細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

1対1のコミュニケーション

2014-09-10 17:41:44 | 人生論

月曜日の夜にパリに到着しましたが、林さんが日本から私を訪問しに来てくれました。土曜日の夜に日本に向けて帰国するので、かなり長い時間、1対1でコミュニケーションすることになります。

私も家庭のマネジメントもあるので、さすがに毎日対応するわけにはいかず、今日の水曜日の日中は一人で行動(研究・教育のための取材活動。フレシネーの橋梁群の視察等)していただきますが、もちろんそのためのアドバイスは事前にしています。明日からは二人で南仏へ二泊三日で出張に行ってきます。

昨日、ロンドンへ日帰りで二人で出張してきましたが、とても有意義な時間となりました。事前には充実するかな?という余計な不安も感じるスケジュールでしたが、ケンブリッジ大学で研究のディスカッションもして今後の有意義な種まきもすることができ、結果的には大変に充実した時間となりました。ユーロスターも楽しかった。

林さんが昨日の終盤に言いましたが、「たった一日ですが、もう数日過ごしたくらいの濃厚さでした。」

彼は、私にとっては盟友であり、9年半を一緒に闘った同志です。細田研究室がよちよち歩きの頃から、どうやって自分たちの志を実現するかを、徹底的に本音で話し合い、実践してきた弟分です。

彼が香川高専に准教授で赴任してからは、すごく頑張っているようで、地元の多くの方々からも相当に期待を受けているようです。私とテクニックも性格も異なりますが、実現したい目標、夢は同じである、と 昨日は話してくれました。私の影響をいろいろと受けてはいるのだと思いますが、哲学を実現するために、彼らしく本当によく考えて実践していることがよく分かりました。兄貴分としてうれしい限りです。

先週、私を訪問してくれた岐阜大の国枝先生も、「基本は1対1のコミュニケーションだと思っている」とおっしゃっていました。私とコミュニケーションをするためにパリに寄って下さって本当にうれしかったです。「国枝先生は、信長ですかね?」と冗談で言うと、「油売りからやった斎藤道三のつもりでやっている」とおっしゃってました。成りきったもの勝ちでして、私は龍馬の気分で日本各地を飛び回っておりますので、時代は異なるものの、道三と龍馬がパリで熱く語り合っている気分でした。トップギアでの長時間の議論は大変に刺激的でした。

世の中には愚痴ばかり言う方々が多いです。私は基本的には愚痴を言う暇もないので、常にポジティブに考えますが、林さんも、国枝先生も、私との1対1の長時間コミュニケーションをすることで、精神が活性化し、エネルギーが充満するようでした。もちろん、私も多大なエネルギーをいただいています。

復興道路品質確保プロジェクトでは、私は「筆頭伝道師」の異名?をいただいていますが、皆さんとコミュニケーションを重ねていくことは、私の人生を通じてのミッションであると自覚しています。

世の中を引っ張る国枝先生や林さんのような方々を、徹底的に元気にしてさしあげる?(横柄ですが)ことは、非常に世の中に貢献する行為であると認識しています。

そのようなコミュニケーションの時間が極めて重要で、そのような時間を確保できなくなってきている日本の状況に問題があると思っています。

私は、日本に帰国しても、そのような大切な方々とのコミュニケーションの時間を創り出します。

明日からは、三日間、林さんと二人で過ごしますが、どのような時間になるか、楽しみです。 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