いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

鞄のエイジング

2009-08-15 06:10:24 | 
今回は鞄のエイジングのお話です。
コメントでリクエストがありましたので
ご紹介したいと思います。

冒頭の写真は以前ブログでもご紹介した
万双のダレスバッグのその後です。

後ろからが一番エイジング具合が
わかると思います。
使用して1年半です。

但し鞄は5つ位をスーツに合わせて
ローテーションして使っているので
毎日使用している場合よりは
エイジングは進んでいません。
又、雨の日には使っていません。

但し、今ある鞄の中では一番使用頻度が高いと思います。

なぜならどんなスーツの色とも合わせやすいのと
そして軽いからですね。
(といってもファブリック製などに比べるべくもありませんが)

後ろからの状態が一番エイジング具合がわかります。
通勤だけでなく外出も多いので
結構ハードに扱われています。
勿論傷もつきます。
それがその人なりの雰囲気の鞄になっていくので
いいと思います。

正面から見ると買った当初のブルームはすっかり落ちて
光沢を帯びています。

メンテナンスは乾拭きが基本で
何ヶ月かに1回 
ホワイトハウスコックスのブライドルレザーフードを
塗りこんでいます。



又、一度、ヒンジの部分が壊れました。
万双に持っていって直してもらいました。



期間は1週間、費用は1,400円位でした。
あの有名なT井社長が丁度いらっしゃって
「今までより丈夫なタイプに変えておきましたから」
とのこと。
確かに今までよりしっかり感があります。
しかしT井社長相変わらずパワー全開ですね。

そしてこちらはスウェインアドニーブリッグの
ダレスバッグです。



こちらもメンテナンスは万双と同じです。
こちらの方があまりエイジングが進んでいませんね。
持ち手ももっと早くへたると思ったのですが
まったくビクともしません。



万双もそうですが
やはり英国の革はいいですね。
とても丈夫で
エイジング具合も素晴らしい。
100年でも使えそうです。

本当に良いものを長く使う
まさしく本当の英国流ですね。