細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

元気なインフラ研究所 第2回セミナー(3月22日(金)15:30~、オンライン)

2024-03-15 07:56:53 | 研究のこと
3/22(金)15:30~、
元気なインフラ研究所の第2回セミナー(オンライン)を実施しました。動画は、こちらです。

元気研のコンソーシアムの情報もポスターの下にありますので、ご覧ください。



今後もセミナーは何度も重ねて実施していきます。膨大な既設インフラの維持管理はもちろん、新設インフラの品質確保と長寿命化、圧倒的な環境負荷低減型の建設材料の開発と実装、などを推進していきます。

セミナーなどで語られる哲学に基づいて、着実に実践、実装を重ねていきます。粘り強いこと、しつこいこと、良いことはいつまでも続けること、などが我々の取り得と思ってます。。。

元気なインフラ研究所のコンソーシアムへの行政機関の会員が増えてきています。民間企業の会員も増えてきています。

コンソーシアムが軌道に乗ってくると、会員限定のセミナーを開催したり、共同研究やコンサルティングなどもどんどん増えていくと思いますので、ご興味のある方はぜひ、コンソーシアムへの入会をご検討ください。こちらを参照ください

豊穣Cのプロモーションビデオ

2024-03-11 11:48:36 | 研究のこと

豊穣な社会研究センターのPVが出来上がりました。

豊穣Cのつながり方研究所の河野さん(客員教授)のコーディネートで、右脳に働きかける映像作成のプロが創り上げた作品です。

センターの目指すところが魅力的に伝われば幸いです。



都市基盤学科の卒論生たち5名の発表会

2024-02-23 06:43:18 | 研究のこと
3/5(火)の12:30~15:30の予定で、都市基盤学科の卒論生5名の発表会・対話会を実施します。ハイブリッドでの開催で、部分参加も可能ですので、ご興味ありましたら参加いただければと思います。



YNU都市基盤学科の卒業論文で、豊穣な社会研究センターの関連の皆さんに聴いていただいて議論したら面白いものをピックアップして、発表会をしてみることにしました。YNUの教員、豊穣Cの研究者や学外の豊穣Cの連携者たちを招いて聴いてもらい、対話できればと思います(基本、どなたでも参加可能です)。学生一人に発表・質疑・対話で30分ずつは確保できるかと思います。

1. 落合君(細田指導):分野横断・ビジョンドリブン型組織における参画者の意識変容・行動変容について → つな研
2. Yan君(細田指導):混和剤もしくはスラッジ微粉末を用いて製造した造粒ポーラスコンクリートの圧縮強度および透水性の比較 → 元気研

3. 渡さん(比嘉先生指導):社会生態システムを考慮した都市沿岸環境デジタルツインのフレームワーク構築 → もしも×可視化研、つな研

4. 李君(小松先生指導):地震応答解析を活用した建築物の倒壊リスク評価 → もしも×可視化研

5. 小林航汰朗君(比嘉先生指導):日本沿岸における自然共生社会に向けたインフラベストミックスのための地域特性の評価

会場:横浜国立大学の土木工学棟セミナー室を予定(変更になる可能性あり)

オンライン参加はZoomで
トピック: 豊穣な社会研究センター セミナー
ミーティング ID: 838 4255 1766
パスコード: 702778

研究の幅

2024-02-12 14:35:43 | 研究のこと

2月3日の土曜日に、毎年恒例の研究室の冬合宿を実施しました。過去、コロナ禍の時期を除いて、宿泊付きのまさに合宿での開催をしてきましたが、今年は現役学生たちの意向もあり、大学で実施し、宿泊なし、でした。今後、どのような形式で開催するかは、学生やスタッフともよく話していきたいと思います。私は宿泊付きが好きですけど。ちなみに、昨年、2023年2月の冬合宿についてのブログはこちら

今年の冬合宿も、前川先生がフル参加してくださいました。日常の研究室ゼミには参加されないため、特別感があり、M2や4年生の各研究に対する前川先生のコメントからは、私もいろんなことを感じさせていただきました。大変、贅沢な時間ですね。

一つ、感じたことに、「研究の幅」という観点がありました。前川先生のコメントで、研究に取り組む場合は、研究の当事者はどうしても視点が狭くなりがち、というものがありました。工学的な成果を出そうとすると、どうしてもある範囲の条件を設定し、その中で最適な解を見つける、というようなスタンスを取りがちです。あえて両極端の視点を持ってみて、物事の本質に迫る、というようなスタンスを持ちましょう、というようなコメントでした(より広い範囲に適用できる知見、技術であれば、真実に近いのでしょうね)。そうすることができれば、研究すべき課題はたくさん見つかるし、研究テーマに困ることもない。

研究すべきテーマが無くなる研究者が少なくないが、上記のような視点で取り組んでいないからではないか、と前川先生はコメントされました。

私自身も、40代半ばを過ぎるころに、研究者としての自信を失いかけた時期がありました。いろんな理由が複合していたように思いますが、今はその状況は脱し、現時点で研究者として自信がある、ということでは決してなく、研究すべきことがたくさんある、という状況にあると感じています。人間、やるべきことがたくさんあると、元気になります。

