オランダはパートタイムの国と前回書いたけど、今回来て改めて豊かさとゆとりを感じざるを得ない。国土は小さいが、山がなくどこでも地平線が見られ、すべての国土は利用可能で、農産物の輸出は世界一だ。国土の4分の1を占める干拓地は有名だが、けして肥沃な土地とは言えない。創意と工夫で切り抜けてきたオランダ魂は、先般のソチ五輪でのスケートメダル独占でも見られる。
またこの季節アムステルダム郊外の春の色鮮やかな名物、チューリップにもいえる。トルコから600年頃渡ってきたチューリップは砂地で作物放棄地を利用して育成し、今や40ヵ国に輸出している一大産業になっている。それだけでなく、チューリップ、ヒアシンス、水仙の公園キューケンホフは3月中旬から5月まで、世界から観光客を引き付けオランダの観光産業の柱になっている。
このオランダ人の根性は歴史を振り返ると推測できる。宗教上ではカソリックのオランダプロテスタントへの弾圧で、オランダは神が創ったのではなく自分達が干拓して創ったとさえ言い切る。また、独、仏、スペインなど強国の侵略を克服し、17世紀独立するや東インドを設立し、スペイン、英国と覇を競うトップレベルの国になった。貿易立国は現在でも輸出、輸入額で世界5位、とか6位、経常収支は黒字4位と変わっていない。
その富の蓄積はアムステルダムからユトレヒト、マーストリヒトへと旅するにつれ、運河沿いの黄金の街並みから旧市内の建造物に残されている。現在は北海の天然ガスに恵まれ、金融サービス業務でGDPの大半を稼いでいる。ちょうどイースター休暇でユトレヒトの運河沿いのレストランでは若者や家族連れがマロニエの木陰で春を満喫していた。
またこの季節アムステルダム郊外の春の色鮮やかな名物、チューリップにもいえる。トルコから600年頃渡ってきたチューリップは砂地で作物放棄地を利用して育成し、今や40ヵ国に輸出している一大産業になっている。それだけでなく、チューリップ、ヒアシンス、水仙の公園キューケンホフは3月中旬から5月まで、世界から観光客を引き付けオランダの観光産業の柱になっている。
このオランダ人の根性は歴史を振り返ると推測できる。宗教上ではカソリックのオランダプロテスタントへの弾圧で、オランダは神が創ったのではなく自分達が干拓して創ったとさえ言い切る。また、独、仏、スペインなど強国の侵略を克服し、17世紀独立するや東インドを設立し、スペイン、英国と覇を競うトップレベルの国になった。貿易立国は現在でも輸出、輸入額で世界5位、とか6位、経常収支は黒字4位と変わっていない。
その富の蓄積はアムステルダムからユトレヒト、マーストリヒトへと旅するにつれ、運河沿いの黄金の街並みから旧市内の建造物に残されている。現在は北海の天然ガスに恵まれ、金融サービス業務でGDPの大半を稼いでいる。ちょうどイースター休暇でユトレヒトの運河沿いのレストランでは若者や家族連れがマロニエの木陰で春を満喫していた。