細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

笑い

2013-08-22 09:52:06 | 人生論

「細田先生の講演は面白い」とよく言われます。いろんな方から何度も言われているので、真実なのだと思います。

いろいろ理由はあるとは思います。話したい内容がきちんと伝わらないと意味がないので、聴衆の立場になって聴きたい情報を聴きたくなるように提供しているつもりです。

一つ重要と思うのが、「笑い」です。面白い、ということは真剣な話題の中にも、笑いの要素があるということでしょう。基本的には私は真面目に熱血に講義したり、講演しますので、会場が大爆笑という雰囲気にはなりませんが、くすくす笑いがこぼれてきたり、調子に乗って何度もネタを連発すると、笑い声が会場に上がることも結構あります。

私が中高生のころ、ダウンタウンが関西で全盛期でした。20代のダウンタウンの笑いは衝撃に近いハイレベルのものでした。

私も進学校の中学生のころは真面目に勉強していたのですが、高校に入ったころから親友かつ悪友であった現在歯医者をしている友人がダウンタウンの笑いに導いてくれました。当時、ラジオの毎日放送で、「ヤングタウン」という深夜の人気番組があり、夜の10時から夜中の1時前まで、毎晩やっていました。ダウンタウンは毎週木曜日。当時の出演者は非常に豪華で、その他の曜日には、明石家さんまとかもいました。

頼んでもいないのにその悪友は、木曜日のヤングタウンを全部録音したカセットテープをくれたり、私もダウンタウンの笑いにはどっぷりと浸からせていただきました。おかげさまで、中学校ではほぼ3年間、学年トップだった成績は、みるみる降下していきました(笑)。バスケットボールにも精を出したので、ダウンタウンだけのせいではないと思いますが。

松本人志さんについては、いろいろと言う人もいますが、私から見ると笑いのセンスはダントツだと思います。少なくとも、若いころの彼の笑いのセンスには感激すらしました。私も兵庫県の、しかもダウンタウンの地元に近い西宮市の中高に通いましたので、日常的に笑い話を友人たちとするわけです。笑わせることを、笑かす、と言いますが、面白い話をするやつのステータスが高いような雰囲気もありました。

笑いを提供するためには、バカもできないといけません。本当に生真面目一本槍だと難しいです。

私も、数々の悪行も昔はやってきましたし、今でも、生活の隅々まで聖人君子かと言われると、ほど遠い状態です。

しかし、バカや無茶もできる、ということが実はエネルギーの源泉であり、面白い講演にもつながっている、と前向きに捉え、今後もバカをやり続けようと思います。

孔子も、最初からの聖人君子ではなかったそうですし、福沢諭吉も若いころは相当な無茶をやってます。

私も不惑の40才になりましたが、迷わずに暴れ続けたいと思います。

今夜の講演は面白くなるかしら。


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