Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Soul is back!

2010-11-30 00:12:23 | "Lost In Time"発売まで
Jazz FMに11/26付で掲載されたEric Benet “Lost In Time”のレビューを訳してみた。

Soul is Back!
By Chris Philips

本物のソウルミュージックが戻ってきた!
今、このアルバムの虜になっている。
ずっとエリック・べネイの最新作「ロストインタイム」を待っていて、
ようやく手にすることができた。

アフリカ系男性にとっての「夢の女」ハル・ベリーとの結婚に失敗したという出来事で、
エリックの名前が話題になったが、このアルバムを聴きさえすればそんな印象も吹き飛ぶ。
既にファンの間では当然のように彼の素晴らしいヴォーカルの才能は知れ渡っていたが、
このアルバムでエリックは今まで彼を知らなかった音楽ファン達をも納得させることだろう。

前回のアルバム、”Love&Life”作成にあたってエリックは故郷のミルウォーキーに帰り、
母親の作った料理を食べたり、自分の原点とも言える場所に身を置くことで
かつての良き時代へと回帰し、アルバム作りを楽しんだと話してくれた。
そしてこの公式は再び”Lost In Time”においても繰り返され、
これが素晴らしい結果へと繋がった。
この時代と比べてみると、今は作り捨て、その場限りのポップミュージックが溢れている。
エリックはあえてここにクラシックソウルアルバムを突きつけた。

まずこのアルバムのシングルカットされた”Sometimes I Cry”
息を呑むようなファルセットに心を奪われる。
“Never Want To Live Without You”は
この時代を象徴するグループのアルバムに入っていても不思議ではない曲。
レディシとのデュエット”Good Life”は当時のパーティーモードのアップテンポな曲。
フォーンとストリングスに彩られている。
エディー・リバートとのデュエット、”Paid”では
オージェイズの曲の続編を聴いているかに思える。

その他にもフェイス・エバンスとのデュエット、
そしてクリセット・ミシェルとは”Take It”,
母親が亡くなってからエリックがシングルファザーとしてずっと育ててきた娘インディアとも、
爽やかなミッドテンポの曲“Summer Love”で組んでいる。

最後に、このアルバムはこの年で最高のソウルアルバムであると言いたい。
ソングライティングと一曲、一曲を更に深いものにするために費やした時間のために、
今年の終わりになって発売されることになった。
それでもこのアルバムはクリスマスのプレゼントとして最高のCDだ。
アメリカでこの曲をダウンロードできる日は近い。
またCDが店頭に並ぶ日もあとわずかだ。

http://www.jazzfm.com/2010/11/soul-is-back/


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