いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

トラットリア コンタディーノでの宴

2012-03-31 06:54:38 | その他
久々に愉しい宴。

そう、神戸ブランメル倶楽部のメンバーも多数参加した
鈴木健次郎氏とNYから帰国したKen青木氏の
歓迎パーティがありました。

会場は世田谷のトラットリア コンタディーノ。



コンタディーノとは「田舎者」。
ということで当日のドレスコードはそれに相応しい
装いということになりました。

参加メンバーは服飾業界の蒼々たるメンバー。
流石、名ディレクターKさんのお声がけ
我らがアイドル中野香織さんや
重鎮「スーツの百科事典」畑埜氏
大阪からはTonyさん
そして、この日のドレスコードに
ピッタリの装いで参加された
信濃屋白井氏など総勢30名以上。



さて、フランチェスコ・スマルト直系の健次郎氏のスーツ
いつかは是非作ってみたいと思いますが
この日盛り上がったのはKen青木氏のスーツの話。

前回神戸でツイード ア ウォークの時
大阪の友人hiroさんがKenさんのジャケットを
フィッティングしていましたが
これは良さそうだな~と思った次第。
詳細のシステムは聞いていませんが
型紙からおこしてくれるとのことなので
次回Kenさんの帰国時にお願いしようと思っています。

さて、このパーティ多彩な方が参加されましたが
後日一番驚いたのは
Facebookでもお友達の藤井かほりさん。



当日はエレガントな和服の生地を使った
ドレスで参加されていましたが
最新のポカリスエットのCM
「今、娘を持ち母親となった私」役として出演されていました。
感動的な、とてもいいCMです。

是非、今後のご活躍を期待したいと思います。

さて、もうすぐ
「コットン ア ウォーク」
どうしようかな、、、


スプリングコート

2012-03-25 05:12:35 | コート
まだ、外はちょっと寒いのですが
そろそろスプリングコートの季節です。

私は春先は明るい色の綿のコートや
マッキントッシュのコートを着たりしますが
今回、ちょっと衝撃を受けたコート。

ヴァルカナイズマガジンの最新号に掲載されていた
冒頭のグレンフェルのコート。

創業は1890年、フェイソン・スウェイトによって設立され
そのブランド名は、イギリスの著名な探検家であり医師でもある
グレンフェル卿の名に由来するというグレンフェル。

しかし、このコート、カッコいい、、、

何と言っても色がステキです。
日本の男性のスプリングコートと言えば
ベージュ系かライトグレー
あるいはネイヴィーという感じですが
目にも鮮やかな黄緑のようなブルー系の色。

このコート
何と素材はリネン。
ボタンはシェルボタンです。
とても春らしい素材感。

そして、そして
裏地が何ともカッコいい。

う~ん、こういったコートに反応する
自分が変なのか、、、

コートはもうこれ以上いらないはずなのだが
反応してしまう自分。

しかし、よく見ればこのボタンの位置。
婦人物?
オーダーは無理かな~。

どちらにしても
近々お店でチェックしてみよう。

もう春ですね。



ポケットスクエアもビスポークで

2012-03-24 05:47:28 | その他
ポケットスクエア
これも極めればビスポークなのかもしれません。

今回ブラックウォッチの裏地に使った
シルク&レーヨンの生地。

意外としっかりした生地ながら
折り曲げた時の襞の感じが
何とも美しい。
そしてこの紫が
思ったより色々なコーディネイトに使える事に気付き
ポケットスクエアをビスポークした次第です。



小紋柄
そして勿論ハンドロールで仕立てた柔らかい作り。

ポケットスクエアはシャツの色に合わせるのが
定番ですが、最終的には感覚です。

このポケットスクエア
色々なスーツやスポーツコートに使えそうです。



写真では、ストロボの関係で
ポケットスクエアが光って見えますが
実際はややマッドな感じの光沢。

チャコールグレーの3Pに
ロンドンストライプのタブカラーシャツなどに
このポケットスクエアを
合わせると良さそうな感じです。

こういったさりげない小物も
ビスポークだと何だかとても愉しくなりますね。

そう、人生を愉しもう。
もう季節は春ですからね。



ポルシェカフェでオフ会

2012-03-18 07:00:15 | その他
ポルシェカフェ。
素敵な響きですね~。

冒頭の写真 New911carreraSのリアビュー。
相変わらず、911のアイデンティティのひとつともいえる
リアスタイルですが
とても現代的なデザインにリファインされています。
今回は実質的な911のモデルチェンジとのこと。
全コンポーネントの90%以上が新設計で
環境に配慮されながらも、さらなるハイパワー化がなされ
正に

「最新のポルシェは最良のポルシェ」

の言葉通りになっています。

さて、今回あのキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
元LEON編集長の岸田さんより
「モテ自慢」オフ会のお誘いがあり
参加してまいりました。



会場は今話題の青山に期間限定でオープンしている
ポルシェカフェ。



う~ん、何ともエクゼクティブな雰囲気。

そして会場に着き受付に行くと
「おひとりですか?」と。
しまった、そういうパーティだったのか、、、

と思いきや、男性お一人の方や男性同士の方も多数。
ホッとしました。

しかし、会場はいつも参加している
服飾系のパーティに比較すると
女性比率がとても高い。
それも美容関係の方やモデルの方もいらっしゃるので
とても華やかなムードでした。