前川先生のコメントにあるように、視点を広く持つ、ということは以前から心がけてはいるつもりですが、今はさらに心がけるようにしています。

人との出会いによって、研究テーマが開拓された、という経験も何度もしました。生コン業界の猛者たちとの出会いで、オワコンやイワモルの研究テーマが拓け、このテーマだけでやるべきことがたくさんあります。また、以前から暑中コンクリートの研究をすべき、とは思っていましたが、これも私自身から身近な信頼できる研究者たちに発信したり、様々な周辺状況が折り重なって、一つの大きな動きになっています。豊穣な社会研究センターの設立により、挑戦すべき領域が大きく拡がり、様々な研究にいろんな優秀な方々と取り組める状況になり、逆にその拡がりに驚いている状況です。

私のような凡人で、根っからの研究者ではない人間でも、誠実に努力を重ね、真実に近づこうとし、心を開き、多くの方々と出会い、社会の課題を解決するという強い意思を持ち続ければ、工学の研究者として50歳になっても幅を拡げていける、ということを自分の人生で学びました。

今の私がそのように感じている、というだけで、人生は無常ですから、今後、どのように変化するか分かりません。私自身の状況も、周囲や社会の状況もどうにでも変わり得ると思っています。禅のマインドで、その瞬間瞬間を生きる、ということに尽きるかと思います。


禅、坐禅

2024-02-11 12:39:28 | 人生論

1月30日に、坐禅を始めました。横浜国立大学の豊穣な社会研究センターの部屋(高等研究院の207室)で、つながり方研究所の河野さんに指導してもらって、5分の坐禅をしました。それ以降、自宅や出張先のホテルなどで、一日15分の坐禅を日課にしています。

禅との明確なかかわりは、大愚和尚のYoutube番組の「一問一答」を見たことかと思います。コロナ禍の最中だったか、その少し前だったかと思いますが、たまたま大愚和尚の番組を見て、感銘を受けたり、様々な気付きがありました。たくさんの大愚和尚の動画を見て、悶々としていたこともあった私は、癒されたり、新たな考え方を取り入れたりしました。大愚和尚の本も数冊購入して勉強しました。大愚和尚の考え方は、私にも結構な影響を与えていると感じています。

その後、2023年2月にゼロ・ポイント・フィールドの考え方を知り、つながり方研究所のメンバーと、この考え方についていろいろと議論しました。禅の考え方と通じるところも多く、仏陀の言う「空」はゼロ・ポイント・フィールドのことであろうと私は思います。

ゼロ・ポイント・フィールドについては、2023年7月末にコーチング祭りでの講演の中で村松大輔さんのことを知って、著書を2冊読んで、理解が深まりました。

つながり方研究所の活動を通して、僧侶の島津清彦さんと知り合い、ご本人から著書をプレゼントしていただきました。「心が回復する禅問答」という素敵な本で、何も知らない青年と禅の僧侶との対話形式の本で、大変分かりやすく、読みやすく、禅の本質を理解できたように感じました。この本のおかげで、私の散歩や、毎朝のお弁当作り、毎日の通勤での山登り・山下り(上星川駅と大学間)なども、すべて禅なのだな、と認識することができました。読書も禅。

さらに、つながり方研究所の活動を通じて、浄土真宗の僧侶の新田崇信さんとも友達になり、新田さんは禅の方ではありませんが、禅の話でも盛り上がり、いよいよ潮時?という感じで、坐禅を始めることになりました。

1月26日(金)に福島大学の地域未来デザインセンターを新田さん、つながり方研究所の河野さんらと訪問し、その夜の懇親会で1/30に坐禅をやりましょう、という話になり、冒頭の207室での坐禅につながります。

坐禅を始める前に、鈴木大拙の名著「禅」を読み始め、私の最初の坐禅を指導してくれた河野さんに推薦された、鈴木俊隆の「禅マインド ビギナーズ・マインド」も坐禅を開始した直後から読み始め、鈴木俊隆の説くように坐禅の修業をするように心がけています。

禅や坐禅の極意は長い人生をかけて体得していくものとは思いますが、鈴木俊隆の言うように、坐禅とは「初心を持つ」ことであり、無心になり、空になることであり、坐禅に目的はない、ただ坐禅する、という気持ちで毎日坐しています。

豊穣な社会研究センター長に就任して一週間後に50歳になり、天命のつもりで全力の活動を重ねていますが、このタイミングで初心に戻る坐禅を始めることができたのは、とてもありがたいことだと思っています。

豊穣な社会研究センターでは、ほんとに多様な素晴らしい方々と出会うことができ、楽しいです。センターが創り出すつながりの場は、なるべく多くの方々に活用していただければと願っています。


元気なインフラ研究所 第1回セミナーと、能登被災地の調査

2024-02-07 08:09:35 | 研究のこと

2月6日に、高岡市役所から、豊穣Cの元気なインフラ研究所の第1回セミナーを開催しました。テーマは、「挑戦的なローカルモデルの創出と展開」でした。

動画はこちら

登壇者は、玉名市の木下義昭さん、愛知県の宮川洋一さん、豊穣C客員教授の松永昭吾さん、と私でした。私が共同研究をしている高岡市役所の橋梁担当者もパネルディスカッションに登壇いただきました。

私たちの目指すところが伝わったのではないかと思います。これからどんどんと実践を重ねていきますので、ご興味のある方は是非是非コンソーシアムの会員になってください。特に、行政関係で参加にご興味のある場合は、個人で加入するのか、組織で加入するのか、会費はいらないという情報があるが本当なのか、いろいろ気になるかと思いますが、遠慮なくお問い合わせください。

