いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ルイジ・ボレッリのセーター

2009-11-29 04:38:14 | カジュアル
ルイジ・ボレッリのセーターです。
セールで購入しました。

色は落ち着いた赤です。
年齢も40代後半になると
明るめの色にしないとダメかなと思い
あえてブルーにせずこの色を選びました。

このセーターの素材ですが
あのエクストラファインメリノウールです。
メリノウールは他の種類の羊毛に比べて繊維が細かいことが特徴です。
そのメリノウールの中でもカシミヤ素材に匹敵するほど
最高級とされているのが
エクストラファインメリノウールです。

とても肌触りが柔らかく
クリンプと呼ばれるうねりが生み出す弾力性
適度なストレッチ性、気品漂う光沢がとてもステキですね。

生地の種類は、15ゲージのフライス生地(厚手生地/2プライ)なので
アウターとしてもOKですし
真冬であればインナーにもなります。

しっかりした作りなので型崩れもなさそうです。

さてデザインですが
スタンドネックで内側がグレーになっている
非常に凝った作りです。



ハンドメイドのメーカーらしく
袖付やリブの作りは非常に丁寧に作られています。

この胸ポケットもお洒落ですね~。

そして相変わらず
細かい部分のボタンとかにも拘りを感じます。



1着あると便利なニットですね。

そしてもう1着。
こちらはバーガンディーのやはりエクストラファインメリノウールの
ベストです。



胸のLBの紋章がいいですね。



ルイジ・ボレッリ
シャツだけでなく総合メンズメーカーとして
とてもいい物づくりをしているにも係わらず
日本では総代理店が変わるようです。

伊勢丹に確認したところ
今後の扱いは未定とのことでした。

う~ん、早く落ち着くところに
落ち着いて欲しいですね。

バタクハウスカットのオッドベスト

2009-11-28 07:03:35 | その他
先日購入したバタクハウスカットのオッドベストです。

バタクハウスカットのオッドベストでは
タッタソールとバーガンディの別珍の物を持っていますが
唯一気になっていた残りのオッドベストを
手に入れました。

生地はもちろんボンドストリートにあるウィリアムビルです。



ツイードのような生地感です。

ボタンは標準ですとゴールドのメタルボタンですので
スーツに着用を考える場合は
ボタンを変えたほうが良さそうです。



私の場合はネイビーのジャケットに合わせようと
思います。

黄色系か茶系のツイードにも
とても合う様な気がします。



オッドベストというと
後姿も気になりますが
こんな感じです。



色味は派手ですが
これがオッドベストとなると
着用した時は
とても上品な感じになります。

因みに今年のバタクハウスカットのオッドベストは
もっと贅沢な仕様ですので
気になる方はお店をの覘いてみてはいかがでしょうか。

クリスマスツリー

2009-11-25 04:21:24 | 番外編
例年クリスマスが始まるのがドンドン早くなると
思っているのは私だけでしょうか?

今年はもう11月からクリスマスツリーが
いたるところで飾られていますね。

まあ華やいだ雰囲気になっていいのですが。

冒頭の写真は二子玉川高島屋SC近辺の
ツリーです。

こちらは駅正面側、綺麗ですね。



店内ももちろんツリーが飾られていました。

よくお邪魔するロイズアンティークのあるフロアにも
巨大なツリーが。



そういえば日本橋三越正面のツリーも
設置が早かったですね。



そして最後に地元近く町田のツリーです。



こうなると自宅でツリーを飾るのも
必然的に早くしなければいけないような気になりますね・・・

フランコプリンツィバリのチーフ

2009-11-23 04:08:43 | その他
一瞬何の写真!?という感じですが
フランコプリンツィバリのチーフです。



日本橋三越でフランコのフィッター K藤氏
採寸してもらった時にスーツに合わせて購入しました。

素材はリネンです。
縁取りが白なので
TVフォールドやスリーピークスで挿すと
綺麗です。



こうしてみるとやはり茶系のスーツに合わせると
良さそうですね。

リネン素材のチーフって
何か雰囲気があって好きです。

そしてこちらのチーフは
オーソドックスな水玉系です。
素材はシルクです。
こちらはフランコのチーフではなく
高島屋のセールで購入した
アイネックスの物です。



こちらもやはり縁取りがあるので
TVフォールドやスリーピークスでもいいですし
素材はシルクなので
クラッシュドパフで挿してもOKです。

このチーフは挿してみると
ちょっと華やいだ雰囲気になります。

ポケットチーフ
さりげない挿し方が
自然に出来るようになりたいですね。

ポケットチーフ

2009-11-22 05:14:02 | その他
ポケットチーフを最近いくつか買い足しました。
冒頭の写真はメンズメルロースのリバーシブルのチーフです。
素材はシルクです。
日本橋高島屋のセールで購入した物です。

