いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ベルベストのサマースーツ

2012-04-29 05:03:55 | スーツ
毎年、愉しみにしている事があります。
そう、4月と10月にフランコ氏とお会いする事。
それに合わせ、毎回スーツをオーダーしています。

しかし今春は来日しないとの事。

う~ん、困りました。

今回、バタクハウスカットでオーダーした
コードレーンのスーツは良いと思いますが
落ち着いたクラシックなスーツも欲しいところ。
一生物の冬のスーツと違い
夏物はどうしても消耗品になるので
入れ替えも含めて1着は購入が必要です。

さて、ちょっと伊勢丹を覗いて見る事にしました。

当日は別館でセールを実施していました。
ロングホーズでも買おうかな~と
軽い気持ちで覗いたのですが
スーツもかなりの数が並んでいます。

通常は既製品はちょっと、、、
と敬遠していたのですが
そうい言えば、以前イザイアとベルベストの一部のモデルは
自分の体型にもフィットする物があったな、、、
という事を思い出しました。
今回もベルベストはありますね~。

試しに何着か試着したところ
フィティングで何とか及第点の物も何点かあり
結局、冒頭の写真のスーツを購入する事となりました。
伊勢丹別注のベルベスト
ジャケット イン ザ ボックスのダブルブレストモデルです。



イタリア・パトヴァのベルベスト。
勿論、縫製もかの地で行い、生地もイタリアの物になります。
但し、パターンは日本人に合わせて引き直された
所謂ベルベストと伊勢丹のコラボレーションモデルです。

ネーミングのジャケット イン ザ ボックスとは
「仕立てのいいジャケットを箱に入れて販売する」
というのが意味合いから来ています。
このスーツ、その言葉通りに
箱に入るほどの柔らかさで仕立てられた
パッドレスの薄芯地一枚仕立て仕様のスーツになります。



今回の生地はドレッシィな落ち着いた
チェック地の生地。
一枚仕立てだとカジュアルなニュアンスになりがちなところを
ちゃんとクラシックなスーツとして成立させています。

特徴的なのは大きなラペル。
これが全体をクラシックなラインに纏めている
大きな要因だと思います。



ややカッパリング気味とも言える
とても柔らかいラペル。
固い日本のスーツの比較すると
雰囲気がありますね。



トラウザースも最小限の裏地になっています。
(クリックしてみて下さい)



そして後ろ身頃。



肩のラインを見て頂くと分かりますが
いかにも柔らかそうな
薄いパッドで仕上げられた
軽快な仕上がりになっています。
しかしあくまでテーラードなスーツという状態は
キープしています。

ここら辺はフランコプリンツィバリの
レジュリッシモモデルを連想させる作りですね。

既製品ですが袖はアンフィニッシュになっているので
今回も本切羽で仕上げてもらいました。



さて、この仕立て
どの程度オンビジネスで行けるかな?
と思いましたが
実際に着用してみると
とてもクラシックな印象。



大きめのラペル、やや長めの着丈
そしてダブルブレストということもあり
クラシックな大人のスーツとしての顔を
充分持っていると思います。

着心地は、まるでスーツを着ていないような
軽やかな印象。
ドレスシャツとタイをシックな印象に纏めるのが
上品な着方であり、本来このスーツが生きる
正しい着方だと思います。

ベルベスト
多少のモード感はありますが
クラシックな良いスーツだと思います。


ボルサリーノ ネイヴィーパナマ帽

2012-04-28 05:22:20 | ハット
コットン ア ウォークに向けて
第2弾は帽子編です。

スーツはブルーのコードレーンですので
それに合わせた帽子を探す事に。

早速、ボルサリーノの直営店を探索。
大丸東京店は恐らく関東で一番の品揃えの
直営店だと思いますが
これといった帽子がみつかりません。

次に日本橋三越を探索。
こちらは直営ではないので
品数もぐっと減ってしまいます。

そして最後に訪問した
日本橋高島屋。
こちらも直営店ですが大丸店よりは
規模が小さくなります。
そんな中で、ちょっと気になるボルサリーノを発見。
所謂中折れタイプで
小円デザインのハイチロルタイプです。



春夏の定番と言えば
細かい天然麻のシゾール
又は、トキヤ草を乾燥させた
パナマということになりますが
この帽子はスプレーメという
ヤシの葉を素材とした帽子になります。
よって織りもやや大きく少しカジュアルな感じになります。