2月6日は、松永さん、木下さんとともに、朝6時に高岡駅前のホテルをレンタカーで出発し、能登の被災地に向かいました。14時までに高岡市役所に戻るという制約条件のため、今回は、穴水まで到達し、そこから能登島の橋梁などをしっかりと調査し、七尾を経由して戻ってきました。

大変な広域での災害である、ということが第一印象でした。家屋の倒壊や損傷も極めて数が多いですが、土砂災害や道路、鉄道、港湾などの被害も甚大で、上水道が機能していないエリアも広範であり、復旧、復興は相当に大変であることが直観的に分かりました。一方で、写真にもあるように、崖崩れの対策を施工してあった箇所ではグラウンドアンカーがきちんと機能しているなど、強靭化対策をしっかりと打ってあったところでは被害が抑えられており、改めて、地域、社会、国土の強靭化が極めて重要であることを認識しました。

元気なインフラの果たす役割とは、

〇 元気なインフラが、豊かで持続可能な社会を支えます。

〇 元気なインフラが、地域や社会の防災・減災力を向上させます。

〇 計画的で適切なインフラ整備が、都市への過剰な集中を緩和し、都市・地方が均衡的に発展できる国へと導きます。

〇 元気なインフラ研究所は、インフラが健全であるための技術、サステイナブルな材料技術、人財育成システムの構築に貢献します。

以下、被災地で撮影した写真です。


穴水の道の駅に。穴水が自衛隊の拠点となっており、災害支援チームなどの最前線の拠点というイメージでした。


家屋が潰れ、車も押しつぶされています。


倒壊した家屋の撤去なども進んでいません。


神社にもお参りいたしました。この神社の被害はそれほど大きくはなかったですが、今回の視察は、かなり多くの寺社が甚大な被害を受けている状況が見られました。


能登長寿大仏もお参り。


長大橋梁では被害が甚大であった、ツインブリッジのと。


PC桁の桁端部の損傷は、これまで見たことのないような損傷形態でした。詳細なコメントは、このブログでは避けますが、このような損傷を防ぐためのもう少し適切な補強筋等の配置が必要に思います。


崖崩れの対策がなされていた箇所は被害が生じていません。強靭化の重要性が一目瞭然です。


七尾の駅前にあるビルに入っている、災害支援のチームの拠点。熊本支援チームの拠点です。
私の教え子の赤間遼太さんが関与しており、このチームの活動を知っていたので、訪問しました。ボランティアの方々が頑張っていました。


元気なインフラ研究所 コンソーシアム セミナー第一弾!

2024-01-26 14:51:43 | 研究のこと

元気なインフラ研究所のコンソーシアム(元気コンソ)のセミナー第一弾を開催します!

どなたでも、事前登録なしで参加できます!

テーマ:挑戦的なローカルモデルの創出と展開

日 時:令和6年2月6日(火)15:00〜17:00
会 場:オンライン(下記のZOOMを使用)

https://us06web.zoom.us/j/84104173153
Zoom ID:841 0417 3153

配 信:富山県高岡市役所会議室


自律分散的な研究活動とイノベーション

2024-01-13 09:55:35 | 研究のこと

「自律分散」というキーワードが一番適しているのかは分かりませんが、私は自分たちの研究プロジェクトのやり方を説明するときによく使うキーワードです。

プロジェクトや組織運営にはいろんなやり方があるのはもちろんです。

私も一つのやり方でやっているわけではありません。私にもいろんな役割があるし、すべての役割がリーダーというわけでももちろんありません。

自律分散的で活発な活動を展開するチームを組織するためには、チームメンバーが共鳴する明確なヴィジョンや目指す方向性があることと、チームに集まるメンバーの能力が高いこと、が必要と思います。もちろん、集まるための手段(今であれば、便利な交通手段やWeb、SNSをフル活用するのは当たり前)や、最初から能力が高くなくてもそのチームの中で能力を養成できること(学生はその好例)なども、もちろん重要です。

豊穣な社会研究センターは、「自律分散」的に運営したいな、とは思っていますが、今のところ、強いリーダーシップによるけん引と、自律分散的な動きが混ざってきている状況です。

豊穣Cの中の、元気なインフラ研究所は、自律分散的な動きが活発なチームであり、これからどんどん進化していくと思います。
特に、元気なインフラ研究所の中のチームである、HAYN隊(ヘイン隊、すなわち変態の集まり)は自律分散の極致かな、と当事者の一人として感じます。逆に、制御しようにも、抑えて留まるような連中が集まってません。。。HAYN隊は、建設材料の技術開発チームですが、得意とするのは、生コン、セメントやコンクリート系の環境負荷低減型の建設材料です。実行力のある生コン会社の社長たち、工場長など、ポンプ会社の社長、学生、地方自治体のエース技術者、コンサルタント、学者、などが自由な組織を形成し、まさに現場から生まれるイノベーションを連発していくチームです。会議も臨機応変、誰と誰がどこで会っているかも勝手ですし、横浜国大の留学生は日常的に静岡県伊豆長岡の生コン工場で実験している。学術論文も発表するし、開発した材料はすぐに社会実装。。。

HAYN隊は一つのモデルと思いますが、このような超自律分散的なチームのエネルギーも活用して、元気なインフラ研究所(長いので、「元気研」)や、豊穣Cをドライブしていきます。

