Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Eric Benet Interview on Inter FM 9/18 2011

2011-09-22 10:35:40 | エリックべネイ、2011年来日へ
kaoruusuiさんが「エリックべネイ、これからインターFMに出演」
とツイートしているのを発見。
放送時間はとうに過ぎてしまっているので、
「内容をレポートして!」とお願いする。

昨夜、未明に送られてきた内容を見て私は仰天した。
全部、英語のインタビュー、最後に簡単な日本語の説明が付いたらしい。
kaoruusuiさんはこれを何度も聴き直して書き取り、
私に送って下さったのだ。
これでは英文科のレポートに近いものを要求してしまったと気づく。

英文中で二人ともわからなかった言葉"Power cake"という言葉が、
下記の訳注では○○と空欄になっている。
アメリカのエリックべネイファンサイトにスレッドを立てて尋ねる。
朝になったら何人かがコメントを付けて説明してくれていた。
それは"Powder keg"ではないかと。
Koruusuiさんも朝、もう一度聴き直して、
"Keg"ではないかと既に気づかれていた。

"keg"とは"powder keg"
1.火薬だる
2.大災害・大事件などを引き起こす危険をはらんでいる場所、状況
とkoaruusiuさんが辞書で調べてその後、メール下さった。

エリックは「愛とは諸刃の剣」
美しく甘い部分だけではなく、危険も痛みもはらんでいるということ
を言いたかったのだとわかった。

番組は20分余り。
途中で"Never Want To Live Without You"
"Feel Good"
"Sometimes I Cry"
も流れたとのこと。

日本のインタビューでありながら、
月並みに軽く流さず、がっつりと本音を語っているエリックべネイ。
決して手を抜かずに真剣に一つ一つに答えてくれている。

以下、kaoruusuiさんが送って下さった内容と画像をそのまま掲載いたします。
ほんとうにどうもありがとうございました。

***********************

(日本はどう?ときかれて)
エリック:日本のファンは、BEAUTIFUL!いつも温かく迎えてくれるし
日本食がおいしいのは言うまでもないしね。
また戻ってくることができて、とってもうれしいよ。

音楽はセラピーでもあるよ、音楽を作ることは癒しだね。
僕は自分の仕事が大好きなんだ。

♪Never Want To Live Without You

(Lost In Timeについて聞かれて)
エリック:僕の育った70年代は、R&Bはもっとリアルでピュアで、輝いていたよ。
R&Bは50年代に生まれて、70年代に成熟したんだ。
最近は、セレブリティやセンセーショナルなことばかりに
目が向けられてしまっていて寂しいよ。

♪Feel Good

フェイスとはGeorgy Porgy以来に共演できて嬉しかったし
アルバム「Lost In Time」を作るのは、どの曲もとても楽しかったよ。

(2011年のR&Bは?)
When my album came out, both R.Kelly and Johh Legend came out
with throw-back holding torchs for 60’s & 70’s R&B albums as I tried to do.
It’s kinda sad that integrity and passion that we talked about earlier
for the 60’ and 70’s is taken off a little bit.
I’d like to see a little bit more musicianship and a little bit more talent in vocals
without having the crouch of technology to make them sound presentable.
I would hope that’s gonna be trend and you know, that’s continue.

面白いことに、僕のアルバムが出たころ原点回帰のトレンドがあったよね。
R.KellyもJohn Legend(& The Roots)も70年代に思いを寄せた
Throw Backなアルバムを出したし。

※「Love Letter」/ R.Kelly (2010年12月14日発売)
※「Wake Up!」/ John Legend & The Roots(2010年9月21日発売)

音楽に対する誠実さや情熱が、昔よりも少し薄れてきてしまっているのは悲しいことだよ。
僕は、もっとミュージシャンシップやボーカルの実力に頼ったものにしたい。
見栄えを良くするためにテクノロジー(今回は、autotuneとは敢えて言わず)
に頼ったりせずにね。このトレンドが続くことを望んでいるよ。

(O’JaysのEddie Levertとの共演について)
Living Legendと共演できてうれしかったよ。

Just a joy to be around and he is… he has just a great spirit,
incredible powerful voice and it was just a great experience working with Mr.Levert.

