神戸海上保安部の主任航海士がインターネットにビデオ映像を流したという驚くべきニュースが流れた。どうしてそのビデオを入手したかまだ解明されてないが、それがさらに驚きになる可能性がある。
私があのインターネットに流された映像を見たとき、思い出したのは戦前の若い将校による反乱だ。あのときは多くの政治家が殺され、日本は一気に暗い時代に突入したが、今回は国家機密情報の流出で、日本の国そのもののダメージは計り知れない。
内容が内容だけに一部の国民からは喝采をあびたが、内容と情報流出とは区別して考えるべきだろう。テロ対策の警察資料が流出し、協力者の命が危ないという事態になっている事件もあり、日本の官僚組織への不信感は増大し、諸外国からの機密情報が入らなくなることも想定され、横浜でのAPEC会議が心配だ。
国家公務員は民間の労働者とは違い身分が保障され、解雇されることはないし、労働時間は率先して短縮され、賃金も賞与も民間以上のものが確保され、処遇上の心配無しで働ける。海保や警察の組織は軍隊のように厳しい規律が要求されるだけに、職場の環境が非人間的なことになっているのであろうか。情報は規則・規定だけでは守られない、扱っている人のモラルが伴わないと守れないものだ。
私があのインターネットに流された映像を見たとき、思い出したのは戦前の若い将校による反乱だ。あのときは多くの政治家が殺され、日本は一気に暗い時代に突入したが、今回は国家機密情報の流出で、日本の国そのもののダメージは計り知れない。
内容が内容だけに一部の国民からは喝采をあびたが、内容と情報流出とは区別して考えるべきだろう。テロ対策の警察資料が流出し、協力者の命が危ないという事態になっている事件もあり、日本の官僚組織への不信感は増大し、諸外国からの機密情報が入らなくなることも想定され、横浜でのAPEC会議が心配だ。
国家公務員は民間の労働者とは違い身分が保障され、解雇されることはないし、労働時間は率先して短縮され、賃金も賞与も民間以上のものが確保され、処遇上の心配無しで働ける。海保や警察の組織は軍隊のように厳しい規律が要求されるだけに、職場の環境が非人間的なことになっているのであろうか。情報は規則・規定だけでは守られない、扱っている人のモラルが伴わないと守れないものだ。