一応、HAYN隊の名前の由来は、「細田(H) 暁(A)と愉快な(Y)仲間たち(N)」から来てます。というわけで、一応のリーダーは私。。。(のはず。。。)

さて、HAYN隊も包含する、元気研のターゲットは、日本中(いや、世界も含む)のインフラであり、私が得意とするのはコンクリートが関係するインフラです。コンクリートのインフラは種類も多く、数も膨大にありますが、インフラを新たに建設するときに、長持ちするように造るための技術やシステムの研究が一つの核です。「山口システム」はその発端であり、私がすでに15年近く関わってきたものであり、この発展や展開もまだまだ続いていきます。

元気研のもう一つの核は、すでにある膨大なインフラの維持管理を良いものにしていくことです。何も課題がなければ放っておいてもよいのですが、とにかく課題だらけ、なのです。特に、地方自治体が管理するインフラの維持管理の問題は、相当に根が深く、手ごわい問題と思いますが、それと格闘していく心強い同志たちが集まってきていますので、私も人生の一部をかけて(ミッションがたくさんあるため)チャレンジを続けたいと思います。

豊穣Cの3つの研究所の1つである、つながり方研究所(つな研)も、自律分散的な運営が向いているチームと認識しており、様々な自律分散的な研究プロジェクトが生まれてきています。今のところ、つな研も私が所長を兼務している状態ではありますが、まずもって、私はつながり方の専門家ではありません。つな研に集う方々はまさに多種多様なプロであり、私も彼らから数多くのことを学ぶことのできる自律分散的なサロンができてきています。

すでに、つな研のつながりの中には、僧侶も二人おられます。私は、お二人ともかなり懇意になりました。まさか、土木工学の研究者と、僧侶が、一緒に研究をすることになどなるとは思っていませんでしたが、今は自然体で仲間がどんどん増えてきています。

つな研では、例えば、次のような研究がスタートしようとしています。

・「和のコーチング」の開発と大学との連携
 コーチング、という仕事があります。つな研は、東京コーチング協会と連携を始めていますが(コーチングの詳しい説明は、Webをどうぞ)、細田の認識は、コーチングという、人の能力を最大限に発揮させるための、伴走者的役割(コーチ)は、社会の様々な場面で必要とされる、というものです。それこそ、私のような大学の教授は、学生の指導もコーチング、企業や行政などに対してもコーチングしているわけです。(コーチングというしっかりした手法を学んだわけではありませんが。)
 そこで、東京コーチング協会に所属するメンバーと、「和のコーチング」プロジェクトを始めようとしています。日本の魅力・ポテンシャルに気づき(もちろん腐りきった日本の課題もしっかりと把握)、日本由来の手法(日本的仏教などもその一つ)もふんだんに取り入れたコーチングというものを開発し、大学で情報発信し、ゆくゆくは横浜国立大学の都市科学部の正式な講義にしたい!と思っています。コーチングって、コーチをする側にも、コーチをされる側にも、いろんな方がなり得ると思っています。母親もコーチだし、少しくすぶっている大学の准教授とかそれこそ教授だってコーチを受ければよいし、大学の学長だってコーチを受けた方がよい場合もある。
 さてさて、どんな展開になりますでしょうか。

・センサーによる心身の活性度等の計測・評価と、それを活用した・・・?
 これも、とりあえず、センサーを4つ購入して、1つで私自身のデータを計測し始めました。いろいろ規定もあるので、まだ詳細は書けませんが、私自身大変魅力を感じています。
 例えば、上記のコーチング。コーチの達人たちはもちろんいますが、彼らのコーチングの本質とは?同じように、カリスマ教師っていますよね。予備校とか大学とかにもいます。とにかく講義が面白い、講演が面白い。聴いていてワクワクする。授ける側と受ける側、どちらもセンサーで計測できます。分析するといろんな情報が出てくるのは当たり前ですが、さてさて、これもどんな展開になりますやら。

他にもつな研では、様々なプレーヤーが、様々な動きを、自律分散的に実践していくことになるでしょう。

豊穣Cの活動は、豊穣Cに所属するメンバーが、センターの外、大学の外の方々と縦横無尽に連携して展開していきますので、ご興味のある方は遠慮なくお問い合わせください。


2023年の振り返り

2023-12-31 12:32:40 | 人生論

2023年の大晦日となりました。このエッセーは浦和の実家で書いております。

まさに世界が激動となり、馬渕睦夫さんによると「2023年に世界の大転換がすでに生じた」とのこと。人類史で少なく見積もっても100年に一度くらいのパラダイムシフトがすでに生じた、ということですから、とんでもない激動になっていくことは確実でしょう。まだ何が起きたか気づいていない方は、ぜひ馬渕さんの著書や動画でフォローしてみてください。

さて、私個人も2023年にはいろいろな出来事があり、まさに全力で駆け抜けてきた感が強いです。ほとんど休日もなく、明らかな休日は数日くらいでした(ある一日は9月19日に大雄山最乗寺に登山・お参り。ある一日は11月4日に友人と筑波山に登山。ある一日は12月29日に昭和記念公園でハーフマラソン)。結局、休日もダイナミックに活動しており、寝転がって過ごす休日はほとんど無かったように思います。

