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愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

お米が足りない!

2008年12月11日 02時06分17秒 | 貧困根絶をめざす

ホームレス急増派遣切りボランティア 炊き出し不足で悲鳴東京

             写真は「しんぶん赤旗 2008年12月10日付」

 ここにきてホームレスが急増しています。そのため、全国のボランティア団体から、「ホームレス支援用のおコメが足りない」というあがっています。12月10日付「しんぶん赤旗」の報道でも、東京上野公園で炊き出しをしている団体からは、炊き出しを開始した当時は並ぶ人が毎回400人ほど、この2年間は毎回500人ほどだったのに「今年11月になって700人以上が並ぶようになって驚きました。新たにホームレスになった人が、確実に増えています」という証言があります。

 
こういう状況が発生する背景には大企業による大業の派遣切りがあります。例えば、いすゞ自動車は、1400人の期間社員、派遣労働者を12月26日で解雇する方針を打ち出しています。いすゞ自動車は中途解雇を厳しく規制する労働契約法に反する暴挙を犯したわけです。また、トヨタ自動車にいたっては、減益の見込みを口実にして派遣労働者を大量に解雇する一方で株主配当を77億円も増やす計画をあげているのです。「一方で全員解雇しながら一方で配当を増やすのでは、労働者契約法で定める『やむをえない事由』とはいえず違法解雇だといわざるをえない」(「しんぶん赤旗」12月10日)と志位委員長はトヨタ自動車の人事担当取締役に追求しました。人事担当取締役はまともに返答できずに「法令を見定めてやっているつもりだ」と答えるのが精一杯でした。

 労働者にとって解雇されるというのは、生活手段を失うことを意味します。とくに、派遣労働者や期間社員など非正規雇用の労働者は正社員と同様の仕事をしても賃金が不当に安くされているために貯蓄も少なく、解雇されるということがそのままホームレス生活につながっていきます。寮に住んでいる人は、職を失った瞬間にホームレスという状況です。

 もちろん、労働者側も黙っているわけではなく、怒りの広まりとともに労働組合をつくる、労働組合に加入するなどという形で戦いが広まりつつあります。
http://www.asahi.com/national/update/1209/TKY200812090291.html

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-11-07/2008110701_01_0.html

 こうした国民の戦いがあり、厚生労働省は、労働基準法に違反しない場合でも労働契約法や判例をふまえ不適切な解雇・雇い止めをしないように企業を啓発、指導することを全国の労働基準局長に通達しました。また、職業安定局長名では期間工や派遣労働者などへの大規模な解雇・雇い止めがあった場合には企業に対して速やかに監督し、必要な指導を行なうこと、解雇とともに住居を喪失した人には雇用促進住宅をあっせんするよう指示しています。

 大企業の横暴には社会的連帯で反撃し、違法、不当な解雇、雇い止めを許さない世論を高めていこうではありませんか。


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