Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

「1408号室」

2009-11-27 10:07:37 | 私の日々
この映画、すごく怖そうだけど、観たいと思っていたら、
ある日の夜、スカパーで始まってしまい、引き込まれてしまった。

(ネタばれありです)

怪奇現象の起きる部屋に泊まっては、それをネタに小説を書いている作家。
ジョン・キューザックが演じている。
ほんとうは超常現象など有り得ないというのが持論。
彼のところに一枚の絵葉書が届く。
「ドルフィンホテルの1408号室には泊まるな。」

電話で予約をいくら入れようとしても、断られる。
直談判にホテルを訪れると支配人からファイルを見せられる。
そこで、自殺、怪奇な死を遂げた人々のファイル。
サミュエル・ジャクソン演じる支配人が、「これだけでも10人以上、
そして自然死を入れると50人。」
一月に一度掃除をするが、ドアを開け放して数人で入り10分で終了させる。
しかしバスルームに閉じ込められたメードは救出した時、
すでに自分を傷つけながら笑っていた。
これだけ脅かされたのに、半ば強引にこの部屋に泊まる。

こんな感じで映画は始まるが、ここから先、一人で泊まるホテルで、
経験するいろいろな出来事。
人のいる気配、誰かに見られているような雰囲気、
誰もいないはずの部屋で音がしたり、突然ラジオが鳴り出したり、
窓が閉まったり。
度々なり始めるラジオの曲がカーペンターズの"We've Only Just Begun"
のどかな曲だけによけい怖い。

そのうち亡霊が次々とやってきたり、襲われたり。
ところが、一番の恐怖は自分の中で1番辛かった出来事を、
克明に思い出していく、それが突然ついたテレビの画面に、
そして目の前で再現されていく。

この邪悪な気に満たされている部屋から出ようにも出られない。
とうとう逃げることをあきらめ、自らこの部屋を世界から消し去るために、
火をつける。

消防隊に助け出され、別居していた妻も駆けつけてくれて、
怪我が治り、二人で新しい家で生活を始めようとした日。
残されていた荷物の中からあのホテルの部屋に持ち込んだレコーダーが出てくる。
それを妻が捨てようとした時に、彼はスイッチを入れてしまった。
録音されていたのは、あのホテルの部屋の生々しい自分の過去との対話。

それを聞いてしまったことで、あの部屋の妖気を蘇らせてしまった。
部屋はなくなってけれど、自分が後を引き継いでしまった。

1408号室とは数字をすべて足すと13。
まるでお化け屋敷に入ったような1時間半。
ここまでやるかと思うが、ホテルの部屋の持つ気味の悪さ、
人間にとって一番の恐怖とは何かを突いてきている。
原作はスティーブン・キング。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。