2023年は2月に、田坂広志さんの「死は存在しない」という著書を紹介されて読み、「ゼロ・ポイント・フィールド」という概念を初めて知り、今年の自分の転換の一つの大きなきっかけとなりました。その後、田坂さんの著書や動画をフォローし、7月末には東京コーチング協会のコーチング祭りという三島でのイベントにゲストで呼んでもらって、そこでのコーチングの達人たちの講演の中で村松大輔さんのことを知り、2冊ほど著書を読んで、「ゼロ・ポイント・フィールド」や量子力学の世界の概念について、認識を深めることとなりました。ブッダの世界観と量子力学の世界には共通点も多いように思われ、ある意味で、宗教と科学の融和、という壮大なテーマなのかもしれません。

仏教にも多大な興味があり、多くの著書や動画などを勉強していますが、ゼロ・ポイント・フィールドとの出会いは、私の今後の人生にも大きな影響を与える出来事、きっかけでした。

2月には、ドテラのアロマオイルを始めました。友人に勧められ、始めましたが、すっかりはまってしまいました。10ヵ月以上経過しましたが、睡眠前・中の寝室でのディフーザー、風呂上がりや日常の顔・肌のケア、香水もやめてドテラのオイル、洗濯の洗剤、衣類や靴のスプレー、などすべてドテラの製品に切り替えました。自分でオイルをブレンドしたりしており、これも私の人生に大きな転換をもたらしました。

ついでに食生活について。2022年4月6日から断酒し、そのままずっと継続していますが、飲みたいとは全く思わず、すでに1年9ヵ月。主食は白米を大幅に増やすことにし、食事メソッドは、柏原ゆきよさんのメソッドに従っています。白米を相当な量、食べるメソッドですが、非常に健康で、以前は肌荒れもかなりあったのですが、肌の調子も極めてよいです。体重は63kgくらいをほぼずっとキープで、引き締まっています。

そして、2023年4月から、豊穣な社会研究センターが設立され、センター長としての業務が始まりました。普通の大学教授と兼務ですので、忙しくなるのは当たり前なのでしょうが、まあそれにしても忙しいこと。3つの研究所(元気なインフラ研究所、もしも×可視化研究所、つながり方研究所)を抱えるセンターの長として、まともな研究センターとして機能させるためには、ありとあらゆる努力を実践する必要があり、まさに全力でやってきたと思います。センターが今後、どのような展開を見せるかは、乞うご期待、です。

豊穣Cで活動をともにする同志たちとも出会うことができ、私にとっても新しいチャレンジが続きますが、私の50代を捧げるチャレンジとなるでしょうから、やりがいも大きく、使命感に燃えている状況です。

2022年度から職務としている、留学生プログラムのディレクター職も2年目となりましたが、比較的順調に推移しており、文科省の奨学金プログラムの継続審査も無事に合格し、ディレクターの責務を果たしてホッとしています。

4月に50歳になりましたが、まさに体力勝負。膨大な業務を元気にこなし続けるためにも、とにかく心身の健康がすべてといって過言ではありません。幸いに、メンタル面がへたることもなく、身体面では7月に股関節痛が発生しましたが短期で回復し、3回の海外出張(ベトナム+シンガポール、パキスタン、ウズベキスタン)も無事にこなすことができました。半月後の1月には久しぶりのヨーロッパ出張でイタリアに行く予定です。

心身の健康を維持するため、まさにありとあらゆる努力と修業を重ねている状況で、毎朝の体操+柔軟体操、2週間に一度のカイロプラクティク、ほぼ毎週のスーパー銭湯でのサウナとリンパドレナージュ、日々のウォーキング(通勤での上星川駅からの山登り+下り)、毎朝の娘たちのお弁当作りなど、習慣が仕事のパフォーマンスを支えています。

運動も基本は日々のウォーキングとなりました。一番手軽だし、体への負荷も小さいし、とにかく散歩は楽しい。3月から12月の10ヵ月は、すべて月間平均で10000歩以上/月を達成。特に、10月は13,236歩/月、11月は13,933歩/月と頑張りました。また、一日10000歩以上の連続日数記録も77日(9月16日~12月1日)という自己新記録を作りました。歩く、という行為と様々な記録をつなぎ合わせて、趣味にしてしまいました。

年末も基本的には1月8日締め切りのJCI(日本コンクリート工学会)の投稿論文の添削。8本程度の投稿となりそうで、空いている時間はとにかく添削。

そのまま年始に突入しそうですが、突っ走れる間は走り続けようと思っています。

2024年も心身の不調がなければ、同じように走り続けると思いますが、ご一緒いただく方々にはお世話になると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

数年以内くらいに、3ヶ月程度の海外滞在を考えています。居心地の良い国(例えばベトナム)に拠点を置いて、心身のリラックスと、研究・執筆活動などに専念する充電期間です。それを夢見て、走り続けようと思います。。。




豊穣C、元気なインフラ研究所のコンソーシアム設立! 会員募集しています。

2023-12-31 12:00:21 | 研究のこと

私がセンター長を務めております、豊穣な社会研究センターの中にある3つの研究所の一つ、「元気なインフラ研究所」のコンソーシアムが設立されました。

元気なインフラ研究所の目指す方向性は、上記のリンクでもすでに発信しています。

コンソーシアムがどのようなものなのか、4分程度で分かる動画も公開しています。

コンソーシアムの規約はこちら

2023年度は会費は無しです。会員資格は各年度の年度末までで、新年度になると更新の手続きが必要となります。2024年度以降は、基本は年会費5万円(1法人ごと)。会費を請求しない場合(例えば行政機関など)もあるので、センター長の細田にお問い合わせください。

