いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ありがとうございます

2008-12-31 17:47:25 | その他
本年は皆さんに大変お世話になり
ありがとうございます。

2月からブログを始めて
もう少しで1年になります。

2chに書かれたり、厳しいコメントも
いただきましたが、それを上回る
暖かいコメントをいただき
いままでブログを続けてこられました。

また、ブログを通して
いろいろな方とお知り合いになることが出来
ブログを始めてよかったと思います。

来年も引き続き
自分なりの視点と
服飾に興味のある方には少しでも参考になるよう
率直な感想とかも書いていきたいと思います。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

ルイジボレッリのレザージャケット

2008-12-28 05:30:22 | カジュアル
遂にいってしまいました。
ルイジボレッリのレザージャケットです。

ある意味今年最大の大物ゲットです。
街ではご時世を反映してか
至る所でセールが行われていますが
このレザージャケットも都内某店で
セールで購入しました。

プロパ価格ではとても買えません~。

さてルイジボレッリですが
1957年南イタリアのナポリに創設。
元々は高品質な手縫いシャツのブランドでしたが
現在ではエクスクルーシブなメンズトータルブランド
となっています。
旗艦店がミッドタウンにありますが
百貨店やセレクトでも扱われています。

現在の経営者は一人息子のファビオ ボレッリさん。
とってもシャイでマッチョな方ですよ。
このブログにも何度か登場されていますので
ご興味のある方はブログ内検索をしてみて下さい。

さてそのレーザージャケットですが
革はとても柔らかく非常に高品質です。
触っただけで非常に良い革というのがすぐにわかる
素材です。
エルメスの製品に使われても
おかしくない革ですね。
(もっともエルメスだと
クルマが買える価格に跳ね上がりますが)

さてジャケットのディテールですが
着丈はハーフコート位です。
いわいるライダースジャケットのような
雰囲気ですね。

ウエストの部分が紐で締められるように
なっています。
又、インナーの作りですが肩部分がコットンで
その下の部分がウールのライナーになっています。




ネックの後ろ部分には
LBのロゴが・・・
洒落てますね。
思わず衿を立てたくなります。



そして袖はひとつボタンの本切羽です。



ボタンは全てとっても凝った
取り付けになっています。



さすが
一着一着ハンドメイドで作られている
製品ですね。

しかし、デティールよりも
一番特筆されるのはその着心地です。
レーザージャケットですので
服自体の重さはそれなりにありますが
これが着てみると
まるでダウンパーカーを着るような
軽い着心地なんです。
これには本当に驚きました。

まさにこれがテーラリング技術なんですね。

フランコプリンツィバリのスーツにも共通していますが
長時間着てもまったく疲れない着心地なんです。
レーザーの重衣料は確かにいいけれど
重さがあるので肩が凝るからなあ~と
思い避けてきましたが
正に目から鱗状態です。

さて着こなしですが
セーターやタートルの上から羽織ってもいいですが
ドレスシャツにアスコットタイをして
イタリア系のジャケットを着た上に
コートとして使っても良さそうです。

しかし最近、英国日記というよりは
イタリア日記になってきましたね。

モンテグラッパのMIYA

2008-12-27 07:16:58 | 万年筆 ステーショナリー
以前、ブログでご紹介した
モンテグラッパです。

モンテグラッパは
1912年イタリアのベネト州バッサノ・デル・グラッパに
設立されました。
この地は銀工芸品の緻密さが有名で
その技術が万年筆作りにも
生かされています。

やっぱりいってしまいましたね~。

購入したのは
MIYAというモデルです。
色はターコイズブルー。
冒頭の写真ですと
フラッシュの関係で明るく写っていますが
実際は下のような色です。



カタログでは
エンブレマとミヤどちらにするか迷いましたが
実物を持ってみると
MIYAに即決しました。

その理由は
MIYAが圧倒的にクラシックだったからです。
モンテグラッパなら八角形というイメージが
あったのですが実際に手に持って使ってみると
やはりクラシックな万年筆がいいですね。

