いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

大峡製鞄のオーバーナイトケース

2009-08-30 06:53:55 | 
大峡製鞄のオーバーナイトケースです。
購入して1年以上経ちます。

正確にいうと三陽山長との
コラボ製品ですが
デザインは大峡製鞄のオリジナルより
こちらの方が断然カッコイイと思います。

この鞄
ある意味もっとも大峡製鞄らしい
鞄のひとつだと思います。
ずしりと重い質実剛健な作り
素晴らしいサンタクローチェの
ソフトレザー。
まるで精緻なミシンで縫ったような
目打ちの縫い目。
オーバーナイトケースは
究極的な職人技の粋を極めた製品だと思います。

メンテナンスは基本的に乾拭き
たまに水拭き。
それだけです。

使用頻度はそれほど高くありませんが
もっともエイジングが表れやすい鞄です。



サンタクローチェのソフトレザーは
とても傷がつきやすいのですが
しかし不思議なことに
毎日使って乾拭きしていくと
傷が段々消えていきます。
そしてあめ色に段々変化していきます。



内装はもっとデリケートで
指で押しただけで色が変わります。



でも一日たつと元に戻っています。
ただ傷がつきやすいことには変わりありません。



誤解を恐れず言えば
この鞄は新品の時がもっとも
かっこ悪く、使えば使い込むほど
かっこよくなっていく鞄だと思います。

製作するのに時間がかかるのと
この鞄を作れる職人が少ない為
入手困難な時期もあります。

でも鞄フェチの方には絶対お薦めの鞄です。
ヨーロッパの名だたる鞄より
ある意味価値があると思います。
但し重いので
それなりの覚悟が必要です。

しかしこの鞄の価値を理解すれば
その重さも又、楽しさに変わると思います。

生地探し

2009-08-29 06:03:40 | スーツ
フランコプリンツィバリの生地探しです。
冒頭の写真は御幸の生地です。

今回のフランコ、なかなか思ったような生地が
見つかりません。
ここらへんが残念ながらバタクハウスカットと
違うところですね。

バタクハウスカットですと
イギリスのヘビーオンスのかっこいい生地が
かなりリーズナブルな価格で
選び放題、迷ってしまうくらいだと思います。

もっとも私の生地の趣味が
ゼニアみたいな柔らかく軽い生地ではなく
ダンスフォードやスリーエステイトのような
ヘビーオンスの生地が好きな為
なかなか一般の服飾メーカーだと
扱っていないのかもしれません。

しかしフランコが来日する限りは
スーツをオーダーし続けようと思っているので
生地探しは続きます。

そこで生地探しの旅、続編で
いつもの伊勢丹へ行ってきました。
今月一杯でフランコを卒業される
I澤店長ともっとヘビーオンスで
いい生地ないですかね~なんて話をしていると
いつもお世話になっているY部さんの手が開いたので
バンチブックから生地探しです。

ということで
今回の候補ですが
写真だと分かりにくいですが
ブルーのウィンドウペーンの生地です。
370g/mとそこそこヘビーオンスの生地ですね。
フランコプリンツィバリだと
ジャケット用の生地なのかもしれません。

出来れば15万前後で
ダブルブレストか3Pにしたいので
なかなかこれっていうのは見当たらないので
当分生地探しの旅は続きそうです。

余談ですが
前回ご紹介のチェルティのスーツですが
I澤店長の計らいで展示前でしたが
サンプルを見せていただきました。
実は生地はチェルティなんですが
スーツのパターンは
伊勢丹オリジナルのメジャーメイドなんですね。

軽くても
この生地ならいいな~などど
実現できそうにないことを思いながら
旅は続きます。

秋の到来

2009-08-23 06:29:22 | スーツ
ついに秋の到来ですね~。
今年は夏はあったのでしょうか?
なんかハッキリしない天気でしたね。

伊勢丹からCLOTHINGという
秋版の紳士服のカタログが送られてきました。

やはり服飾の本番は秋冬ですね。
夏はあまりすることがありません。

いい生地が今年も沢山ありそうです。

まずは一番気になったのは
P29にありますが
伊勢丹限定生地を使った
チェルッティの3Pスーツ。



生地はゼニアとスキャバルと
チェルッティのオリジナル生地から選べるようです。
写真に写っているのは
説明はありませんが
チェルッティオリジナルの生地かもしれません。
3Pもやはりいいですね。