色はネイヴィーとブルーの中間といった
色合いで、いかにも夏を感じさせる、色合いだと思います。

被った感じはとても軽快で
そして当然ながら涼しい帽子になります。



これはいいですね~。
早速購入する事に。

ボルサリーノは同じサイズでも
個体差がある為、必ずフィティングしてから購入しないと
後悔する事になります。
58cmを購入することが多いのですが
今回はフィッティングした結果57cmを購入しました。

シゾールとは違い少しラフな感じがしますが
その分、シゾール程、取扱いに気を使いません。

そしてちょっとクラシックな仕様を発見。
以前のボルサリーノには付いている物もありましたが
最近見なくなった、帽子止めが付いています。

下の写真のクルミボタンの部分を
ラペルのフラワーホールに通して
風で帽子が飛ばされるのを防ぐ物です。



こういった
ちょっとしたディティール
いいですね。

さて、コットン ア ウォークまで後2週間。
皆さんとお会い出来るのが愉しみです。


ベルエポックを感じるストール

2012-04-22 07:46:58 | その他
先日都心のショップに何気なく入った時に
目に飛び込んできたもの。

そう、冒頭の写真のストールです。
何故かこのストールを見たとき
ベルエポック的な物を感じ
これをカジュアルではなく
テーラードなスーツに合わせたら
カッコいいのではと思い
購入した次第です、

このストール
EPICEというフランスのブランドで
デンマークのデザイナーデュオが
デザインしています。



素材はインドコットン100%
縫製もインドで行われていています。

ハンドメイドならではの
とても柔らかな質感と染。
巻くと不思議としっかりした張りがある
素材です。

アースカラー的な
グリーンと茶の芸術的な染め。



そしてよく見るとエッジ部分は
柄が変えてあり、かなり拘った作りになっています。



このストール、巻いた時の気持ち良さが
尋常ではありません。
恐らく使えば使う程
高級なスイスコットンがそうであるように
柔らかくなっていくと思います。

結構長さがあるので
ジャケットならこんな巻き方も
有りかと思います。



しかし私はやはり
これをテーラードなスーツに合わせたいと思います。
ちょっと肌寒い今が正に旬な季節。

ベルエポック的な郷愁を感じさせるストール。
コーディネイトを愉しみましょう、、、





コットン ア ウォーク 2012のお知らせ

2012-04-21 07:49:55 | その他


今年もやってきました。
神戸ブランメル倶楽部のコットン ア ウォーク。
開催は連休明けの5月12日(土)~13日(日)。

場所は例年通り神戸ファッション美術館
そして三宮の旧居留地で行われます。

今年はあの「英国王室御用達」の
長谷川喜美さんがトークショーに登場!
久保田博氏( BLUE SHEARSテーラー)を迎えて
サヴィル・ロウについての
興味深いお話が展開される予定です。

そして今回
交流会はより多く方が参加しやすいよう
5月13日の昼間に行われます。
長谷川喜美さんを始め
普段中々お会い出来ない方々も参加されますので
奮ってご参加下さい。

詳しくはこちら
ご参照下さい。

尚、私は両日参加します。
是非、読者の皆さんと
お会い出来るのを愉しみにしています。


コードレーンの3P

2012-04-21 06:11:10 | スーツ
5月12日~13日に神戸で開催される
神戸ブランメル倶楽部のコットン ア ウォーク。

さて、今年の装いはどうしたのものか、、、

5月と言えば
昨年神戸ではかなり暑かった記憶があります。
今年は涼しげにいきたいな~
ということで
早速バタクハウスカット丸の内店へ出撃。

夏の生地といえば、やはり
リネン、シアサッカー、コードレーン辺り。
リネンはとても良いのですが
薄手の生地ですと、皺がかなり目立ちますし
(それも味と言えなくはないのですが)
生地のしっかりしたものだと
意外に暑い。

涼しげという意味では
やはりシアサッカーか。



しかし、オンタイムでもちょっと着てみたいと
考えると、シアサッカーより
コードレーンの方が良さそう。
というのも
昨今、シアサッカーは何故だか
オンタイムではNGの企業もあり
コードレーンの方がややフォーマル感が
高まる為です。

