Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

マイナス思考は自分が作り出す!?

2009-06-10 09:34:06 | エリックベネイの日々&KyteVideo
thought for the day:
Whenever you are in a negative state,
there is something in you that wants the negativity.

エリック・ベネイはこのようにtwitterに書き込んだ。
「気持ちが落ち込んでいる時って、
実は自分が落ち込みたいって思ってそうしている。」
そんな訳で、合っているかな?

「落ち込む人は、ほんとうは落ち込むのが好きなんだ。」
という話を聞いたことがあった。

別に落ち込むのが好みではなくても、
いつだってポジティブというわけにはいかない。

楽しい状況が続いている時はともかく、
目の前に高いハードルが立ち塞がったり、
辛い出来事があったりすれば、元気がなくなってくる。

そうなると、普段は気にしてない先のことが不安に思えてきたり、
悔やんでも取り返しのつかない過去を引っ張り出してくる。

そんなことはありませんか?

エリックも突っ走っている時、忙しくしている時は、ポジティブでも、
ツアーやライブの後で疲れが出てくると内省的になるのかもしれない。

いつもポジティブばかりじゃ疲れてしまう、
たまにはネガティブだっていい。
ネガティビティは、人間的な厚みや、
アーティストだったら作品の深みに繋がっていく筈だから。

エリックベネイが言いたいのは、
ネガティブな自分に、はまらず、
客観的に捉える姿勢が大切、ということなのでは。

アメリカンアイドル・シーズン8 トップ2

2009-06-09 00:09:23 | アメリカンアイドル
今回は1曲は審査員のリクエスト、もう1曲は自分の選曲。

ダニー・ゴーキーはポーラのリクエストで、
テレンス・トレント・ダービー、"Dance Little Sister"
バラードではない曲が聴きたかったとポーラ。
さすがエリック・ベネイと同じミルウォーキー人。
R&Bのテイストを持っている。
しかしノリ過ぎのダンスを他の審査員にけなされる。

カーラとランディの選曲でクリス・アレンは、
ワンリパブリック、"Apologize"
ピアノを前に歌う姿はジョシュ・グローバンを彷彿させる。
そういう路線で行けそうだ。
しかしカーラの言う通り、ホームランという歌ではなかった。

サイモンのリクエストでアダム・ランバート、U2、"One"
サイモンはボノに直接、電話でこの曲の使用許可を頼んだそうだ。
巧く歌えているが、今まで歌ってきたアダムの曲と較べてしまうと、
サプライズに欠ける。

ダニー・ゴーキーの2曲目は、
ジョー・コッカー(原曲はビリー・プレストン)"You Are So Beautiful"
いくつもの曲をボーカルコーチと検討した中から、
一番気持ちの入る曲を選んだそう。
審査員から「ブレスレス!」「スタニング!」と絶賛。
2曲歌って達成感、頭の中で考えずに心のままに歌ったとダニー。

クリス・アレンはカニエ、"Heartless"
ギター一本で歌い上げた。
「どの曲を選ぶか迷ったか?」と聞かれ、
「そうでもない、すぐにこの曲が閃いた。」とクリス。
ソフトな外見のクリスだが、
明らかにダニーより勝ち戦に出るという内に秘めた強い自信を見た。
やはり2曲歌うことで、トップ2、結果が予想できない戦いになる。

アダム・ランバートは、エアロスミス、"Crying"
とても良かったが、何かアダムの中で新しい煌きのようなものが、
もう出てこない。
ずっとアダムが優勝かと思ってきたが、
もしかするとクリスかもしれないとふと思ってしまった。
歌い終わって、「クリスとダニーは凄く良かった。
結果はどうであれ、彼らと一緒に歌えて嬉しい。」とアダム。
アダムはほんとうに良くできた青年だ。