左側のチーフはネイビーの無地と裏がペイズリーの物
ペイズリーは中々難しいですが
ネイビーのチーフはグレー系のスーツに
ブルー系のドレスシャツの時とかに
コーディネイトしたりしています。

タイとチーフは同じ色にするのは
タブーとか
チーフはシャツの色に合わせるとか
色々セオリーはありますが
正直あまり気にしていません。

見た感じが良ければ
OKとしています。

そして隣のチーフは
明るいブルーに裏が白です。
ブルーはまず使う機会がありません。
裏の白はフォーマルとしても使えますし
白のリネンやコットンのチーフと同じように
万能に使えますので便利ですよ。

しかしチーフは気軽に買えるので
いつの間にかたまっていきますね。

信濃屋さんで出会ったものとは

2009-11-21 07:32:07 | コート
先週の続きです。
信濃屋さんで出会った物とは
そう、オーストリアシュナイダー製のローデンコートです。



ローデンコート
あまり聞きなれないですね。
私は日本で着ている人を見たことがありません。
ヨーロッパではとてもポピュラーなコートとのこと。

ローデンコートとは
オーストリアはチロル地方で織られる
ローデンクロスを使ったコートのことです。

元々は狩猟用として作られた物。

猟銃を撃ちやすいように作られた
フローティングショルダー
特徴的な袖付けです。



脇の下はなんとパッカリ開いています。
これはとても腕が動かしやすいと共に
マッキントッシュのコートに見られる
脇下の穴あけなどに比べるとダントツの通気性です。



この生地、濃いグリーンがイメージカラーで
素材はウール85%アルパカ15%です。
ミリングといってお湯につけて2/3程度に縮ませてあるので
とても目が詰まっています。



実はこのコートを着て、ブリティッシュアロー号に乗ったのですが
まったく風を通しません。

多少の雨でもビクともしなさそうです。

フィッティングはとってもゆったり。
所謂、Aラインです。
メタボ系にも優しいコートですね。



そして背中のインバーテッドプリーツが美しいです。



スポルベリーノのような丈の短いコートが全盛な昨今
時代錯誤のようなクラシックな長い丈
う~ん、たまりません(笑)。
(最近、行き過ぎて最後にはテールコートとか
 着てしまいそうで怖いです。)

スロートタブ付のステンカラー



くるみボタン スエードで補強された袖



そしてスラッシュポケット(貫通ポケット)



この下にスーツを着るなら
ツイードの3Pとか着たくなりますね~。

このコート、それなりに重量はありますが
一枚仕立ての為か、又、肩によく乗っている為か
重さを感じません。



このコートを購入した経緯ですが
実はローデンコートは
昨年日本橋高島屋のインポートセレクトで見かけて
試着しました。
その時はリベラーノのコートに気を取られていたせいか
変なコート・・・
という印象しか持ち合わせませんでした。

そして先日、信濃屋さんに立ち寄った時
今風ローデンコートがセールにかかっていて
セールならいいかなと思い試着。
軽く柔らかめな生地、フロントは比翼仕立てで
丈も現代的な長さでした。
念のためクラシックローデンを試着したら
一発でやられてしまいました。
質実剛健なヘビーオンスな生地、エレガントな長い丈
美しいAライン。
無骨にも思える打ち抜きのくるみボタン。

絶対こっちでしょう。

ということで悩みながら3日間、信濃屋さんに通い
セールではなくプロパーのクラシックローデンを
購入してしまいました。

う~ん良い物はやはり、良いですが
遂に11着目のコート購入となり
いよいよ事業仕分け刷新会議が開催されそうな
今日この頃です(苦笑)。

中清

2009-11-18 04:48:24 | その他
浅草の中清です。

先日、会社の人、数人と行きました。
場所は浅草で天ぷらの老舗として
有名ですね。

創業は明治3年といいますから
由緒あるお店ですが
料亭のように肩が凝る感じでもありませんので
落ち着いて会話を楽しみながら
食事をしたい時に最適です。

個室を予約して行きましたが
中庭には池があり風情があります。
たまには喧騒を離れこういった趣向も
いいですね。



天ぷらは名物の雷神揚げを始めとして
個室ではコース料理もあるので
リーズナブルに楽しめます。

お酒が好きな方は冷酒や焼酎も
ありますのでゆっくり出来ますよ。

また、行って見たいですね。

信濃屋別注FRAYのドレスシャツ

2009-11-15 05:45:10 | ドレスシャツ
信濃屋別注のFRAYのドレスシャツです。
遂に信濃屋にデビューしてしまいました。

会社帰りに友人と行ったのは
馬車道店です。



1階がレディース
地下1階がメンズという展開です。

いや~こんなお店が昔からあるって
所謂セレクトショップってみんな信濃屋を参考にしてるんでは
ないでしょうか。

スーツ、コート類はもちろんのこと
小物が充実していますね~。
例えばアルバートサーストンのブレイシーズ
定番物以外にフォーマル用の見たことがないような
ブレイシーズも結構ありました。

クラバットタイはもちろんですが
バタフライタイも色々種類があり楽しいです。

カジュアルも色々あり
発色がいいカシミヤマフラーとか
結構気になりました。

そんな中で好物?のFRAYのシャツが
白シャツはもちろんのこと、クレリック等
これまた色々あります。
しかも一部はセールになっています。

お店に入った時間が閉店間近でしたので
見学だけのつもりだったのですが
FRAYがセールって・・・


ということで、早速1枚お買い上げ~!