見た目はビジネスライクながら
徹底的に機能を突き詰めたモンブラン
そして
機能もさることながら
独特のセルロイドを使い
美しさを追求したモンテグラッパ
クルマで例えるならモンブランはポルシェ
モンテグラッパはフェラーリ
というところでしょうか。

ペン先はF(細字)ですが
とても柔らかくセクシーな?書き味です。

今後はモンブランのボールペンのインクを黒に
モンテグラッパの万年筆のインクをブルーにして
ビジネスで使い倒そうと思います。

モンテグラッパ
美しいセルロイドボディと官能的な書き味。
正に万年筆の逸品だと思います。

日本橋の竹灯籠

2008-12-27 07:02:02 | その他
先週、木曜日の夜
日本橋を歩いていると
冒頭の写真の風景が。

お正月の角松のミニチュア版みたいな中に
ロウソクが入っていてゆらゆらと揺れながら
火が灯っています。

なんでも 
EDO  ECO 日本橋グリーンプロジェクト

というもので
日本橋の 
「人と人、人と自然のつながりを大切にする
 心で築いていく循環型社会を目指す」という
「ECO EDO 日本橋」宣言に基づいた
参加型イベントだそうです。

当日は風があったので
スタッフの方が苦労されて
火を付けていらっしゃいました。

最近イルミネーション系は
丸の内など色々なところで盛んですが
こういった
趣のある夜の演出は新鮮ですね。

思わず写真を撮ってしまいました。






ジョンロブのウィリアム

2008-12-24 06:01:20 | 
ジョンロブのウィリアムです。
今年の5月にパターンオーダーして
11月に検品でNGになった靴です。

年内の納品はないだろうと
諦めていましたが
先日ジョンロブ丸の内店から入荷の連絡があり
その日のうちに取りにいきました。
検品NGの連絡から1ヶ月ですので
思ったより早く納品されました。



ジョンロブの検品はかなり厳しいらしく
伊勢丹でも同時期に行ったオーダー会の靴の内
3足がNGになったようです。
伊勢丹での納期は来年の1月末のようです。

今回、思ったより早く納品されたのはもしかして
先日偶然ジョンロブのM田社長にお会いした時
靴が納品されない窮状を訴えたのが
功を奏したのでしょうか。
とりあえず、めでたし、めでたしです。

さて早速そのウィリアムですが
一番不安だったフィッティングですが
正にピッタリでした。
本当に良かったです。

今年1月にオーダーしたエドワードグリーンが
出来上がったらゆるかったので
ロブもウィズを
2EからシングルEに急遽変更してもらいました。
この選択は大正解でした。

さて肝心の靴ですが
革のきめ細かさがやはり素晴らしいです。
思わず食べたく!?なります。
作りもとても素晴らしく
ステッチなどもとても丁寧です。

ちなみに被せの部分はこんな構造です。



なかなか雑誌では紹介されないショットです。

そして革質がいいからか
爪先も直ぐに鏡面仕上げ出来ます。



但し、ひとつだけ残念なのは
今回オーダーしたカラーは
パリジャンブラウンですが
しかし、実際に納品された靴は
これって本当にパリジャンブラウン!?
というほど色が濃いです。

独特のムラ感もあまりわかりません。
まあ革物ですからしょうがないと言えば
それまでですが・・・

今回も、はからずもオーダーの難しさを
実感した次第です。
・かなり長い納期
・フィッテングの不安
・革の色合いの問題

うーん、今後はやはり現物が確認出来る
既成靴がいいかもしれません。

そういえば
今日はクリスマスイブですね。

今年は大変な年になりましたが
みなさんにも幸がありますように
メリークリスマス!