コンソーシアムへの参加申込書も、ワードで一枚ですので、お気軽にお問い合わせください(ims-hojyo@ynu.ac.jp まで)。申込書の提出先も、同じメールアドレスで大丈夫です(ims-hojyo@ynu.ac.jp)。

2023年度中に少なくとも1つ、できれば2つ、コンソーシアムのイベントを開催する見込みです。

初回は、おそらく2024年2月6日午後に開催予定で、発信は富山県の高岡市から。オンラインで視聴できるようにする予定です。テーマは「地方自治体のインフラの維持管理を元気に!」という感じ。

熊本県玉名市の素晴らしい橋梁維持管理と、これからスタートする富山県高岡市の橋梁維持管理のスマート化(細田がアドバイザー)のコラボとなります。玉名市の木下義昭課長補佐(博士(工学))とそのブレーンの松永昭吾さん(横浜国立大学客員教授、もちろん豊穣Cの重要メンバー)と、細田とで高岡市に応援に駆け付け、その場で元気なインフラ研究所のコンソーシアムの初回イベントをやっちゃいます。

コンソーシアムの会員になれば、公開セミナー以外の情報もどんどん入ってくるようになると思いますし、コンソーシアムの中で立ち上がる共同研究や、コンサルティングなども利用しやすくなりますので、「開かれた大学」のモデルとして、フル活用していただければと思います。

インフラはもちろん橋梁だけに限りません。人々の暮らしを支える様々なインフラが元気になるように、そしてインフラに関わる人々も元気になるように、できることは何でもやろうと思います。

維持管理はもちろん、新設インフラの品質確保・長寿命化や、将来のインフラに活用する建設材料の技術開発、維持管理に活用する材料・技術の開発、インフラに関する制度やシステムの研究、そして人材育成のための活動などなど、ガンガンやっていこうと思いますので、ぜひぜひ仲間になってください!


年末のハーフマラソンを前に

2023-12-27 11:15:15 | 人生論

世の中は年末モードですが、25日から熊本へ年内の最終出張に出かけたたため、まだまだ年が終わる感じがしておりません。おまけに、27日の午前に熊本空港から羽田に戻り、到着直後にオンラインでの会議、そして午後は土木学会で品質確保・長寿命化の235委員会+懇親会、と全力モードが続きます。

28日は少しリラックスし、職場での仕事納め(机の片づけとか、親族へのカレンダーなどのプレゼンとの持ちかえり、少々の事務仕事程度)をして、整体+銭湯+リンパドレナージュで体を癒し、29日の昭和記念公園でのハーフマラソン(3年連続3回目)に臨みます。ハーフマラソンもあるので、気持ちは張っており、完走した後は、お気に入りの立川駅構内でのカニチャーハンでの昼食と、行きつけのスーパー銭湯(二日連続)でリラックスの予定。これで一年が終わった~、と一息付ける見込み(気持ちよく完走できることを願う)。

12月も一所懸命でしたが、怒涛のように過ぎ去りました。12/1からウズベキスタンに出張。初の中央アジアで、大変貴重な体験をいろいろとさせていただきました。

あまり予習せずにウズベキスタンのタシュケントに乗り込みましたが、歴史、文化、伝統、食文化などに濃密に触れることができ、すでにウズベキスタンの教え子が母国に戻っており、大変な歓待をしてもらいましたが、今後のウズベキスタンとYNUとの連携に少しでも貢献できればと思いを強くしました。

ウズベキスタンから帰国後、咳が出るようになりましたが、発熱することもなく、徐々に咳も収まり、仕事には何の支障もなく、週に一回程度のジョギングで軽めにハーフマラソンに向けて体調を整えてきました。

高岡市(橋梁維持管理システム)への弾丸出張や、熊本県玉名市の廃棄物有効利用オワコンによる雑草対策プロジェクトの2泊出張なども極めて良好な形で終えることができ、豊穣な社会研究センターの元気なインフラ研究所のプロジェクトも順調に始動しています。
オワコン玉名プロジェクト 宮本ブログその1
オワコン玉名プロジェクト 宮本ブログその2
オワコン玉名プロジェクト 宮本ブログその3
オワコン玉名プロジェクト 宮本ブログその4

年内の講義も無事に終え、通常は金曜日の午前に実施している「土木史と文明」は、12/26は学而暦の関係で金曜日の講義を実施する必要があり、何と、玉名市役所の会議室でオンライン講義を行いました。玉名プロジェクトの同志や、玉名市役所の職員の希望者たち、合計で15人くらいが、会議室で私の講義を聴講する、という異例の状況でしたが、楽しく講義をすることができました。会議室で聴いた方々も、大変面白かったとの感想をいただき、様々な刺激を受け取っていただけたようです。一つの講義が、60名くらいの現役学生の聴講生や、会議室で聴いてもらった大人の方々、それぞれの個人に向けて、縦横無尽?のメッセージをお届けできたようで私もやりがいがあります。こうやって、一つ一つの講義においても大切な時間を積み重ねていくことが、素晴らしい将来につながっていくものと信じています。

12月23日ごろから、年末年始の論文執筆・添削モードに入っておりまして、28日からこのモードが加速します。かなりたくさんの和文、英文の論文を投稿しますので、執筆者の学生や学外の共同研究者たちと無数のやり取りを重ねていきます。年末年始もずっとこの作業を続けることになりますが、もはや毎年の恒例行事なので、上手に気分転換しながら、クリエイティブな時間を楽しみたいと思います。