そして試着したことはありませんが
リチャード・アンダーソンとかも
気になります。
雰囲気は典型的な英国パターンのようです。



英国と言えばもちろん
バタクハウスカット。
先日ブログで紹介されていた
いかにも打ち込みがよく仕立て栄えしそうな
ウィンドウぺーンの3P。

これもいいですね~。

今年の冬は緊縮財政で行く予定ですので
迷います・・・

タグホイヤーの電池交換

2009-08-22 06:30:07 | 時計
2008年3月27日にご紹介した
タグホイヤー アイルトンセナモデルの電池交換を行いました。

交換に出したのはビッグカメラ有楽町店です。
実際はメーカー送りになり
LVMHのタグホイヤー部門のリペアサービスカードが添付されていました。



今回電池交換で感心したことが
いくつか。

1)リューズの先のペイントが剥がれた状態になっていて
  気にはなっていましたが修理は無理だろうと思って
  特に何も依頼しませんでした。
  ところが、修理部門からリューズの交換が必要との
  連絡がきたこと。

2)上記の費用が12,000円と安価だったこと。



3)磁気抜きやブレス洗浄、ケース洗浄が
  無料で行われていたこと。

ということで
妙に感心してしまいました。

時計屋さんとっては当たり前のことなのかもしれませんが
最近、他の商品のアフターサービスで不満を感じることも
多々あるので今回の対応は期待以上のものでした。

修理金額は電池交換が6,000円、リューズ交換が12,000円
そこから国内セット割引?という名目で2,400円値引きされ
総額は15,600円消費税を入れても16,280円でした。

リューズ交換と電池交換でこの値段なら
安くないでしょうか。
おまけにビッグカメラのポイントまで付きました。

いや、アフターサービスも
こういった対応だと満足感が高いですね。


携帯機種変更

2009-08-21 06:42:29 | その他
会社用の携帯電話を機種変更しました。
オレンジ色のドコモのamadanaは
お気に入りだったのに
ちょっと残念ですね・・・

キャリアはauです。
コスト比較をして
選ばれたようですが
機種変更にあたり
いくつかある選択肢の中から
ソニーエリクソンのW64Sを選びました。
冒頭の写真がそうですが
カバーがなかなか洒落てますね。



ところでこの機種を選んだ理由は

海外出張時に使えないと困るからです。
現状の選択肢の中では
GSM対応はこの機種だけでした。

もっともいざとなれば
プライベート用iphoneもあるので
なんとかなるとは思いますが・・・

この携帯
ビジネスアプリ便利パックという
ソフトをダウンロードして使いますが
位置検索を臭わせるアプリも搭載されていて
まさにいつでもどこにいるか
検索されてしまうようです。
(正式なアナウンスはありませんが・・・)

まあ、恐ろしい時代ですね。

夏はうなぎ

2009-08-16 06:03:24 | 番外編
うな重です。
食べブログみたいになってきましたが
まあお盆休み中ということで・・・

先日、家内と八王子の高瀬という
うなぎのお店に行ってきました。



家からですとクルマで25分位
うなぎを食べるときは必ずここに行くのですが
先日はお盆休みということもあり
大変な混みようでした。

冒頭の写真は特上のうな重です。
梅、松、特上とありますが
基本的には量の違いとデザートの有無とかになります。

生きたうなぎをその場でさばいて
焼きますので時間がかかります。
まずは待っている間のサイドオーダーとして
骨のから揚げです。



カリカリしていて香ばしく
カルシウム満点でお薦めです。

そしてこれが絶品
うな巻きです。



うなぎととてもやわらかい出汁たまごが
融合して、口の中でとろけるうまさです。
但し、結構お腹にたまるので二人で一皿で
十分だと思います。

そしてメインディッシュのうな重です。
肝吸いももちろんついてきます。



このうな重本当においしいです。
今まで、浜松とか色々なところで
うなぎを食べましたが
これに勝るうな重は今のところありません。

お近くの方は是非お試しを。

但し予約しないと
結構早い時間い売り切れになることが
ありますのでご注意を。

鞄のエイジング

2009-08-15 06:10:24 | 
今回は鞄のエイジングのお話です。
コメントでリクエストがありましたので
ご紹介したいと思います。

冒頭の写真は以前ブログでもご紹介した
万双のダレスバッグのその後です。

後ろからが一番エイジング具合が
わかると思います。
使用して1年半です。

但し鞄は5つ位をスーツに合わせて
ローテーションして使っているので
毎日使用している場合よりは
エイジングは進んでいません。
又、雨の日には使っていません。

但し、今ある鞄の中では一番使用頻度が高いと思います。

なぜならどんなスーツの色とも合わせやすいのと
そして軽いからですね。
(といってもファブリック製などに比べるべくもありませんが)

後ろからの状態が一番エイジング具合がわかります。
通勤だけでなく外出も多いので
結構ハードに扱われています。
勿論傷もつきます。
それがその人なりの雰囲気の鞄になっていくので
いいと思います。

