いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ハケットロンドンのカフリンクス

2016-02-28 07:11:07 | カフリンクス

ハケットロンドンのカフリンクス、先日ヴァルカナイズロンドンで入手したものです。

ハケット ロンドン。
正にクラシック・ブリティッシュ・スタイル。創業者はミスタークラシックこと、ジェレミーハケット氏。私も何度かお会いしたことがありますが、とてもエレガントで時には英国的ジョークを飛ばす方でもあります。そのコレクションは正統派スタイルからスポーティなものまで。あの英国を代表するスポーツカー、アストンマーチンのレース活動をサポートしているのは有名ですね。

今回購入したカフリンクス、ハンティングをモチーフとしたデザインで正にカントリージェントルマンが身につけそうなデザインです。特にこの緑色のフェイスが美しいと思います。



バックはスウィヴル式(Bullet back closure、Swivel)。バッキング部がバネになっていて、T字状のバッキング部を倒してシャツの袖口から通す一般的なタイプです。Tバーの部分にはHACKETT LONDONの刻印も入っています。





絵柄はハンティングでも全体的なデザイン、特にフチの部分に装飾が施されているので、アンティークのような趣があります。ツイードジャケットにタッタソールのウェストコート、そんな装いにこのカフリンクスを合わせるのが良いと思いますが、時にはクラシックなスーツにこのカフリンクスがちらっと見えたりするのも遊び心があって良いと思います。



春が目前にやってきて、心軽やかになる、そんな日にこのカフリンクスはぴったりではないでしょうか。
さて、そろそろ出かける時間、今日はこのカフリンクスで早春を愉しもうかな。


グローブトロッターは揃えるべきか その2

2016-02-21 08:16:30 | 

グローブトロッター
1897年創業の英国の鞄メーカー。英国王室を始めとして冒険家からビジネスマンまで世界中で愛用者の多い鞄です。かのウィストンチャーチル首相もそのひとり。

最大の特徴はヴァルカン・ファイバーというとても軽量な素材、そして沢山の種類があるという事です。今回ご紹介するのはヴァルカナイズロンドンで先日購入したミニユーティリティというサイズのグローブトロッターです。



サイズは24x21x12cm 重さは1kgです。中は布張りになっていて仕切りは何もないので自由な使い方が出来ます。



主に本や財布、カメラなどを入れて外出する際に使っています。使い勝手は中々良いです。このサイズでもちゃんと内側に金属プレートのロゴがついているのが泣かせますね。

このミニユーティリティ、例えば旅行の時などは別売の純正ストラップを使って重ねて使う事が出来ます。



色は沢山の種類がありますが、同じ色で揃えるのが王道かと。
さて、革鞄愛好家の私としては当初はグローブトロッターに懐疑的でした。1つ目のセンチュリー21インチトローリーケースを購入した時もこれが最初で最後のグローブトロッターと思っていましたが、冒頭のタイトルにもある通り、気づけば数が増えています。



いわゆるダレスバッグなどに比べると使い勝手が不便な面もありますが、雨でも使える事、丈夫な事、キズが気にならない寧ろキズがあったほうがカッコイイ、そしてバリエーションと色が豊富な事、オンビジネスでもオフでも使えるなど、気づけば揃えてしまいました、、、
というところです。

さて、これでまた出張や旅行に行く楽しみが増えましたね。春はもう目の前、毎日がワクワクです。


WILLIAM LOCKIEのラムズウールセーター

2016-02-14 08:35:37 | カジュアル

先日、バタクハウスカットの川部店長が明るいブルーのセーターをツイードスポーツコート(ジャケット)の下に着用しているのをお見かけし「そのセーター爽やかでいいですね」という話をしました。私もちょっとそのセーターが気になり在庫を確認したところ既にめぼしい色はなくなっていました。それからほどなくして川部店長よりLINEで「ロイヤルブルーが一枚だけございました。」との連絡、すぐに押さえてもらい購入した次第です。



WILLIAM LOCKIEはスコティシュニットの生産地として有名な英国ホウィックで1874年に創業。カシミアニットやラムズウールセーターの高品質ニットウェアファクトリーブランドとして有名です。



今回購入したセーターの素材はラムズウール。WILLAM LOCKIEではジーロング、メリノウール、ラムズウールの3種類のラムズウールを扱っています。ラムズウールとメリノウールその違いはラムズウールは子羊の羊毛(最初の7ヶ月で毛を刈る)を紡毛加工したもの、一方メリノウールはメリノ種の羊毛を梳毛加工したのものです。ラムズウールの中でも最も高級とされるのがジーロングラムズウールで南オーストラリアの地ジーロングで出荷されるため、その名がついています。

今回購入したラムズウールはジーロングではありませんがその品質はかなりジーロングに近い風合いをもったものです。



着心地ですが、素材が軽く袖もラグランなのでとてもフィッティング具合が良いです。Vネックのセーターですので通常のタイやアスコットタイと合わせ、ツイードスポーツコート(ジャケット)やグレー系のブレザーと合わせても良いと思います。

残り少ない冬、このセーターを着て街に繰り出したいと思います。



藤巻百貨店のウールマフラー

2016-02-07 07:06:32 | カジュアル

藤巻百貨店をご存知でしょうか。
伊勢丹カリスマバイヤーであった藤巻幸大氏が独立し長年の夢であった「百貨店を作る」夢を実現させた、ECサイト。同氏の幅広い人脈によってこだわりの逸品が集められています(残念ながら同氏は2014年3月15日に急逝)。

今回ご紹介するのはオージャソンの3レイヤーマフラーです。オージャソン、インドの高級織物ブランドでマハラジャ王宮御用達ブランドとしても有名。特にパシュミナやカシミアショールは世界中のセレブから絶大な人気を誇っています。



このマフラー素材はウール。紡ぎ、織り、染めの工程を一貫して手作業で行っています。



デザインは冒頭の写真の通り3色のマフラーを重ねているようなデザイン。巻き方によって色の露出を変えればシックにもアクセントのある装いにもコーディネイトが出来ます。素材はとても軽いので真冬だけでなく初冬や春先でも使用可能です。

下の写真ではカジュアルなスタイルに合わせていますが、ネイヴィーの露出が多くなるように巻けば意外にスーツでも問題ありません。



マフラーは基本的にコートなどのアウターに合う色をコーディネイトしていますが、スリーレイヤーだと色々なアウターに合わせることが出来、便利です。巻物は楽しくどんどん増えてしまうのがちょっと困ったものですね。春の到来をそろそろ感じる季節。巻物も色々変えて楽しみたいと思います。