あれ!?既成シャツはしばらく買わないつもりだったのでは?

そのはずなのですが
FRAYってやっぱりいいんです。
特に襟の作りが大好きです。

家で洗濯して自分でアイロンをかけて
袖や襟がバシッって決まるのは
やはりFRAYなんですよね~。

とういうことでFRAYだけは
特別枠扱いということで(自己正当化)。

そして購入したのは何と珍しいピンホール。
バタクハウスカットのタブカラーシャツは良く着ますが
たまにはピンホールも楽しいです。
ピンの留め金が結構大きいですね。
丸いのがいかにもイタリア系シャツって感じがします。
英国のシャツだったらきっと細い円柱系で
ピンは仕上げると思います。



ブランドのタグはSHINANOYAのダブルネームになっていました。
生地は赤の細いストライプです。
同じ生地のペガソ(FRAY)のシャツが1枚ありますが
こちらはワイドカラーですので雰囲気が又、違います。

赤のストライプのシャツってネイビーのスーツでも
茶系のスーツでも使えるので
結構コーディネイトしやすいです。

馬車道店店長のM島さんに言わせると
ドレスシャツは手縫いにこだわらないとのこと。
特に水洗いした後に縫製が解けるようなシャツは
NGとのことでした。

そういった意味ではマシンメイドの最高峰のシャツのひとつは
確かにFRAYだと思います。

そして帰ろうとしたその時



こ、こ、これは、ひょっとして!



ちょっと試着してみよう・・・



う~ん、まずいです。
購入欲を掻き立てるカラータイマーが高速で点滅しています。

この話の続きはまた改めて。

バタクハウスカットのツイードジャケット

2009-11-14 07:36:21 | スーツ
先日、バタクハウスカット丸の内店に
久々に行きました。

いや~いいですね。
やはりハウスカットは素晴らしいです。
今回何といっても
目に付いたのはツイードです。

スリーエステイトやハリスツイードを始め
ビンテージのツイード等
こんなにヘビーオンスのツイードが沢山あるのは
恐らく日本でもここだけではないでしょうか?

そして冒頭の写真のツイード。
ちょっと試着させてもらいましたが
かなり、きてしまいました。
ツイードはダーク系がいいかなと思っていましたが
写真のツイードはやや明るめの茶系。
こういった色目の方が、コーディネイトが楽しめることは
新たな発見でした。

現在手持ちのツイードはスリーエステイトの
グリーン系の物が一着だけですので
もう2~3着あってもいいかなと思います。

コーディングス出身の
ツイード番長ことK保教祖様がいたら
熱く1時間以上は話が聞けそうですが
気づいたらオッドベストとコーデュロイのトラウザースも
セットになりそうで怖いですね~。

ツイードの3Pというのも
最初は考えられませんでしたが
これも実物を見るとけっこうありだと思いました。

ツイードが合う
いい季節になりましたね。

MOONのオッドベスト

2009-11-08 04:58:12 | カジュアル
MOON社の生地を使った
オッドベストです。

先日、日本橋三越のセールで購入しました。
MOONとは
1837年創業のAbraham Moon and Sonsのことです。
イギリスの名門ミルのひとつで
日本でもメンズ、ウィメンズに拘らず
セレクトショップでも良く使われている
生地です。



この生地、目付けのしっかりとした
英国らしいウール生地です。

デザインですが
後ろ身頃はゴールドっぽい色で
バックベルトはシンプルなタイプです。



作っているメーカーはstanley blackerです。

20年以上前、私がアパレルの仕事をしていた時に
このメーカーのブレザーとセットアップパンツを
購入した記憶があります。

懐かしいですね~。

その他にも、イタリアのイートーマスの生地を
使ったモデルもありました。

さて、このオッドベスト
チェック柄に合わせるのは
ネイビーのジャケットでもいいですが
どうせ合わせるなら
やはりこれからが旬のツイードのジャケットが
もっとも合うと思います。

下の写真のようにグリーン系のツイードジャケット
にタイは茶系のウールタイとかが良いかなと思います。



トラウザースは下の写真のような
コーン色のモールスキン又は
レンガ色のコーデュロイとかいいですね~。
靴は勿論、スエードで。



こういうコーディネイトを見ていると
新たなるツイードジャケットが欲しくなり
危険ですね。

いや、いい季節になりました。