細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

研修、的なもの

2013-08-21 18:53:24 | 職場のこと

講演をする機会は昔から多い方だと思いますが、2011年の大震災の後、講演する機会が非常に多くなったように思います。

昨年度の2012年度も多かったのですが、今年度の2013年度は、コンクリートに関する講演や研修の割合が減り、防災関係のものが一気に増えてきています。

ところが、コテコテのコンクリートの研修が、明日から始まります。

横浜市から依頼されている技術職員のための「コンクリート診断」という夜間研修です。横浜市にはいろいろと人財育成の点で協力を依頼されており、これまでほとんどご協力してきたつもりです。この夜間研修は、昨年度に始まり、昨年は林さん2回×2時間、細田3回×2時間の合計5回で実施しました。日常業務を終えた夜に、多くの受講生が参加され、双方クタクタですが、何とも言えない充実感はありました。

今年度は、私が10月から不在にすることや、林さんも香川高専に異動になったので、さすがにこの夜間研修は受けられないかな、と思っていたのですが結局なんだかんだで、明日から合計3回で私が担当することになりました。横浜市の職員からも私の「熱い」?研修を受けたい、とのリクエストがあるとかで、本当かどうか知りませんが、そう言われると教師の血が騒ぎます。

コンクリート診断士、というコンクリート工学会の資格の試験があり、資格取得とリンクした研修ですので、それなりにニーズもあるようです。

もちろん、私でないと提供できない情報をふんだんに盛り込んで、充実した夏の夜にできればと思います。

8/22、8/29、9/9の3回で完了です。

もう一発、大物の研修ですが、9/3(火)の午後に、仙台にて、東北地方整備局の技術職員(事務所の職員も多数)の方々60名程度を相手に、品質確保の講演をします。夜は大懇親会もあるそうで、翌日の4日(水)の午前は、復興道路の実構造物にて品質評価法(目視評価)の体験をしていただきます。体験して、その意義を考えていただく研修です。

これはかなり重要な研修になることでしょう。

というわけで、防災に関する講演が増えてきておりますが、本職のコンクリートの研修は、やはり力が入りますね。「熱意だけでは・・・」という意見もよく聞きますが、私の熱意は他とは次元が違うのであって、その情熱でいろんな連鎖が起こって、実践につながっていく、ということをこれまでも何度も経験しておりますので、今回も「熱血」を地で行きたいと思います。
 


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