結果発表では、ベン・スティーラーが、「ナイトミュージアム2」のプロモーション。
アイドルギブズバックでは、アリシア・キースがルアンダの少年の歌を紹介する。

そしてダニー・ゴーキーのミルウォーキーへの里帰り。
「みんな、ジャマールを覚えている?」とライアン。
二人は一緒に応募して、そしてジャマールはダニーの背中を押してきた親友。
「アメリカンアイドル」はこういう人を忘れない。
10ヶ月前に最愛の妻を失くして悲嘆にくれていたダニー。
地元に帰るのは現実を忘れていた日々から、過去を振り返る意味では、
「ビタースイート」とダニー。
市長から、「今日は好きなだけスクリームしていいよ。」
ダニーが前回の絶叫シーンが不評だったことを指している。
「これから5/8はダニーの日だ。」
話のわかる市長さん。
ダニーはブルワースのスタジアムで投球したり、大歓迎される。
車をずっと走って追ってくる女性ファンもいた。

ミルウォーキー、いつも「何もないところ」の例えに使われる。
確かに田舎でもないし、都会でもないし、中途半端なところなのかな?

クリス・アレンはアーカンソーへ帰る。
人口4~5万人の町で2万人がクリスのために集まった。
子供の人気が高い。
この子達が一生懸命投票している。
父母と久々の感動の再会をするクリス。

アダム・ランバートはサンディエゴ出身。
「歌で人を喜ばすのが自分の究極の目標。」とラジオ番組で語る。
海軍の町、軍隊にも招かれ、アメリカ国歌斉唱。
子供の頃に所属していた劇団を訪れ、
子供達に「どうすれば歌と踊りがそんなに上手に出来るの?」
「小さい頃に始めて、ずっと努力を続けてきたからだよ。」
と語るアダムをみんな目を輝かせて見つめる。
「美容室はどこ?」という質問も。
「子供達と話せて良かった。
みんなから受けた恩返しができた気がする。」とアダム。

シーズン6の優勝者、ジョーダン・スパークス、
そしてケイティー・ベリーのパーフォーマンス。

結果は最初にクリスのトップ2入りが決まり、次がアダム。
ダニーが落選となった。
最後に歌った"You Are So Beautiful"、前夜よりもはるかに素晴らしい。
もう勝敗には関係ないところで、自分の世界を作り上げて歌った。

アダムとクリスもじっと聴き入る。
やはりエリックベネイと同郷のミルウォーキー人、
ダニー・ゴーキー、"You can sing!!!"
今後はR&B、そして妻がプエルトリコ人で、
サルサやラテンが好きだったので、そういう曲も歌っていきたいそうだ。

ダニーは妻ソフィアと知り合ったのは、15歳の時。
彼女への熱い思いが込められた"You Are So Beautiful"
You are heaven still to me
You are so beautiful to me
聴いていて、思わず涙がこぼれた。
妻に捧げる歌を最後にダニーはこの番組を去っていった。

September-Eric Benet

2009-06-08 10:30:43 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
2005年の来日では、エリック・ベネイ、
デビッド・フォスターの曲をスニペットで、
After The Love Has Gone
Through The Fire
Will Alway Love You
と続けて歌った。

そしてDavid Fosterと一緒にタイムレスな曲を作ろうと、
話し合って生まれた曲が、この曲、と"The Last Time"を歌った。

このデビッド・フォスター メドレー、
曲のサビがたっぷり聴けて、なかなか気に入っている。
2007年の来日では、パーフォームがなかったが、
今年2月の来日では、
Through The Fire
After The Love Has Gone
September

最近はチャカ・カーンの「スルーザファイヤー」より
エリックベネイの方に耳が馴染んでしまった。
EW&F、モーリス・ホワイトのリクエストで呼ばれたエリックは、
フィリップ・ベイリーとのデュエット用に"Wanna Be Loved"を書き、
その録画の映像で、フィリップの「リーズン」が大好きだと話していた。

アースウィンドアンドファイヤー、
YouTubeが日本語訳設定になっていたら、地・風・火。
翻訳されたグループ名に改めてEW&F、設立当時の志しを思う。

Eric Benetの歌う"After The Love Has Gone"
ファルセット、フィリップが高音の張りなら、
エリックはその中に柔らかさがある。

ロンドン、ジャズカフェのこの映像、
観客にこの曲を歌っているのは、EW&Fだけど、
作ったのはデビッドなんだよ、と教えている。
(もちろん日本でも)

今にも雨の降りそうな6月の月曜日の朝。
"September"の曲で、一週間のスタートを元気に始めたい。

日本のライブに行かれたあなたは、
もちろんエリックと一緒に歌ったでしょ?

