細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

メモをとる,ということ

2008-04-17 17:54:53 | 人生論
今日と明日は示方書講習会で思い切り勉強です。
講習会の会場に行く前にコンビニでメモ帳を買いました。

講演,講習会などでメモを取る,というのは当たり前かもしれませんが,今日は新たに気付いたことがあります。

私は講習会などで取ったメモをあまり後で見返したり,それをファイルに整理したり,をこれまであまりしてきませんでした。もちろん,議事録を作ったり,資料を作る必要があるときにはメモを活用してます。

私は,メモを取る過程で,自分の頭を整理し,また自分の手でシャーペンで書く過程で記憶に刷り込まれる,という効果があると感じました。いくら集中して聞いて理解しても,受動的だと限界があるのです。メモに残す,という能動的な行動をはさむことにより,おそらく記憶への定着の仕方がかなり異なると思いました。いわば,私のブログ(こちらは別荘ですが)と同じ効果です。

今日取ったメモは後で見返すつもりでとってるので,さらに役立つことになります。

というわけで,明日もたくさんメモを取ります。

大阪で2日間勉強

2008-04-17 17:46:14 | 研究のこと
今日と明日は大阪でコンクリート標準示方書の講習会に出ています。
今朝,6時台の新幹線で間に合うので,非常に便利です。

示方書は今回は大幅な改訂でしたが,石橋さんが幹事長ということで,私には割と理解しやすい改訂方針・内容が多かったです。また,石橋さんの思いを取り込んだ示方書とあって,実務に使いやすいものへと変わっており,データも豊富なので,読み物としても非常に面白いと思いました。ボリュームがすごいのですが,しっかりと勉強しようと思いました。

丸2日間,講師の解説を聞きながら新しい示方書の勉強をできるのは幸せなことです。「施工編」の短繊維のところには,私も関わった合成短繊維の剥落対策のことがかなり記載されており,いろいろ思うところがありました。示方書の方針が大きく変わったことで,しっかりと研究・調査をすると,その知見が示方書に取り込まれ,実務に貢献できる領域が広がったように思います。

短繊維の剥落対策,プラスチック収縮抑制については,私も責任感を持って諦めて投げ出すことなく,地道に研究を続けようと思いました。