2023年の総括は、もう一本、ブログを書こうと思っているので、そこに譲ります。

今年はとにかく心身のケアに注力し、「習慣」により高いレベルの健康を保ち、まさに全力で仕事に取り組んできました。その仕上げが、ハーフマラソンになります。天気も良さそうなので、健康に生活させていただけていることに感謝の気持ちを抱きながら、走りたいと思います。


ウズベキスタンに到着する前のトラブル

2023-12-04 20:37:26 | 人生論

ややレアな事例かもしれませんが、空港で襲われたりすると危険ですので、ご参考までに。

下記は、12月2日の早朝に、ソウルの仁川(Incheon)空港にいたときに書いたものに少し加筆したものです。

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Incheon空港におりますが、なかなかひどい目に会いました。

今回の出張は、成田からソウル乗り継ぎで、タシュケントに行くのですが、ソウルに23時台に着いて、翌日の午前11時くらいにタシュケントへ出発、という行程なので、事前に空港内のホテルを予約していましたが、結局泊まれませんでした。

成田のKorean Airのチェックインカウンターのスタッフのミスと思います。仁川のTerminal 2に到着し、ホテルはTerminal 1のTransit Hotel。結論としては、仁川までと、その先のTashkentまでの航空券を成田で発行し,仁川では出国せずに空港内でTerminal 1に移動して、ホテルに宿泊すべきでした。

ですが、スタッフが、あなたは一度出国するから、Tashkentへの航空券は仁川で発行と言われ、疑いもしませんでした。

仁川に深夜に着き、出国し、Terminal 2から1へは、シャトルバスで20分もかかりました。シャトルバスの最終便。最初、歩いていけるくらいかな、と思ってましたが、何でこんなに遠いの、と思うくらいバスが高速で走る走る。

やっとこさTerminal 1に着いても、ホテルのあるはずの4階へ行く手段が何もなく、どうしようもなく途方に暮れました。いろいろと聞ける人に聞いてみても、ホテルは空港の中にある、というような説明で、行き方が分からない。結局、ホテルは空港でチェックインして出国した先のスペースにあるそうです。

仕方なく、空港のイスの上で寝ました。

ホテルのホームページを見たら、乗り継ぎ客用のホテル、なので、韓国で出国したらアウト、ですね。この情報をきちんと確認していなかった、自分のミスですね。

まさかこの年で、ベンチの上で寝るとは思いませんでしたが、よい経験?でしょうか。かなり寒かったです。

今回は、自宅を出る時も、品川駅構内に入ってから、スマホを忘れたことに気付き、ダッシュで家に戻って取りに帰り、何とか予定のNEXに乗れましたが、気を引き締めないと、いろいろトラブルが続きそうです。

何とか無事にタシュケントに到着できればと思います。

11月も終わりました。。。

2023-12-03 11:12:49 | 人生論

私のこれまでの例年は、10月から繁忙期に入り、5か月間、2月末ごろまでかなり忙しい時期が続く、という生活を繰り返してきました。

昨年度、自分の役職が変化し(留学生プログラムのディレクター、豊穣な社会研究センター長(2023.4~)に向けた準備)たこともあり、さらに忙しさが増しました。

今年度からは、豊穣な社会研究センター長にも就任し、一日仕事をしない日という休日がほとんど無いような状況となりました。

2023年10月は、10月としてはこれまでの人生で最も忙しかった10月だと思いますが(2月など、10月以外では限界を超えたときも何度かありましたが)、ヘロヘロの状態で終了しました。11月は少しワークとライフのバランスを、などと思い、11月4日の休日には友人と筑波山に登山したりしました。結果的には、月間の平均歩数/日が13933歩と過去の最高を記録し、月間平均10000歩/日以上も9か月連続に伸び、10000歩以上/日の連続日数記録も77日まで伸びて12月1日まで続き終了しました(ウズベキスタン出張により)。健康には徹底的に配慮したつもりですが、次から次へと襲いかかる?業務を淡々とこなし続けた、という11月でした。

10月以降が忙しい理由の一つが、手のかかる講義がいくつかある、ということでもありますが、土木史と文明や、国際プロジェクトマネジメント(留学生用講義、私の担当は11月17日で終了)も順調に進み、11月もあっという間に終わってしまいました。

12月1日の夕方から、ウズベキスタンに出張しましたが、出発直後や、経由地の仁川空港でトラブル勃発。トラブルについては別のエッセーで報告します。何とか、トラブルを克服して、無事にタシュケントに到着し、教え子に出迎えてもらい、快適な状況に復活し、滞在中のミッションをしっかりこなそうと意欲に満ちている状況です。

1月8日が締切りの学会の投稿論文に、今年は結構な数の論文を投稿する予定です。年末年始もそれらの添削で休む暇はありませんが、投稿予定の方々(学生たちや共同研究者たち)も頑張る気満々と思いますので、クリエイティブな時間と思い、楽しみたいと思います。

こちら、ウズベキスタンのタシュケントで私をもてなしてくれている教え子のSohib君も、修士課程中に実施した研究を、上記のJCI年次論文集に投稿予定で、第1稿をすでに私に提出してくれている状況です。これから添削を重ね、しっかりした原稿を投稿したいと思います。学会は愛媛で行われる予定で、Sohib君も、同じ釜の飯を食った仲間たちと学会で再会できるであろうことを楽しみにしており、そのためにも私がしっかり添削してあげようと思っています。大事な積み重ね、ですね。