会場では美味しい料理とお酒も供され
場が盛り上がってくると
名刺大交換会になりました。
今や最もポピュラーなコミニュケーションツールとなった
Facebookでの友達申請の約束も交わし
正に異業種交流会の模様を呈していました。

あっと言う間に時間も過ぎ
帰り際にポルシェジャパンさんからお土産が。

クルマ好きは今でもこういった物が
嬉しかったりします。



ポルシェは今まで911,928など3台乗り継ぎましたが
やっぱり又、欲しいな~と思った次第。

いつかは又、ポルシェですね。

岸田さん、T伊藤さん
愉しいパーティありがとうございました。


祝! 鈴木健次郎氏

2012-03-17 06:06:44 | 
3月14日。

折しもホワイトデーのその日
パリの世界的なテーラー フランチェスコ・スマルトで
チーフカッターとして腕をふるってきた鈴木健次郎氏が
正式に退社し本当の意味での独立を果たしました。

今日はそんな氏のスタートを祝うに相応しい
イヴェントが行われます。
銀座和光での我らがアイドル中野香織さんと
鈴木健次郎氏のトークショー

「仕立て技術の継承やビジネスの今、歴史や階級の意義
 そして美意識やマナーや友情の表現にいたるまで
 スーツをとりまく文化を
 さまざまな視点から語りつくします。」

との大変興味深い内容です。

そして、それに合わせ3月17、18、20日と
受注会も行われます。

鈴木氏のパリのエレガンスが感じられる
美しいスーツ。
是非一度ご覧になっていただきたいと思います。

トークショーは定員50名 予約制で既に
人数多数で立ち見なっているようですが
ご興味のある方は是非
銀座 和光本館 4F 03-3562-2111まで
お問い合わせ下さい。

祝!KENJIRO SUZUKI sur mesure Paris
新たなる門出をお祝い申し上げます。

そして購入した懐中時計は

2012-03-11 06:19:06 | 時計
さて、昨日の続きです。
色々見せて頂いた上で
購入したのは
1922年製ハミルトンの920懐中時計です。



いくつか候補を決めていたのですが
大きさや普段の使い勝手
そしてフェースの好みなどを
検討した結果です。

まずは直ぐに時間が見れるように
オープンフェースの物を選びました。
次に大きさです。
候補の中では16サイズの鉄道時計もありましたが
これは流石に大きすぎました。
今回購入したものは12サイズ。
これならスーツのウェストコートのポケットにも
かさばらずに収納出来ます。

そして使い勝手。
時間を合わせる時に風防(ベゼル)を
開けて行う物は、初心者にはハードルが高すぎます。
今回のハミルトンは
当時では最先端技術と思われる
ペンダントセットのもの。
ペンダントセットというのは、今では当たり前の
リューズを引いて時刻を合わせるタイプです。

そしてフェース。
これは完全に好みの問題ですが
この端正な顔つきがとてもいいですね。

さて、スペックですが
パスタイムの商品説明をそのまま
掲載させていただくと下記の通りです。

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ハミルトンの12サイズの最高級機920懐中時計

23石ニッケルムーブメント
ジュエルドモーターバレル
フルゴールドトレイン
バイメタルの温度補正テンプに
ブレゲ式巻上げゼンマイのコンビネーション
スワンネック型マイクロレギュレター等
文句なしの高級仕様

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これを裏付ける資料として
写真も掲載されています。



美しいムーブメントですね。
とても1922年製とは思えないコンディションです。

裏はエングレーヴィングなどないシンプルなもの。
ケースの素材は金無垢ではなく
当時主流の金張の物です。



この懐中時計
購入から納品まで約1ヶ月かかりましたが
オーバーホールのエビデンスとして
下の写真も一緒に納品されます。
これはとても安心感があり
良心的な配慮だと思います。



そして実際に使った精度ですが
何と日差7秒位です。
時計自体の性能の高さと
調整技術の高さにはちょっと驚きました。
保証も1年付くとのことですので
安心して使えそうです。

又、色々なアンティークパーツもお持ちとの事で
今回、今は使わなくなった
ネックレスを持ち込み
懐中時計のチェーンにカスタマイズしてもらいました。



チェーン部分は18金ですから
ちょっと贅沢ですね。

さて、懐中時計
英国物も気になります。
「見に行く」と「購入する」が
セットになっている私にはとても危険なので
暫くは頭の中から
消去しておこうと思います、、、



Masa's Pastime

2012-03-10 06:00:27 | 時計
さて、以前のブログで取り上げた懐中時計。
創業20年以上のアンティーク懐中時計の名店
Masa's Pastimeに行ってきました。