正面から見ると買った当初のブルームはすっかり落ちて
光沢を帯びています。

メンテナンスは乾拭きが基本で
何ヶ月かに1回 
ホワイトハウスコックスのブライドルレザーフードを
塗りこんでいます。



又、一度、ヒンジの部分が壊れました。
万双に持っていって直してもらいました。



期間は1週間、費用は1,400円位でした。
あの有名なT井社長が丁度いらっしゃって
「今までより丈夫なタイプに変えておきましたから」
とのこと。
確かに今までよりしっかり感があります。
しかしT井社長相変わらずパワー全開ですね。

そしてこちらはスウェインアドニーブリッグの
ダレスバッグです。



こちらもメンテナンスは万双と同じです。
こちらの方があまりエイジングが進んでいませんね。
持ち手ももっと早くへたると思ったのですが
まったくビクともしません。



万双もそうですが
やはり英国の革はいいですね。
とても丈夫で
エイジング具合も素晴らしい。
100年でも使えそうです。

本当に良いものを長く使う
まさしく本当の英国流ですね。

仙台名物

2009-08-14 05:33:18 | 番外編
仙台の名物、食べ物編です。
仙台の名物と言えば
「萩の月」そして笹かまぼこ
ここらへんは誰でも知っているので
割愛します。

冒頭の写真
何かと思われたでしょうが
実は生どらです。
そう、生のどらやきです。



これは意外に知られていないのでは
と思います。

色々種類がありますが
私が一番お薦めなのは抹茶の生どらです。
そしてこの生どら、色々なメーカの物がありますが
「こだま」の生どらではなくてはいけません。
色々なメーカーのものを試しましたが
やはり生どらは「こだま」です。
今は仙台駅ビル エスパルの地下に店舗が入っています。

そして、これはご存知の方も
多いと思いますが
白松が最中です。




これもおいしですね~。

特にお薦めはゴマです。
これは仙台市内であれば結構売っていますので
入手しやすいと思います。

そして食事は牛タン
牛タンはやはり「利休」でなければなりません。
下の写真は牛タンのアラカルトです。
テールスープや牛タンのシチューもついてます。



そして、寿司の力寿司とか
仙台はおいしもの沢山ですね~。

仙台七夕祭り

2009-08-09 07:37:27 | 番外編
仙台の七夕祭りです。
実は昨日まで仙台にいました。



仕事の関係で仙台と言う街が好きになってから
毎年七夕のシーズンになると
仙台に行きます。

平塚の七夕の方が
はるかに近いのに仙台です。

今回は6日にクルマで行ったのですが
初めて高速道路のETC割引を享受しました。
外環~仙台まで2,000円ちょっとでしたので
安いですね~。
ガソリン代を考慮しても
二人なら新幹線で行く半分以下の
料金で行けてしまいます。

仙台の七夕まつり
今年も200万人の人手って凄いですね~。
七夕の飾りつけですが
今年は不況のせいか
派手な電飾の飾りはありませんでしたが
数は逆に増えているとのことでした。

七夕飾りの中にはどこかで見かけた
お父さんもいます。



そして例年行われている
勾当台公園でのライブも見れました。
1日目はDo As Infinity
2日目はEPOなどで盛り上がってましたよ。

空模様は生憎の雨が降ったりやんだりでしたが
そのおかげで?結構近くで見れましたよ。

翌日には秋保温泉などにも足を伸ばし
ゆっくり出来ました。

楽しい仙台旅行でした。

で・・・
七夕祭りのいでたちですが
チェスターバリーのシルク混のコードレーン
とインコの白パン
マーロの紺のポロシャツです。
靴は写っていませんが
エシュンのサマースエードです。

七夕では浮いていたかも・・・汗



ユニオンワークスのカウンターヒール修理

2009-08-08 07:16:31 | 
あまりキレイな写真じゃなく
ごめんなさい。

今回はリペアのお話です。

いつもお世話になっている
ユニオンワークスさんで
サベルトのドライビングシューズの
カウンターヒール部分を修理してもらいました。

この靴、土日しか履いていないのに
かなりお疲れ気味です。

しかもカウンターヒール部分が両足とも完全に破れてしまい
しかもコシがなくなってきたので
もはやこれまでか・・・と思ったのですが
ユニオンワークスのH口さんに電話で聞いてみたところ
「う~ん、見てみないとわかりませんが
 多分直せますよ~」とのこと。

早速持ち込み
先日修理から上がってきました。

相変わらず完璧ですね~。

どうなることかと思いましたが
綺麗にカウンターヒール部分が張り替えられています。



張り替えられているだけでなく
補強もしてあり、新品時のコシがあるカウンターヒールに
戻りました。

いやよかったです。

ソールやヒールは今のところ
まったく問題ないので
まだまだ履きますが
両サイドの切れ込みのように入った
透明のビニールの部分が破れたら
終わりですね・・・

革靴と比べると
ドライビングシューズって
短命ですね。

おっと、紐も変えたほうがよさそうです・・・