そして、選んだ生地はこちら。



淡いスカイブルーのコードレーンです。
この生地、実は英国製ではなく
イタリアカルネのもの。
ポリエステル67% コットン33%で
とてもサラッとした質感です。



カルネはイタリアの総合生地メーカーRATTIの傘下で
高級生地を得意とし
自社ブランド、マリオ・カプラは勿論の事
ウンガロやバレンチノなど
世界の名立たるトップブランドに生地を提供しています。

バタク中寺さんによると
最近コットン生地に関しては
英国よりイタリアの方が良い物が
多いとの事です。

さて、生地が決まれば
早速採寸です。
採寸は勿論、K部さん。



前回データとの差異を確認しながら
慎重にチェックしていきます。

さて、無事採寸も終わり
スーツの仕様について
あれこれ相談。

スーツは夏ですがやはりコードレーンなら3P
そしてカットは英国流ドレイプカット
勿論ブレイシーズ仕様
ウェストコートは襟付きで、、、
などなど。
裏地はカッコいいリアブラウン&ダンスフォードの物を発見。
若干のエクストラチャージが発生しましたが
それには代え難いカッコいい裏地です。



今回はハウスオーダー(パターンオーダー)で
お願いしましたが
かなり補正範囲も広がったようで
採寸項目も大分増えているようでした。
出来上がりが期待出来ますね。

そしてスーツもオーダーするなら
ドレスシャツも一緒にということで
こちらはブルーの生地でお願いしました。

さて、今回お世話になった
バタクハウスカット丸の内店の方々です。



向かって左から
縫いも出来る日比谷batak工房から異動されたY澤さん
そして、念願かなってbatakに入られた
福岡の熱心なお客様だったN澤さん
そしてご存知、昭和に生きる優男K部さん。

皆さんダンディでとてもカッコいいですよ。

今回は大変お世話になり
ありがとうございました。

さて、出来上がりは5月上旬
その際は又、改めてご紹介したいと思います。


フランチェスコ・マリーノのタイ

2012-04-15 06:15:30 | タイ
先日より日本橋三越で始まった
イタリアフェア。
どんなものがあるのか
ちょっと覗いてきました。

1階には白のフェラーリFFが展示され
バッグのオーダー会などが行われています。
帽子のボルサリーノと傘のマリオタラリコをチェック。
特にこれは!というものはありません。
一気に本館7階へ。
こちらは大盛況ですね~。
特にチーズやハム、ワインなどがお好きな方には
一度足を運ばれてみる価値があると思います。

そして本丸の2階へ。

こちらはスーツや紳士洋品などを扱う売場。
いつもお世話になっているフランコ・プリンツィバリの
K島さんもいらっしゃいます。

私     「今回、春にはフランコさん来ないですよね~?」
K島さん  「そうなんだよね~。
       冬には来ると思うんだけど、、、」
私     「フランコさんには来日したら
      必ずオーダーしますけど
      来なかったら作りませんからね~
      必ず来て下さいよ!
      と言ってあるので、今回はどうしよう、、、」
私     「ところで今回、何か面白い物ありますか?」
K島さん  「う~ん、タイですね~。」

などど、お話をしていたところに
新宿伊勢丹でも良くお世話になっていたU野さんが登場。

「いや~らみいさん、お久しぶり~」と
つい話は別方向へ。
つもる話も一段落したところで
よくよく話を聞けば
U野さんはネクタイも担当しているとのこと。
それではということで早速
ネクタイのコーナーへ。

今回見せてもらったのは
フランチェスコ・マリーノ。
1928年創業、イタリアナポリ近郊
サンジョルジオ・ア・クレマーノにあるネクタイの老舗です。
彼の地では「カサンドラ」という名で知られ
その縫製の大部分は手縫いとのこと。

展示されている生地は今風の物ばかりでしたので
倉庫からタイ生地の在庫を全部を持ってきてもらいました。
2箱程ありましたが
ビンテージの物が何種類か混ざっています。

生地を見るこの瞬間、愉しいですね~。
気になる生地が結構沢山ありました。
価格も聞けば、既製品とほとんど変わらず
今回はポケットチーフもサービスしてくれるとの事。

とういことで早速オーダーしました。
仕様はセッティピエゲも選べますが
私は実用的なクワトロピエゲで裏地ありの仕様で
オーダーしました。

選んだ生地はこちら。



ネイヴィーの小紋柄のプリントです。
色が青く見えますが
実際の色合いはこちらの方が
より近いです。



タイは作りの仕様以外にも
大剣の太さ、タイの長さなどが
指定出来ます。
私はフランコなどのクラシックなテーラードの
スーツに合わせますので8.5cm幅
長さはシングルノットで締めた時に大剣がウェスト辺りにくる
148cmにしました。

