あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

渋柿をついばむ鳥を見たら、どう思うべきか?

2016-12-22 06:25:48 | 日記
理想の思考パターン

 ユニークな考え方、独特な物の見方、人と違ったそんな思考パターンを
身に着けられたらいいな、と思います。
「変わった視点だね」は誉め言葉だし、「どうしたらそんな切り口が思い
つくの」は最上級の称賛です。
 自分にしか無い独自な目線を手に入れたいけれど、理想に少しでも近づ
けているだろうか、そんな事を考えながら歩いていました。

 毎週木曜日はウォーキングの途中で見かけた野鳥を取り上げています。
今週は メジロ科 メジロ属 メジロ です。

 随分歩いたので公園のあずまやで一休みです。
目の前には冬の陽ざしを浴びる大きな1本の柿の樹。
たわわに実っていますが誰も採らないので、朽ちて落ちるのを待つばかりです。
それもその筈、一度興味半分で口にしましたが何時までも渋が消えなくて
ひどい目に遭いました。
かなり強烈な渋柿です。
 それでも冷やかし半分で手にする人が時々はいる様で、背が届く範囲の枝
からはすっかり実が消えています。
その代り高い場所では枝がしなる程多くの実が着いていますが、その高さでは
鳥しか手が届きません。

 その柿の木にきれいな鳥が飛んで来ました。
羽が黄緑色で目の縁が白い、そうメジロです。
繁殖期にはつがいで行動していますが、寒くなると群れを作ります。
今日はどんな組み合わせなのかペアで行動しています。
 枝から枝へせわしなく動き回り、実にぶら下がって中身をついばみます。
そう言えばこの樹にはヒヨドリやムクドリも飛んで来て柿をつついていました。
ひと口ですぐに飛び去ったものもいれば、何時までもつつき続けて最後にはヘタ
と皮だけ残して飛び立ったものもいました。
 そこで思ったのです。
鳥って、こんな柿でも渋くは無いのかと。

呆れて一言

 同じ事を考える人が多い様で、検索すると「鳥は渋柿を食べるのですか?」
の質問が沢山ありました。
それに対する回答も次々と出て来て、正にめじろ押しの状態です。
 それらを幾つか転載させていただきます。
<甘い部分だけを食べる>
<完熟してトロトロになった部分を食べる>
<霜に何度か当たって渋の抜けた所を食べる>
<賢いので赤くても渋い間は食べず、熟して甘くなると食べる>
更にはアカデミックに
<渋柿をつついて傷を着けるとそこが乾燥する、するとアセトアルデヒドが
できてタンニンに結合するので渋が抜ける、鳥は干し柿作りの仕組みを知っている>
なんて答えまで盛りだくさんです。

 他にも書ききれ無い程沢山の同じような質問と数々の回答がありました。
それを目にすればメジロだって、目を白黒させながら驚いて言うでしょう。
「渋柿をつつく鳥を見て、『渋くても平気かな』だって?
そんなの見たまんまじゃねーか、何処が独自な目線だっつーの」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« このオオスズメバチ、生かす... | トップ | 番外編第2位「猪木が巌流島... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事