細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

JRグループ パリ事務所

2014-01-16 01:17:09 | フランスのこと

今日の午前は、出張?でした。

日本にいると、出張しかしていないんじゃないか、というくらい自分のオフィスで仕事をする時間が少ないですが、フランスでの時間はとにかくオフィス、家庭での時間が多いです。一人で来ていれば、間違いなく欧州をあちこち飛び回っているかと思うのですが、家族で生活しているとそういうわけにはいきません。最初は、その生活に自分が満足できるのかやや心配でしたが、じっくりと腰を据えて勉強したり論文を書いたりすることが心地よく、今はとても満足しています。まだ滞在期間の3分の1も終わっていませんが、徐々に行動範囲も広がってくるかと思います。4月以降は、国際会議やワークショップに参加する機会も出てくるので、国際出張を有効に活用したいと思います。

45才であれば、社会的に背負っているものももっと大きいと思うので、欧州でいろいろと飛び回った方がよいでしょう。今の40才の私は、 飛び回ってももちろん有意義とは思いますが、それよりも日本でできない腰を据えて取り組むことを徹底的にやるべきで、もしかするとまとまったこのような落ち着いた時間は最後になるのかもしれません。

前置きが長くなりましたが、今日の午前は、パリのコンコルドにあるJRグループのパリ事務所を訪問しました。東大コンクリート研の5つ上の先輩がおられることを紹介していただき、初対面でしたが、パリ事務所の所長も出てこられ、私はインターンで来ている学生2名を帯同しましたが、大変に話が盛り上がり、勉強になりました。

所長は10分くらいしか時間が無いので、という話でしたが、結局1時間以上私と話しまくっていました。

私もコンクリートばか(良い意味での)の状況はすでに終わっており、土木史の講義の経験や、興味の対象も広いこともあり、フランス、欧州と日本の違い、郊外から都市中心を貫く鉄道システムの歴史的な経緯(ドイツ、フランス、日本がパイオニア)、欧州と日本の教育システム、土木とCivil Engineering、などなど多岐に渡る話題が沸騰し、また夕食でもぜひ食べに行きましょう、と所長からお誘いいただきました。

その後、私は次女のお迎えが迫っていたので15分足らずで本題の欧州の鉄道の状況についてごく簡単にレクチャーいただきました。

すぐにご訪問できるので、また機会を改めて訪問させていただこうと思いました。

フランスにいると、日本にいるときよりも人とのコミュニケーションの機会、量は少ないと思います。少ないのが悪いのではなく、別の形で充実しているのですが、やはり私はコミュニケーションが好きなのだな、と改めて思いました。頭が活性化するし、とにかくポジティブに情報交換することは刺激的で大変に勉強になります。

その後、今日は水曜日ですので、正午前から次女のお迎えとお世話です。学生たちも家に呼んで、ラーメンをごちそうし(スープは手作り、ミニキャベツ、たまねぎ、マッシュルームが具。トッピングとしてボイルエビとゆで卵)、「次女との水曜日散歩 No.7」として、自宅近くのパリ日本文化会館に散歩に行きました。写真はFacebookでアップした通りです。National Gegraphicの秀逸な写真集"JAPON"を購入しました。


 


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