愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

ブラック政党・自由民主党さようなら ブラック企業・ワタミさようなら

2013年07月02日 15時56分12秒 | 人間らしく働くルールの確立を

ワタミ過労自死ご遺族による自民党本部への要請

 通例、私は対立党派及びその政治家を政策批判しても、活動していること自体に兎や角言うことをしません。もちろん、彼あるいは彼女が対立党派から選挙に立候補したことについて、政策及び政治姿勢を厳しく批判しても立候補自体を批判するようなことをしません。なぜならば、私に思想信条の自由、言論表現の自由があるように対立する党派及びこれに関係している人々にも思想信条の自由、言論表現の自由があるからです。しかし、選挙に立候補して当選して国会議員になったり地方議会議員になることは、公人になることを意味します。したがって、思想信条の自由や言論表現の自由があるとはいえ、彼あるいは彼女が社会通念上そして日本国憲法に基いて公人に相応しいのかどうかは、厳しく問われるところです。

 以上の観点から考えると、ワタミの創業者である渡邊美樹氏は、公人になるには全く相応しくありません。渡邊美樹氏の以下の、ツイートを御覧ください。


https://twitter.com/watanabe_miki/status/171926030666309632

 2008年にワタミフードサービス株式会社に正社員として入社した女性が入社2ヶ月目で過労自殺しました。この件に関して神奈川県労働局は、 「業務の負荷が主因で適応障害を発病し、自殺を思いとどまる力が著しく阻害されていたと推定できる」とし、労災認定をしたわけです。
参照元:http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/dd726063a3c1090f801e104537c98324

 若者を入社2ヶ月目にして過労自殺に追い込んでおきながら当時ワタミフードサービス株式会社の役員だった渡辺美樹氏は、「労務管理できていなかったとの認識はありません」とまったく責任を認めようとせず、会社の存在目的を社員の幸せとうそぶいている始末です(渡邊美樹氏は、6月27日付でワタミ株式会社の取締役を辞任しました)。一体どの口が言っているのかと、私は思わずにはいられません。過労自殺する人が出たという事自体が労務管理上の安全配慮義務違反を如実に物語っています。

 過労自殺した女性の両親は、自民党本部に赴きました。それは、女性の両親が、自民党が7月21日(日)投票日の参議院選挙において渡邉美樹氏を公認候補として擁立するのは、ワタミでの労働実態を知らないからだろうと考えてワタミの労働の実態を伝えたかったからです。自民党の対応は、あまりに誠実さを欠いていると私は言わざるを得ません。
http://www.labornetjp.org/news/2013/0628watami

 女性の労働環境は、1日15時間にも及び休憩時間すら30分程度だったのです。なお、労働基準法では、労働時間が8時間を超える場合において、少なくとも1時間の休憩時間を使用者が与えなければならないことが決められています(労働基準法第34条)。労働基準法に違反する労働環境を放置し、挙句に死人まで出した、企業は明白なるブラック企業というに相応しく、ワタミフードサービス株式会社は、まさにブラック企業の条件を満たしています。若者を死ぬほどに酷使して利益を挙げてきたような企業を経営してきた人物たる渡邊美樹氏が参議院選挙に立候補することは、社会通念上、到底許せないことです。

 考えてみれば、自由民主党は結党以来、日本国憲法の民主的理念をふみにじってきました。このことを考えれば、自由民主党は、札付きのブラック政党です。ワタミの創業者である渡邉美樹氏の参議院選挙出馬は、ブラック政党がブラック企業創業者を擁立したことを示しています。この件で自由民主党がいかに利潤追求第1主義を価値の基調として国民の生命と健康を粗末にする政党であるかといことを私たちは知ることができます。

 私が言いたいことは、以下の通りです。

ブラック政党・自民党よ、さようなら!

ブラック企業・ワタミよ、さようなら!

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