座っても立っても可愛いと人気の菅沼菜々が実力を発揮してきた。持病で公共交通機関に乗れないという特殊事情で本州での大会しか出られない。従って高額賞金（3600万円）が掛かるこの大会の制覇はランク付けに寄与する。もちろん他の選手も目の色変えている。初優勝を狙う天本はるかは15番まで4バーディとして菅沼に2打差13アンダーに迫った。目下賞金女王の山下美夢有も12アンダーと追い上げた。
ところがこの難コース、中でも難しい16，17，18番で天本は連続ボギーとし、16番時点で菅沼とは3打差、山下、福田は15番でバーディをとったがやはり3打差、菅沼は17番でこの日初めてボギーをたたいたものの余裕を持って最終ホールパーでおさめ、「2勝目の壁」を超えた。初めて4日間72ホール競技を制し、2週前のスタンレー・レディースで原因不明の高熱と体調不良で棄権したが、体力も回復したことが証明された。次はメジャー制覇だ。
米国女子ツアーの韓国大会は、トータル16アンダーでミンジー・リー（オーストラリア）が優勝、日本勢では古江彩佳が、首位とは5打差、10位タイと健闘した。
男子プロゴルフ日米男子ツアー共催の「ＺＯＺＯチャンピオンシップは習志野ＣＣで開催され、日系米国人のコリン・モリカワ（２６）が、通算１４アンダーで米ツアー通算６勝目を挙げた。2位とは6打差の独走で面白くなかった。日本選手では石川遼が7アンダー4位タイ、平田憲聖と久常涼が6アンダーで6位タイでトップテンに3人が入り、面目を保った。久常涼は21歳の若さで欧州ツアーに参戦、フランスオープンで優勝をしており、これからが楽しみだ。
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