Ba de ya-say do you remember
Ba de ya-dancing in September
Ba de ya-never was a cloudy day
YAY!!!


Wanna Be Your Lover/Eric Benet

2009-06-07 00:46:30 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
ロンドン、ジャズカフェの映像が3ヶ月たって
たくさん、YouTubeにアップされた。
撮影のクルーではなく一般の観客が撮ったものなのに、
正面から、ブレもなくしっかり捉えられている。
途中で終わってしまうのがちょっと残念。

プリンスの"Wanna Be Your Lover"
2005年の来日では、この曲からエリック・ベネイは、"Spiritual Thang"
コード変更して歌った。

エリックが自分の歌を聴かせてくれるのも、
もちろん嬉しいが他のアーティストの曲を、
エリックらしく歌うのを聴くのも楽しみだ。
ロンドンの映像でトリミングされたものがあり、
この曲もさらっと出てきた。
しかし、こちらの方は最初から曲が聴ける。

さて、日本ではブレスレットとペンダントを必ず身に着けていたエリック、
この動画では左手小指に大きな指輪をしている。
そして時計も。

ヨーロッパでは日本と較べると厚着で、
Tシャツ、シャツ、ジャケット。
会場の外では帽子にダウンジャケット。
ミルウォーキー育ちでも今はLAにいるエリックベネイ、
デンマークから入ったヨーロッパツアー、寒さが堪えたようだ。



Don't Let Go!

2009-06-06 00:06:58 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
画像はビルボードの楽屋に入ってきたところのエリック・ベネイ

Don’t Let Go
「熱々の期間が終わったカップルが、
もし別れずに付き合い続ける事ができたなら、
それは、”Love & Life”の次のレベルに進むことになる。
90年代初めのR&B風の曲。」とエリック。

昨年4月のインタビュー、
現在、付き合っている相手はいるのか?
と聞かれた時、エリックベネイは頷いた。
名前を、せめてラストネームを教えてと言われて、
EricBenet "Ms. Nanya."と答えた。
周りは爆笑している。
「ナンヤ」って?
"None of your business" が詰って
" Nanya Business"になり、
最近は、"Nanya"と言うそうだ。

London、Jazz Cafeのライブ、Eric Benetは饒舌に
男女の関係を長続きさせる難しさを語っている。
そして、「その事を新しいアルバムで曲にしたんだよ。」
とLove&Lifeから"Don't Let Go"
観客にも「"Don't Let Go"というフレーズを一緒に歌ってね。」

「今朝、仲の良い老夫婦が手をつないで歩くのを見た。
老人の妻をみつめる優しい眼差しに、
二人の過ごしてきた日々を思った。
二人が別れようとした事もあったかもしれないと。
Don't let go

つまらない事で大切な愛をあきれめてしまう事がある。
他の人と新しい関係を築く方が簡単に思えたりする。
恋人達のハネムーンの期間が色褪せてしまっても、
僕達はずっと一緒にいよう。
それだけ掛替えのない愛なのだから。
Don't let go

いろいろな問題をクリアするより、
新しい恋人を見つけるほうが楽かもしれない
タオルを投げ入れ、放棄してしまう人達も多い」

東京のライブ、エリックベネイはここで、持っていたタオルを、
ステージの床に叩きつけた(ボクシングの試合のリングのように)
"Don't Let Go"と歌いながら、エリックは次々と女性の手を取っていった。
私はエリックの手を掴んだまま、"Don't Let Go"「放さないで。」と歌い、
エリック・ベネイに笑われた。

"Don't Let Go"
男女の関係だけでなく、何に関しても、
止めてしまうのは簡単、でも続けることって難しい。

さて、今日は6月6日。
若者は今日はどういう日か知らないでしょ?
亡くなった祖母から昔はお稽古事(その当時は三味線、小唄、日舞かな?)
を始めるのは6歳の6月6日と決まっていたと聞いた。
また、母は子供の頃は年末と6/6に大掃除をしたと言っていた。
ということで、みなさん、今日は、大掃除をするか、
何か新しいことにトライしてみませんか(初めての店に入るとかでも)



