いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリ オーダー会 2015 FW

2015-10-24 07:03:25 | スーツ

フランコプリンツィバリの秋冬物のオーダー会

もう何年になるのでしょうか、、、
2007年4月からのお付き合いですのでもう9年ですね~。この9年間に色々な事がありました。一番大きな事は30年勤務した会社を卒業して独立したことでしょうか。

さて、年2着づつオーダーしていますので、今回18着目のスーツということになります。スタートはいつも通りの触診を伴う採寸チェックです。毎回スーツの完成度を上げるべく微調整を繰り返しています。特に肩周りはフランコさんが納得がいくまで4、5回は微調整を繰り返したと思います。今では肩周りや袖ぐりは完成しているので、その他の部分のチェック及び体型に変化があれば、合わせて修正を行います。



念のため、前回オーダーしたスーツをチェックします。そのフィッティング具合も見ながら最終的な調整幅を決めていきます。



今回も、いつもと同じクララさんが通訳なので採寸チェックはスムーズに終わりました。

その後、雑談でイタリアのテーラー事情などを聞きました。何でもイタリアでは弟子とはいえ無償で人を使ったりするととても大きなペナルティが課せられるとのこと。日本からも給料はいらないので働かせてほしいという若者が来たようですが受け入れるのが難しいとのことでした。

そんな雑談も交えながらあっという間にオーダーの時間の1時間が経ってしまいました。

さて今回の生地です。



英国のサヴィルクリフォードの生地。英国梳毛生地の発祥の地であるハダーズフィールドの名門ミル。バワーローバック社、バークレイズウーレンズ社を経て現在はスキャバル傘下となっています。伝統的な柄や製法を守りながらも最新の技術を使ったストレッチ生地なども開発しています。今回オーダーした生地はウィンザー公をイメージさせる伝統的な柄です。最近、映画Kingsmanを見た影響ではないですがダブルブレストでオーダーしました。時には上着を脱ぐことも考えウェストコートも合わせてオーダーしました。フランコでダブルブレストの3Pは初めてのオーダーになります。

フランコさんも今回の生地はとても気になるようで出来上がったら写真を送るよう三陽商会のKさんに言っていたのが印象的でした。

さて仕立て上がりは約1ケ月後。
今回はダブルブレストの3Pということで
とても楽しみですね。


ニューヨーク弾丸ツアー

2015-10-04 06:09:57 | 番外編

9月中旬、日本はすでに暑い夏はどこかに行ってしまい秋の気配を感じる頃、ニューヨークへ出張しました。成田から飛行機で14時間、JFK空港へ。車で1時間ほどの移動でセントラルパーク近くのホリデーインに無事夕方チェックイン。NYは涼しいかと思っていましたが日本の真夏以上の気候でした。

さて、仕事の合間を縫って
弾丸ツアーが始まります!



ニューヨークといえばこれですね~。自由の女神。高さ93m。もっともニューヨークに来た事を感じさせる風景です。



リバティ島に渡る船から見る景色もいかにもNY。



グランドゼロ。



こちらはグランドゼロに新しく建てられたワン・ワールド・トレードセンター。100階の展望フロアの位置は386m。全米一番の高さです。



そしてNYへ行ったなら絶対に行きたかったのがここ。グッケンハイム美術館です。フランク・ロイド・ライト設計による建物です。



内部もユニークかつ美しいです。実際に訪れる事が出来て本当によかったです。



そしてすぐ近くのメトロポリタン美術館。1870年ジョンジェイ氏の提唱で作られ、その所蔵品の数は300万点以上!1日では見きれません。



ローマ皇帝アウグストゥス時代のデンドゥール神殿こんなものまであります。スケールが違いすぎますね~。



こちらはゴッホの自画像。あまりにも有名ですね。



そしてメトロポリタンのマスコットウィリアム。紀元前18世紀のもの。



今回の旅を最も楽しく有意義にしてくれたのは服飾業界で知らない人はいないであろう
NY在住のKEN AOKIさん(左)。
大変お世話になりました。
ありがとうございます!



そしてNYの街並みが似合うバタクハウスカット本店店長の川部さん。ニューヨーカーに1日1回はNICE!と言われていました。
お付き合いいただき、ありがとうございます!

アメリカは西海岸しか行った事がなかったので今回はとても良い経験になりました。

さて次はいよいよ英国でしょうか、、、