(Indiaとの共演について)
That’s always the most rewarding.
India is at her 2nd year at college now and she’s very much a grown woman with her own ideas
and her own direction at she’s pointing in her life.
I couldn’t be more proud of her.
We get in to the studio, it’s clear that she is…ummm her musical talent is crazy!!
I’ve worked with vocalists to been recording professionally for decades
and getting a decent vocalism is not the easiest thing to do sometimes but…
India has a talent, undeniable and when she just kinda goes to the studio,
1 or 2 takes and says , ‘’Is that a right, Daddy?’’
and I say ‘’Yeah you kinda nailed it’’. So that’s great I love working with my daughter.

Indiaと共演することは、いつだってもっとも有意義なことだよ。
今、彼女は大学2年生で、きちんと意見もあるし、人生で目指すヴィジョンを持った、
立派な大人の女性だよ。
彼女をとても誇りに思っているよ。
スタジオに入れば、明確なのは、彼女の音楽的才能がクレイジーってことさ!
たくさんのヴォーカリストと一緒に仕事をしてきたし
何十年もプロのレコーディングアーティストをやっているわけだけど
きちんとした発声をすることは、ときに最も難しいことなんだけど
Indiaには才能がある、紛れもなくね。
スタジオにやってきて、1・2テイクとって、「パパ、こんな感じでいい?」
っていうからさ、「うん、素晴らしかったよ! 」っていうんだ。
彼女と共演するのが大好きさ。

(インタビュアーが、もし彼女に才能がなかったらどうする?と聞いて)
Uh, I always wanna be a honest daddy so I would say you are good at so many other things・・・
正直な父親でありたいと思っているから、もしそうだとしたら違う道を勧めるよ。


(ロマンティックな曲はどうやって生まれるの? インスピレーションの源は?と聞かれて)
Love takes the most real estate in my subject matter.
(ここはエリックのジョークだと思うんですが・・・)
Uhh… I am inspired by India, frustrations of the world.
Some of the most minuscule that might happen later on at night
when you’re falling asleep and when you think about it you realize some of the lessons that learnt…
uhh… I think about love is a ….it’s a power cake (ここがどうしてもわからなくてすみません!)
both of pain and joy…volumes of volumes to write about that concept itself and….
creatively I just keep going back to that.

僕の中で、愛が最も誠実な「財産」だよ。
そうだな。Indiaや、世の中のフラストレーション、日常の些細なこと、
寝る前にふと思い返した時に気づくこともあるしね。
僕が思うのは、愛は痛みと喜びの○○ってこと。
これからもこのコンセプトを大事にしていくよ。

(最後に)
Japan is my favorite country and Tokyo is my favorite city to perform.
Great musicians with me and it’s incredibly good time so you cannot miss the show!

東京はお気に入りの場所だよ。 素晴らしいミュージシャンと一緒にライヴをするよ。
絶対に見逃せないショーだよ!
♪Sometimes I Cry


Kaoruusuiさん、これだけの内容を書き取って訳して下さったのはたいへんだったと思います。
ほんとうにありがとうございました。
「愛には痛みと喜びの二面性がある」という言葉、エリックから聞くと深みがありますね。
インタビューの良い雰囲気、エリックの人柄、日本が大好きだということが伝わってきます!
たいへん興味深いインタビューでした。


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2 コメント

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3月!? (korin)
2011-09-23 00:08:04
インタビューの内容、詳しくありがとうございました。

※「Love Letter」/ R.Kelly
※「Wake Up!」/ John Legend & The Roots
どちらも買って聴いてます。

3月の来日、ほんとですか!?
絶対行きたい!!
多分、東京だけですよね。
11月のビルボードのブライアン・マックナイト、高額すぎて今回はやめようって事になったんで、嬉しいです(^◇^)

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3月楽しみです! (AK)
2011-09-23 01:03:46
Korinさん、これはkaoruusuiさんが全部書き取って下さり、私も貴重なインタビューを読ませていただくことができました。
kaoruusuiさんはたぶんコットンクラブのセカンドでkorinさんと同じテーブルでしたよ!

3月、楽しみです☆
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