ミュージカル「ヘアスプレー」

2009-06-05 00:00:19 | その他のライブ
6/2の初日にブロードウェイミュージカル「ヘアスプレーHAIRSPRAY」を観てきた。
新宿厚生年金会館、ずいぶん前に別のミュージカルで来たっけ。
そして最初に来たのは確か高校2年のコモドアーズの来日だったと思う。
あれから10年かぁ(ハイ、もうこの手のボケ、いい加減にします)
厚生年金会館、変っていなさ過ぎる。
まったくリニューアルとか改装した痕跡がない。

会場に入り、席を捜すがなかなか行き着かない。
どんどん前に進んでいくと、見つけた席は最前列のど真ん中。
足元は生オケが音合わせをしている。

誘ってくれたKさんに「どうやってこんな席取ったの?」
発売初日に電話しただけ、と言われる。ラッキー!

初日ということもあり、多くの芸能関係者が来場していた。
Mさんが、「あっ、○○がいるよ。見て、見て!」
と次々に教えてくれるが、日本の芸能界に疎い私は、
「ふ~ん。」と反応が鈍い。
突然、Mさん、「わぁっ、エリックベネイがいる!」
「えっ、どこ?」ダッシュしそうになった私に、
「いるわけないでしょ。」

海外の演劇は何度か理解できずに惜しい思いをしているので、
事前に映画「ヘアスプレー」でたっぷり予習。
KさんからDVDを貸してもらったのだが、2枚組みで特典映像たっぷり。
しかし、もちろん映画独自の歌、舞台版をカットした部分もある。

会場に突然、ドラッグクイーンが二人登場。
オーケストラのメンバーまで顔を乗り出し、デジカメで撮影している。
Mさんは、すかさず駆け寄ると二人の間に入り、記念撮影。
Mさんは本業は歯科医師、こんな愉快な女医さんなら、
きっと楽しく治療が受けられるだろうなぁ。

実は私も髪を盛り上げ、外巻きにカール、ヘアバンドをして、
60年代風のワンピースでコスプレをして行こうかと思っていたが、
厚生年金会館、遠いのであきらめました。
ご一緒したIさんからも
「頭を余り高く盛り上げたら、後ろの人に『前が見えません』なんて言われる」
(こういうシーンが『ヘアスプレー』中にあり)
でも、あのお姉さま達にはとてもかなわなかったから、
しないで良かった、ホッ。

舞台は60年代のボルティモア。
差別の強く残る時代。
オーディションに受かった高校生達が実際にテレビ番組に出ていた。
そのメンバーの20年後の同窓会のニュースからヒントを得た
ジョン・ウォーターズ監督が'87年に作ったカルトムービー。
そこからミュージカルが生まれ、そして2007年に新たに映画化された。

映画でも聴き込んだボルティモアのテーマソング「グッドモーニングボルティモア」
そして映画より舞台の方が、"I Can Hear The Bell"の曲、ずっと印象深い。

映画の中でミシェル・ファイファーの歌う
「ミス ボルティモア」
映画ではこの歌の印象が全体のバランスと異なるため、
監督がいくつか他の歌も用意したが、
ミシェルがどうしてもこの歌を歌いたいと主張したそう。
確かにこの曲の魅力には抗えない。

映画ではクイーン・ラティファの歌う差別に抵抗するデモシーンの曲、
"I Know Where I've Been"
舞台で、目の前で歌われるとぐっと来るものがある。
このモーター・マウス・メイベル、とても良い役だ。

"Welcome To The 60's" "You Can Stop The Beat"など、
思わず体が動き出す曲が満載。
休憩が終わるとキャストが出てきてダンスシーンの振り付け指導。
最後は小学生、中高生、若者、中高年、
来場者みんなでスタンディングで踊り終演となった。

オリジナルのウォルターズ作品は観ていないのだが、
'07の映画の「ヘアスプレー」と較べると、ミュージカルは最初の映画の影響か、
ブラックジョークが溢れている。

主役のトレーシーとその母エドナ、そしてメイベル、
ふくよかな女性3人のダンスと歌は生で観ると圧巻だ。
マイノリティーだったアフリカ系と太めの女性への賛歌。
そしてシュープリームス風の三人組の女性達の歌とダンスがクール!
曲の中にモータウンテイスト、デュエット曲では、
マービン・ゲイとタミー風の歌もある。

