愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

使い捨て労働の拡大を許すな!

2010年04月13日 23時21分10秒 | 人間らしく働くルールの確立を
 1999年の労働者派遣法の改悪によって、大資本が人間を、労働者を「モノ」のように扱い、いとも簡単に切り捨てる風潮が労働市場をはじめ、社会に蔓延しました。そのために、働いても命をつなぐのがやっとで人間らしく生活できない、いわゆるワーキングプア(働く貧困層)が社会問題になり、正規雇用労働者になれても、劣悪な労働条件のもと若くして過労死に追い込まれる人が絶えなくなりました。

 問題の解決のためには、労働者派遣法を抜本的に改正し、登録型の日雇い派遣を禁止し、専門業務とされる事柄も大幅に縮小することがどうしても欠かせません。これは、日本共産党が勝手に言っているのではなく、国民的要求とも言えることです。

 ところが、今日(2010年4月13日)の「しんぶん赤旗」を読んでいると、国民的な要求とは裏腹に「専門業務拡大」というような形で使い捨て労働を拡大しようという策動があることが分かりました。私にとっても、かなり身近な問題になりそうな事としては士業(弁護士、行政書士、税理士、社会保険労務士など)が専門性が高いからという口実で派遣労働の専門業務に入れるべきだという反動的な動きがあります。使い捨て労働の派遣労働が士業にまで横行してどうして国民の権利が守られるのでしょうか。記事を読んでいて、「寝言は寝て言え!」と腹ワタの煮えくり返る思いがしました。

 私が今日、「しんぶん赤旗」で読んだ記事は、党中央委員会のホームページにも掲載されています。使い捨て労働を許さないためにも私たち国民が力を合わせて行く時です。

【参照元】派遣専門業務 拡大を検討/医師・看護師まで議論 厚労省会議/“使い捨て労働なくせ”に逆行 - しんぶん赤旗

日記@BlogRanking 人気ブログランキングへ