原稿執筆の依頼を頂くことは、ありがたいことです。
そのテーマについて書きたいな、と元から思っていても、実際に原稿を完成させることはそれほど容易なことではありませんが、 執筆を第三者から依頼されて書く場合、難しい場合も多いです。
この年末年始にいくつか原稿の目鼻を整えますが、その一つは「社会との関わりを大切にしているあなたに書いてもらいたい」という程度の縛りで執筆依頼が来ました。
何を書いてもよい、という依頼ですが、現時点の私にいただいたチャンスだと思い、考えた結果、「コンクリート工学における技術の社会実装」というタイトルでチャレンジしてみることにしました。未熟者であるが故、原稿執筆は自身の考えを整理することになり、また自身の奥底に潜んでいるものを引き出すことになり、またもちろん勉強も必要になるので、大変に貴重な機会です。
実装、という言葉は重く、技術の社会実装、などというよく分かったような分からないような大きなテーマを設定してしまいました。
人間は、自分の経験したこと、勉強したこと以上のことを書こうとするとボロが出ますので、現時点での私の力量に見合った内容に落ち着くとは思いますが、着想の段階では自由度を持たせ、これまでの私が経験してきたこと、見聞してきたこと、を中心に着眼点を拾い出し、必要に応じて執筆とともに勉強し、書き上げていきたいと思います。
ブログも同様ですが、原稿執筆は着想が重要で、広げておいた着想のアイディア群をつなぎ、埋めていくように執筆していきます。
技術の社会実装は、私が生涯をかけて大切にしたいテーマの一つであり、まだまだ若輩ですが、現時点で書き得ることを残しておきたいと思います。原稿の冒頭に記しましたが、数十年後に、様々な経験を重ねた後に、もう一度チャレンジしたいテーマです。