今では死語の二グロ、ブラック、カラードという言葉がさかんに出てくる。
ダンスホールもレストランも別、教室もプールも別、大学入学も拒否される、
こういう時代だった、差別の強い町、ボルティモア。

話は映画の方に戻るが、監督のアダム・ジャンクマンは、
Fox・tv「アメリカンダンスアイドル」でもゲスト審査員で登場している。
ダンサーから振付師そして今回の映画監督となった。

自分もユダヤ系、そしてゲイで差別を受けてきたと音声解説で話している。
トレーシー役のニッキー・ブロンスキーも背が低くて太めなことから、
侮辱を受けた事が何度もあったと話す。
監督は「アメリカは本来、多くの人種の融合する場所のはずなのにね。
でもどうして君はそんなに明るく育ったの?」と聞くと、
ニッキーは「おばあちゃんから、そういう事を言う人は、
自分に不満が合ってそれを他の人にぶつけているんだから、気にするなって。」
「そういうニッキーだからこの役がぴったりだったんだね。」と監督。

エリック・ベネイ、そしてR&Bのファンをやってきて、
アメリカのファンクラブのメンバーと交流していると、
普段は余り違いを感じることはないけれど、こういう作品を観ると、
アフリカ系の人達のアメリカにおける歴史も考えさせられた。
そしてアフリカ系に限らず、いろいろな差別についても。

笑って踊って楽しんで、超ポジティブ、
そして観る人を優しい気持ちにさせるミュージカル「ヘアスプレー」

主人公のトレーシー、母親のエドナ(映画ではジョン・トラボルタ)
そしてモーター・ハウス・メイベル(映画ではクイーンラティファ)
この3人があまりに豪快で可愛いくてカッコイイ。
見終わる頃には痩せている女性達がマイノリティーに見えてくる。

家族とサンディエゴで集うエリック

2009-06-04 00:06:03 | エリックベネイの日々&KyteVideo
5/26、アメリカは祝日、メモリアルデイ。
本来は戦没者、そして亡くなった人々を悼む日。
しかし、いつのまにかバーベキューを食べる日になっている。
日本のお盆休みと同様だ。

エリック・ベネイのKyte Video、
レストランのメニューから映し出される。
そして、隣にいる甥を紹介。
「ロースクールを出て、弁護士にこれからなるんだよ。
その感激を3つの言葉で表現してみて。」
エリックの甥は、「達成感、家族への感謝、そして愛。」と答える。

以前、エリックはインタビューで「Newアルバム、"Love&Life"
について3つの言葉で表現してみて。」と聞かれて詰まっていた。
エリックの甥は言葉をかみ締め、一つ一つ丁寧に答えた。
目の前にはエリックの姉、ジェニファーがいて目を細めている。

エリック・ベネイには三人の姉と一人の兄がいる。
姉リサはかつてエリックと歌っていて、
もう一人の姉オードリー、そして兄のスティーブンもたまに登場するが、
ジェニファーの姿を見るのは初めて。
とても綺麗な人だ。

ジェニーファーと夫とその子供達、そしてエリックとインディア、
総勢10人余りの家族の集まり。
エリックの姉夫婦はサンディエゴに住んでいる。

5月末のサンディエゴの日差しは強い。
しかしオープンエアでの食事、みんなで楽しんでいる。
「何を食べようかなぁ?
何にするの?」と甥に聞くエリック。
「僕はバーベキューにする。」

「イカのフライにしようかな?」とメニューを見ながら
エリックが言うと、「今日は寿司バーも出ている日よ。」
と姉のジェニーファー。

「ほんとに? じゃあ寿司だ!」とエリック。

肉を食べないようにしていると聞いてはいた。
アメリカのパーティーでも箸で刺身を食べている写真があった。
LAの寿司屋を娘のインディアと共に贔屓にしているそう。
ほんとうに寿司が好きらしい。