さて、出来上がりは3ヶ月後。
ちょっと愉しみですね。
また出来上がりましたら
こちらでご報告したいと思います。


英国病の心をくすぐる、、、

2012-04-14 07:36:39 | その他
英国病。

とある方から言われた
症状のいくつか。

サスペンダーをブレイシーズとつい訂正してしまう。

ソーサーで紅茶を飲んでみたいという妄想がある。

マッキントッシュを着て汗を流すのが健康法、、、

などなど。
症状がいくつも私に当てはまる。
今更ながらやはり自分は英国病と改めて認識した次第。

そしてつい先日の誕生日
自宅に届いたもの。

冒頭の写真の
Taylor of Old Bond Streetのパッケージ。

Taylor Of Old Bond Streetと言えば
グルーミング用品や各種ブラシを取り扱う
英国の老舗高級専門店。
1854年にロンドンのボンドストリートで理髪店として創業
現在はジャーミンストリートに本拠地が移っています。

同封されたある方からの
心温まる誕生日のメッセージレター。
箱の中身はいかにも肌に優しそうな
PURE VEGETABLE SOAP。



正に英国好き
いや、英国病の心をくすぐる逸品。
その人の趣味趣向まで考えたプレゼント
感謝感激です。
ありがとうございます。

そして、昨日、画伯及び中寺さんなどbatak関係者での
飲み会でK部さんから頂いた誕生日のプレゼント。

深川江戸資料館 謹製
文久2年本所深川絵図。



今、お住まいのところが
掲載されている、手ぬぐい地図。
これまた、ある意味対照的な
粋で洒落が効いたもの。

嬉しいですね。

こうしておかげさまで今年も愉しい誕生日を迎える事が
出来ました。

感謝、感謝です。

そして、グローブトロッターデビュー

2012-04-08 05:53:10 | 
神戸ブランメル倶楽部の
「コットン ア ウォーク」に向けての旅行鞄購入。

以前、購入したハートマンのレザーラゲッジ
これを使うには従者がいないと、中々難しい程の重さ。
しかも国内2泊の旅行(出張)では、大げさすぎる。

今回の「コットン ア ウォーク」は
5月12日~13日の2日間の予定。
スーツ又はスポーツジャケット+トラウザースを
持ち運ぶ必要があり
ある程度の鞄の大きさが必要です。

スーツ持ち運ばない出張の時は
ハートマンのスーツケース
使っていますが、これは余りにもビジネスライク。
今回のような愉しいイベントにはマッチしません。

色々な理由をつけていますが
結論を言えば
先週お伝えした
グローブトロッターが欲しい!

その購入の正統化の理論付けだけです。
前置きが長くて、失礼しました。

さて、買う気満々でまずは
銀座三越のグローブトロッター売場へ突入。
流石銀座店、品揃えが豊富で
南極点到達100周年モデルのエクスペディションや
ネイヴィー+リバティ内装の限定モデルなどもあります。

一番気になっていた
センテナリーの赤とサファリのベージュを見せてもらいました。
因にセンテナリーはエッジの革は光沢のある革ですが
サファリはヌメ革を使ったエイジングが愉しめる革。
サファリのベージュのビンテージの鞄があり
拝見させていただきましたが
角のヌメ革がベージュから茶褐色なり
とてもいい雰囲気でした。
しかしちょっとかわい過ぎて
女性っぽいかな~と。

そして、ここでショックなことが発覚。

4月から価格改訂で1万円ほど、値上げしたとの事。
しかも、正規代理店で購入した時に付く
カバーケースが付属しなくなったとの事です。
がーん、という事で少し冷静になり
その日は帰宅。

