際社会に対する義務です。

 いまのような、深刻な不況により貧困が拡大しつつある現在こそ貧困をなくしていくために全国民的な議論と取り組みが求められています。

 憲法第25条の意義を捉えなおし、いかしていくために映画「命の山河」は良作ではないでしょうか。一人でも多くの方に映画を見ていただきたいと思っています。


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