初夏の祝日に家族みんなでレストランで食事。
エリックベネイ、リラックスして幸せな一時を満喫している。

http://www.kyte.tv/ch/113570-eric-benet/460011-mobile-show-157

エリックベネイ&スラッシュ&ナイルロジャース

2009-06-03 00:19:17 | エリック・ベネイ、アルバム外の曲
アメリカンアイドル・シーズン8のトップ4を指導したスラッシュ、
エリック・ベネイは昨年の4/28、ナイル・ロジャースのイベント、
"We Are Family Foundation"で、Slash、そしてNile Rogersと共に、
デビッド・ボウイの"Let's Dance"を歌った。
Eric Benetは、"We Are Family"にもコーラスで参加している。

このイベントは9・11のアメリカ同時多発テロの後、ナイルロジャースが、
人種、国境を越えた融和を目標として始めたチャリティーイベント。
アフリカ、ニカラグアなどの発展途上国、
また難病や、ハンディキャップのある人々への援助、
世界の子供達を集めてのサミットや、
セレブが出展するオークションなどを毎年、行っている。

ナイル・ロジャースは"Let's Dance"をリリースしたのは、
25年前の先週の火曜日だった事(2008年の4/28録画当時)
この曲を演奏するのは、この日が今までで3回目、
最初は25年前にデビッド・ボウイとレコーディングした時、
2回目は12年前の日本公演の時にバーナード・エドワーズとスラッシュ、
(その翌日の4/18にパートナーのバーナードは亡くなった)
そして今日はエリック・ベネイとスラッシュとパーフォームする、
と言っている。

「この曲は大好きなんだ。今晩は最高のBro、エリック・ベネイが歌う。」
とナイル・ロジャースは前置きをした。
ナイルにとって日本で亡くなったパートナー、
バーナードとの思い出が詰まった曲。

カルトヒーローだったデビット・ボウイが
ナイル・ロジャースのプロデュースにより、
ロッカーぽく、そして淡々と歌上げた'83のヒットソング。
エリック・ベネイはソウルフルなテイストにした。
スラッシュのギターが冴える。

いつもながらエリックは共演者全員に心憎い気配り。
最後にはスラッシュの方からエリックをハグしている。
エリック・ベネイの「レッツダンス」、スラッシュそして、
ナイル・ロジャースにとっても納得の出来栄えだったはずだ。

"Let's Dance" by Nile Rodgers & CHIC ft. Slash & Eric Benet

アメリカンアイドル・シーズン8 トップ3

2009-06-02 00:14:01 | アメリカンアイドル
今回の指導者はガンズアンドロージスのスラッシュ。
今までのピアノ伴奏のみの指導ではなく、
スラッシュのバンドがバックにつき大音量の中でのコーチ。

アダムはレッド・ツェペリンの"Whole Lotta Love"
スラッシュは「音域が広くて、ロックが合っている。
高音のアドリブは控え、低音を生かせ。」
この曲というかツェペリンがアメリカンアイドルで歌われるのは、
今回が初めてだそうだ。
こういう曲はひとつ間違えると大失敗につながる。
しかしアダムは完璧なロックスター。
ツェペリンの原曲を大切にしながら自分の、今の時代のフレーバーにした。

アリソンはジェファーソン・エアプレンの"Somebody To Love"か
ジャニス・ジョプリンの"Cry Baby"か迷う。
スラッシュのアドバイスでジャニスを取る。
ハスキーな声がブルージーロックに合っているが、
"Cry baby・・・"というフレーズの繰り返しが単調な印象に。
"Piece Of My Heart"の方が良かったとか、クイーンが合っているのに、
などと審査員。

ダニーとクリスのデュエットで、スティックス"Renegade"
二人のハーモニーはぴったりで美しい。
この二人のコンビネーション、すごくバランスがいい。

クリスはビートルズの"Come Together"
"Revolution"と迷ったそうだ。
スラッシュが自分のギターを貸して弾かせる。
「スラッシュと並んでギターを弾きながら歌っているなんて。」と感激のクリス。
ギターはとても良かったが、物足りない印象が残る。
しかし不得意な分野に自分をむりにあてはめようとしなかったのは正解。