色々な購入ルートを調べて
多少の不安はありましたが
今回は通販で購入する事にしました。
購入価格は定価のおおよそ半額ちょっとでした。

そして商品が無事到着。



箱を開けてみると
ちゃんと金属部分などもカバーされ
非常に丁寧な梱包でした。

商品は傷等もなく、全く問題ありませんでした。


CENTENARY 21"TROLLEY CASE Red

やはり、赤にして良かったと思います。
とても落ち着いた色合いです。
しかもちょっとテンションが上がる
愉しい色だと思います。

縦置きの状態。



そして、持ち手部分を引き出した状態。



裏側です。



そして鞄の底部。



キャスター部分。



やはり手作りだけあって
非常に丁寧且つ精緻な作りです。

そして購入のきっかけにもなった
最も私が好きな革のストラップ部分。



そして最後に鞄の内側です。



誇らしげなグローブトロッターの
エンブレム。



並行輸入ということで
ロットNoは消されています。
因に正規代理店では2年間の保証が付きますが
こちらはありませんので
そこは割り切りが必要です。



今までは食わず嫌いで
しかも鞄は革でなければならない
紙で出来た鞄なんてと思っていましたが
軽く実用性もあり
しかも趣味性も高く
とても気に入りました。

さて、そうなると
良く積み上げている写真を見ますが
同じ仕様の違う大きさの
グローブトロッターが欲しくなってきます。
特に旅行用なら、9インチのミニユーティリティケースが
欲しくなりますね。
携帯、カメラ、財布と文庫本1冊位が入れば充分ですので
9インチが最適です。

う~ん、これは流石に正規代理店で購入しようと思います。

日本橋三越では5月中旬に
グローブトロッターのフェアが開催されるとのこと。
そしてバルカナイズでは7月に
限定モデルも出るとの事ですので
愉しみですね。

グローブトロッター
ハマると全てのサイズを揃えたくなるので
そうならないよう
気をつけたいと思います。


春の訪れ

2012-04-07 07:00:52 | その他
大きな変化があった今年。
あっという間に過ぎた3ヶ月間。

以前に比べると
心に余裕が出来たのか
(そんな状態では、まだないのだが)
年齢のせいか、今まで以上に
季節の変化を感じ取れるようになった。

そしてつい先日、時間は20時過ぎ。
八重洲のオフィスを出ると
通りに沢山の人。

ふと人々の視線の先を見てみると
何と桜が満開。



そしてこちらにも春が。

日本橋高島屋。
小原流家元 小原宏貴氏による
壮大な、いけばなインスタレーション。



FLOWER & SPACE
いま-空間の花-そして
小原宏貴 展
として行われていた個展の一部。

こうして
身近な色々なところに
そして、どんな変化があっても
春は必ずあなたの元にやってくる。

そして私にも。


グローブトロッターについて

2012-04-01 07:16:27 | 
グローブトロッター言わずと知れた
1897年創業の英国の鞄メーカー。
英国王室を始めとして冒険家からビジネスマンまで
世界中で愛用者の多い鞄です。

最大の特徴はヴァルカン・ファイバーという
とても軽量で丈夫な紙!で作られているという事。
しかも使えば使う程、丈夫になるとか、、、

「鞄は革でなければならない」を
標榜してきた私はグローブトロッターを
鞄の候補に考えた事は
今まで一度もありませんでした。

しかし、センテナリーシリーズのサファリというモデル。
ただののっぺりしたグローブトロッターとは
ちょっと趣が違うのではと思った途端
とても気になる鞄として急浮上してきました。

特に冒頭の写真のアイボリーのタイプ。



エッジが革で覆われ
いかにもツーリスト用の鞄と言う
革のストラップ。



そしてとてもシンプルな内側。
旅行用鞄はその方がかえって使いやすいです。



このベージュ色なら革の部分は
エイジングが進めばかなりいい色つやになりそうです。
そしてアイボリーのボディは直ぐに汚れるでしょうから
味が出てくるのも早いのではと思ったりします。

しかしビジネスで使うとなれば
この色がいいのか、、、



しかしこれではあまりにつまらない。

ではいっその事、こんな色は。



オレンジ色。
いかにも英国らしい色ですが
これはちょっと派手すぎる。

同じ系統の色でも
いっそ赤の方が逆に落ち着いている気がします。
これならネイヴィーのスーツに
バーガンディーの靴に合わせれば
コーディネイトが纏まります。



そして、どうも聞くところによると
ビスポークも出来るらしい。
英国では随時受け付けているようですが
日本では昨日、今日と伊勢丹で
ビスポークフェアをやっているとか、、、

こうなるとライニングをリバティの内装で
外側の色やパーツも選ぶ事が出来
自分だけのオリジナル鞄が作れます。

う~ん、悩みます。

グローブトロッター好きの方。
お気軽にコメントを。