勿論目的は懐中時計の購入です。

場所は吉祥寺駅から徒歩7分。
井の頭通り沿いなので
とても分かりやすい場所にあります。

さて、店舗に入ると入り口近くに
代表の中島社長の作業机があり、手を止め出迎えてくれます。



とても柔和な中島社長、店内の撮影も快く
許可していただきました。
まず驚くのはその広さです。
アンティークの美しいショーケースに納められた
懐中時計や腕時計の数々。
どれも目移りするような逸品揃い。
かなりの数があり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
魅力的な時計をいくつかケースより出してもらい
時計の特徴や使い勝手など
色々な説明をしていただきました。



そして、もうひとつ驚いたのは
ショールームスペースと同等の広さの工房があることです。
オープンになっていて
作業風景が見渡せるようになっています。
真剣な表情で作業を進めている
スタッフの皆さん。



この店の作りをみただけでも
アンティーク時計に対する並々ならぬ取り組みが姿勢が
伝わってきます。

そして、このお店のもうひとつ凄いところは
ホームページに懐中時計に関する技術的な内容が
オープンにされていること。
それは高度な技術と自信を持っているからこそ
出来る事だと思います。

さて、いくつかの懐中時計を見せてもらい
遂に懐中時計を購入ことになりました。


詳しい内容は又、明日。





感涙のヘミグウェイモデル

2012-03-04 06:51:19 | 万年筆 ステーショナリー
さて、冒頭の写真は何かご存知でしょうか?

そう、モンブランが1992年に発売した
作家シリーズ第一弾のヘミングウェイモデルです。



一時期は60万以上という
法外なプレミアムがついたこの万年筆
何といただいてしまいました。



私のブログの読者でもあり
私の親しい友人でもある
関西の大学の准教授博士のI藤さん。

先日出張で東京に来られた時に
昼食をご一緒させていただいたのですが
その別れ際に鞄からおもむろに出され
「独立のお祝いに」と渡されました。

開けてみて、ビックリです。

I藤さん、私が万年筆好きで
しかも、いつかはヘミングウェイというのを
知っていての心配りです。

嬉しいですね~。

さて、このヘミグウェイモデル
I藤さんが、昔使っていた物とのこと。
もう既に、使わなくなって15年との話ですが
とても大切に使われていたので
状態が非常に良く、すぐに使える状態でした。

とても美しい18金のペン先。



ペン先はロジウムコーティングになっています。



さて、書き味です。
念のため洗浄を行いましたが
デッドストック状態だったにも関わらず
まったく問題がありませんでした。



但し、自分好みの書き味にする為に
近いうちにペンクリニックに
チューニングに出そうと思います。

さて、今回も痛感しましたが
私は色々な方に支えられて幸せだなと
改めて思いました。

会社員を辞めると
遠のいていってしまう方もいますが
I藤さんは、全く変わらないお付き合いを
してくれる方。

感謝、感謝です。

さて、この万年筆。
私は道具は使ってこそ価値が出ると
考えるタイプですので
この万年筆も仕事で普通に使おうと思います。
ドイツ製万年筆は充分それに応えてくれると思います。

I藤さん、ありがとうございました。
私の独立のメモリアルとして
今回の事は深く心に刻まれました。

この万年筆に負けないよう
仕事も頑張って行きたいと思います。

祝!ARNYS日本再上陸

2012-03-03 07:36:43 | スーツ
ARNYS、パリの老舗メゾンが
改めて日本に再上陸することになりました。

ARNYSと言えばHERMESと並び称される
ブランドロイヤリティを持ち
セーヌ川を挟んで右岸のHERMES
左岸のARNYSと言われています。
オーナーであるジャン・グランベール・アルニス氏。



今回ARNYSを取り扱うのは
ジャン氏とゆかりが深いプレステージ社
代表のM田氏は大阪出張時
良くお会いする方で
誠実でとても気さくな方。
ARNYSに対する熱い想いを
語られました。



今回、このARNYS再上陸を祝って
代官山ヒルサイドテラスでパーティが開かれ
私も出席させていただきました。

会場に集まった方は150名以上
大変な盛況です。
ブランメル倶楽部などでいつもお会いしている方も
多数いらっしゃりとても華やかな雰囲気でパーティは
始まりました。

そして、今回スペシャルなイベントとして
何とあの松山 猛氏を迎えての
トークショーが開催されました。



ジャンさんとも懇意な仲の松山氏
服飾に関する話題で盛り上がります。

今回総合司会の大役を務められたのは
このブログでも何回かご紹介させていただいている
「英国王室御用達」の著者でジャーナリストの長谷川喜美さん。
そして手前にいらっしゃる奥様が通訳をされ
ジャンさんの若い時の話から
今期の秋冬のコレクションについてなど
話題は尽きる事がありません。



会場は立食形式で
豪華な食事やワインが供され
豪華なゲストの方も多数いらしゃいました。
下の写真は信濃屋の白井氏と
我らがアイドル服飾史家の中野香織さん



ARNYSの新たな門出を祝う相応しい
とても華やかな雰囲気。
愉しいパーティの時間は
こうしてあっという間に過ぎていきました。

とてもエレガントなARNYS
今後、色々なメディアで情報が発信されていくと思いますが
もっとも注目すべきブランドの一つだと思います。

祝!ARNYS!