細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

一つ一つ

2016-12-04 15:38:01 | 人生論

今日は師走最初の日曜日。次女のクラスメート二人の合同誕生日会が台場で開かれるため、昼食を次女と一緒に食べて会場へ連れて行き、次女が遊んでいる3時間の間、私は原稿執筆。一つ、締切りが先月末だった原稿を仕上げ、今はお台場のレインボーブリッジを眺めながら、一人で低カロリーらしいデザートを食べ、このエッセーを書いています。次女が遊び終わったら、二人でプールに行き、運動する予定。

12月2日(金)に、九州地方整備局のコンクリート評価委員会の幹事会にて、東北地整の品質確保・耐久性確保の取組みを、岩城先生、田中先生と私で説明する機会を得ました。九州の大学の先生方や、九州地整の道路工事課長等の実践部隊の最前線の方々がおられる場で、とても有意義な会になり、質疑も飛び交い、今後が期待される展開になったかと思います。私は、東北地整の「コンクリート構造物の品質確保の手引き(案)(トンネル覆工コンクリート編)」を印刷して配布し、目視評価法の解説文も印刷して、パワーポイントなしで説明しました。

4年前に東北地整に品質確保の提案に行ったときは、私の担当は山口システムをどのように東北に応用するか、というアイディアの提案でしたが、まさに裸一貫と言って過言ではない状況での提案でした。それから4年が経ち、いくつかの手引きも完成し、さらに一つはまだ作成中ですが、協働的な地道な努力の積重ねで、いろいろなことが連鎖しながら前進してきていると改めて感じました。



夜の懇親会もかなり盛り上がり、東北の「山」が動いた瞬間は私はその現場にいましたが、もしかすると九州でも「山」が動き始めたのかな、と感じる雰囲気でした。

その懇親会の後、私の研究室ではないのですが、教え子の榎本君(博多在住)と締めのカツ丼を食べました。彼が学生のころから見学会等を通じて仲が良く、久しぶりに二人で話すことができ、幸せな時間でした。彼も、いろいろと悩むことも少なくないとのことでしたが、私のブログをときどき見て力を得ることも少なくない、とのことでした。私の日常をつづったブログですが、包み隠していないので、少しでも周囲の方々のお役に立つようであればうれしいことです。

日々を誠実に、一つ一つをしっかりと積み重ねていくことがすべてなのだろうと、改めて感じ入る一日でした。

今日の日中の原稿も、かなりのページ数ではありますが、これまでに各所で書いてきた原稿群を活用しながら編集しました。これまでの積重ねがあるので、2時間程度の作業で書き上げることができます。

原稿も、誰に読まれても恥ずかしくないようにもちろん書いているつもりですが、私の想像しているよりも多くの方々に読まれ(このブログもそうでしょうが)、私の想像の及ぶ以上に今後の展開につながっていくのだろうと思います。だからこそ、襟を正し、再度、日々、一瞬一瞬を誠実に生きて、適切に形に遺して行く必要があるのだろうと思います。

今日は、水泳の後、長女のリクエストなので、豆乳味噌味の豚鍋(野菜たっぷり)を夕食に作ります。

その後、もう一つ、締切りを過ぎてしまった本の原稿で、残っている部分の執筆です。

明日は福島河川国道事務所での品質確保の講習会の講師で日帰り出張。一日、一日、です。


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