ダニーはエアロスミスの"Dream On"
「この曲は難しい。最後の絶叫パートは絶対に外せない。
一か八かの挑戦になるね。」とスラッシュ。
最後の絶叫では皆、あっけに取られた。(悪い意味で)
エッジイに歌ったのはナイストライ、努力も伝わってきた。
最後までひるむことなく自分の世界に入り、自分を信じて歌い切った。
リスクを取るその姿勢はあっぱれだ。
しかしサイモンは「まるでホラー映画。『13日の金曜日』の絶叫シーン。
でも、君はトップ3に残るよ。」

アリソンとアダムのデュエットでフォガット。
アダムの美容室を紹介してもらって行ってきたというアリソン。
二人のコンビネーションは最高だ。
お互いを刺激しつつ調和が良く取れている。
心から楽しそうに二人は歌った。

ノー・ダウト"Just A Girl" 
そして、ポーラ・アブドュルの新曲のパーフォーマンス。

"School's Out"をスラッシュのギターで、トップ4が歌う。
やはりアダムとアリソンはロックがぴったりだ。
スラッシュは伝説のスター達とニューアルバムを出す予定だそう。

トップ3に選ばれると地元に凱旋パレード。
トップ4、今までにない粒揃いのメンバー。
歌の巧さ、好感度、人気度を総合すると誰が落ちるか想像できない。
最初の上がりはクリス。
やはり人気が高く、クリスが登場すると大きな声援が沸く。

その後、クリス・ドートリーが登場。
ドートリーはシーズン5でトップ3に入れず落選した。
その頃、トップ4では一人二曲歌っていた。
シャウト系のドートリー、リハーサルも含めると何回も歌う事になり、
本番では声が擦れていた。
その後、バンドを組みアルバムを既に2枚出している。
ニューアルバムからの最初のシングル、"No Surprise"
クリス・ドートリーはあれから4年たって最もプロとして活躍している
アメリカンアイドルの一人。
そのドートリーが登場することで、トップ3に入れなくても、
もう将来は保証されている、ということか。
クリスドートリー、良い意味で余り変っていない。
貫禄はついたが、素朴な持ち味を失っていない。

アダムが次、そしてダニーがトップ3に決まった。
アリソンを気遣い、ダニーに笑顔はない。
17歳がこういう場面で泣き崩れることもなく、
最後まで歌い通せたのは誉めてあげたい。
好きなように歌っているせいか、前夜よりずっと良くなっていて、
今回は決して単調とはいえない。

歌うアリソンを愛おしそうにみつめるダニー。
チアーアップするポーラとカーラ。
『ベイビー カムバック ホーム』という「クライベイビー」の最後の歌詞、
まさに彼女自身に送る言葉になってしまった。

エリックとインディアの肖像画

2009-06-01 10:40:48 | エリックベネイの日々&KyteVideo
今年3月、ロンドン、ジャズカフェで3日間のライブを終えたエリック・ベネイ、
翌日はパリに移動しその晩、オリンピアでライブを行った。

パリのホテルに到着したエリックを待っていたのは、
画家のヤンとその家族達。
彼らはエリックと娘のインディアの肖像画を持ってきていた。

インディアの母タミーが亡くなり、それまでタミーが育てていた娘
インディアを引き取り、シングルファーザーとして生きていく覚悟、
あるいは運命を受け入れようとしているエリックベネイの姿。

作品の中にはEric Benet 1stアルバム、"True To Myself"、
2ndアルバム、"A Day In The Life"のジャケットがコラージュされている。

エリックはその大きさを示すために、ドラムスのウェスに
絵の隣に立つよう頼む。
エリックが感激しているのは、もちろんその絵の大きさだけではなく、
自分のその時の心情をヤンが理解し、作品に表現したからだと思う。

エリックもこの様子を自分のKyte Phone で撮っているが、
画家ヤンの妻と幼い娘、彼とは人種の異なるアフリカ系だった。
画家自身の心象風景もこの作品は反映しているのだろうか。

素晴らしい作品だが、アメリカに持ち帰るとなると、
大きさからして、たいへんなのではと思っていた。
プレゼントではなかったと後から知り、
渡さなかった事を批難するファンもいたが、
私はむしろ、この作品がエリックにプレゼントするために描かれたのではなく、
画家にとって手放し難い気持ちの込められたアートであることに感動した。