今回の出張中も、出張そのもののミッションをこなすことは当然のことですが、本日も1時間半後に日本で開催されているベトナム人のアカデミアたちの学会でKeynote presentation(オンライン)をしたり、数日後に締め切りのかなり重い事務仕事を少しずつ片づけたり、土木史の学生たちの論文を評価したり、とやることだらけではあるのですが、いずれもやりがいのある仕事を思うようにして(実際思っていますが)、時間を有意義に使おうと思っています。飛行機の機内も、仕事しているか、寝ているか、のどちらかです。。。

本日は日曜日のため、こちらの時間で9:00から30分ほどオンラインで英語での講演をした後、Sohib君が迎えに来てくれて、市内視察の予定です。旧ソ連国の中で地下鉄のある国はほとんどないそうで、ウズベキスタンのMetroにも乗ってみる予定です。楽しみ。。。

12月もスタートしました。12月29日に3年連続となりますが、昭和記念公園でハーフマラソンを走って、1年の活動を終えることとなります。それまで心身の調子をしっかり保って、走り続けます。。。


学生の論文について、お知らせ

2023-12-03 11:04:30 | 教育のこと

私が全力で講義している、「土木史と文明」ですが、今年で早、13年目となりました。

毎回、学生たちが書く論文も素晴らしいものが多く、ぜひとも全国の、全世界の皆さんに読んでほしいものがたくさんあり、これまでは私のブログで公開してきましたが、

大学当局としては、「講義における学生の答案」を公開することは、情報の取り扱い上の規則に抵触するため不可、とのことです。

論文と答案を一緒にされても困るのですが、

学生たちが自分自身と誠実に向き合って全力で書く論文を、ぜひ皆さんにも読んでほしかったのですがね。。。

いろいろ考えまして、結果的には、受講生の間で読めるようにシェアすることにしました。それだけでも効果はかなり残るようです(そのように、学生の努力に対するフィードバックの無い講義がほとんどだそうです。要は、レポートを出せ、というだけの講義。)。

また、いくら学生たちが頑張って書いたとはいえ、私のブログで公開し続けることにはやはり問題もあると認識しました。学生たちも文責を取り続けなくてはなりませんので。

いずれ、秀逸な論文を集めた本を出版してもよいのかもしれませんね。いろいろ考えてみます。

というわけで、一部の方には数年に渡ってお楽しみいただいてきた、学生たちの秀逸な論文を公開できなくなりましたが、ご了承ください!


成果報告会(11/27(月)午前):土木学会356委員会(養生および混和材料技術に着目したコンクリート構造物の品質・耐久性確保システム研究小委員会) 

2023-11-13 09:48:12 | 研究のこと

土木学会の356委員会(養生および混和材料技術に着目したコンクリート構造物の品質・耐久性確保システム研究小委員会)の成果報告会が、11/27(月)午前に開催されます。

申し込みは、下記です。ハイブリッド開催です。
https://committees.jsce.or.jp/concrete26/

以下が、詳細なプログラムです。委員会報告書もPDFで入手できますので、ぜひぜひご参加ください!

土木学会356委員会成果報告会(司会:渡邉幹事長)

 10001010 委員長挨拶(細田委員長)

WG1 (養生による品質確保技術について)(伊代田主査他)

 10101013 はじめに・養生の重要性(2.1):(伊代田主査)

 10131017 養生日数の延長と物質移動抵抗性(2.32.4):(伊代田主査)

 10171021 低熱・高炉高含有セメントなどの養生の考え方・実験例(2.2.1-2.2.2):(伊代田主査)

 10211027 低熱セメントの養生日数の検討(2.2.3):(渡邉幹事長)

 10271033 寒中コンクリートの養生の考え方(2.5.1):(吉田委員)

 10331039 寒中コンクリートの養生の実例(2.5.2):(音道委員)

 10331040 養生WGのまとめ(2.6):(伊代田主査)

WG2 化学混和剤による品質確保について(菅俣主査他)

 10401045 WG2活動のoverview (混和剤の活用による各種品質確保技術):(菅俣主査)

 10451055 スランプ保持剤の紹介,性能,用途,効果の基本情報:(齊藤委員)

 10551105 事例紹介(筒井委員)

 11051120 暑中コンクリート用混和剤の試験規準案制定および2023年版施工標準への反映についての調査活動:(菅俣主査)

WG3(現場における品質確保について)(子田主査他)

 11201123 はじめに(4.1):(子田主査)

 11231138 施工記録データベースの活用(4.2):温品委員

 11381143 目視評価法の評価方法の改善(4.3):吉村委員

 11431153 北海道における品質確保の取組み(4.4.2):吉田委員

 11531158 東北地方における品質確保の取組み(4.4.3):佐藤委員

 11581203 東北地方の地場橋梁メーカーが挑戦した RC 床版の高耐久化(4.4.4):音道委員

 12031208 国土交通省近畿・中国地方整備局の試行工事(4.4.54.4.6):三方委員

 12081218 沖縄県における品質確保の取り組み(4.4.7):風間委員

 12181220 まとめ(4.5):子田主査

 12201225 閉会挨拶(渡邉幹事長)