モンテグラッパ

2008-12-23 07:49:32 | 万年筆 ステーショナリー
モンテグラッパ
言わずとしれたイタリアの
筆記具メーカーです。

特にキッカケがあった訳ではないのですが
最近、ちゃんとした万年筆が欲しい病
にかかってしまいました。

この所、いくつかの万年筆売り場を覗いてみましたが
一番気になったのがモンテグラッパです。
万年筆は全くの素人ですが
余りに美しい色合いのボディ
そして艶かしく美しいデザインに
やられてしまいました。

万年筆を使う人って
何か大人って言う感じがしますよね。

モンブラン
ウォーターマン
アウロラ
ビスコンティ
等見ましたが
やはり
モンテグラッパが一番気になります。

とりあえず候補は
エンブレマ



ミヤ



辺りです。

う~ん 買いそうでマズいです。

腕時計DATA FILE

2008-12-21 07:59:04 | その他
先日、近所の本屋さんで
面白い本が発売されていたので
購入しました。

その名も
腕時計DATA FILE。

時計好きなら思わず手にとってしまいます。
発行はDEAGOATINE
創刊号はバインダーもついて290円!
というやつです。
2号以降は価格が倍になります。
やりますねー
DEAGOATINE。
得意の戦法です。

さて肝心な本の内容ですが

「イントロで」概要が

「ヒストリー」でその時計の歴史を
色々なモデルと共に写真で紹介

「テクノロジー」で
ムーブメントを中心とした解説が
載っています。

そして「モデル」で
そのメーカーのモデルが写真入りで
詳細に載っています。

正にDATA FILEですね。

ひとつの号で5メーカー載っているので
いつまで続くのでしょうか・・・

そしてもうひとつの特徴が
創刊号に付属しているバインダー。



カテゴリーごとにファイル出来るように
なっています。

まさに時計好きの心を鷲掴み!?

今の所、4号まで発売されています。
恐るべしDEAGOATINE。

バタクハウスカットのCG用タイ2

2008-12-20 06:59:24 | タイ
引き続きグラント用のタイです。

ネイビーも必要だよねということで
K部店長不在時にS田氏に
用意してもらったのがこのタイです。



いつも思うのですが
伊勢丹店はすべてのスタッフが
私の探していたりオーダーしているものを
同じレベルで情報共有していて
素晴らしいと思います。

特別なナレッジシステムもないと思うので
コミュニケーションが非常にいいのですね。

ところでタイは
純粋なネイビーとやや光沢感のあるタイを
用意してもらいましたが
結局購入したのは
光沢感のある方です。



ネイビータイは次回でも入手可能と判断し
(実際にはあるようで、この太さのタイが意外にないのですが)
今回は見送りました。

こちらのタイ
見る角度によって色が変わり
非常にトーンを抑えた感じで
これまた渋いです。
また前回購入のタイに比べると
やや肉厚のしっかりした感じの作りです。

CG用に購入しましたが
よく考えれば
CGにこだわることなく
タブカラーに合わせても
OKだと思います。

3P+タブカラーで
近々にしてみようと思います。


バタクハウスカットのCG用タイ

2008-12-17 06:59:02 | タイ
バタクハスカットのCG(ケーリーグラント)モデル用タイです。
先週伊勢丹店で購入しました。

現在下の生地でCGスーツをオーダーしていますが



混み合っていることもあり
出来上がりは1月中旬
その前にコーディネイト用のシャツやタイを
揃えようと思い立ち購入しました。

何といっても初グラントなので
細身のタイなどほとんど持っていません。

ここはグラントのプロフェッショナルで
最近飲み友達とも化している
K部店長に相談したところ
ご推薦いただいたのが冒頭の
タイです。

実は写真では非常にわかりずらいと思いますが
色がモスグリーンです。



これが現在あるタイでは
もっともお勧めとのことです。

渋いですね~。

イメージとしてはこのタイに
白シャツ、チーフはもちろん白リネンの
TVフォールド。
そして靴と鞄は黒です。

早く合わせてみたいですね。

バタクハウスカットのタブカラーシャツ2

2008-12-14 06:15:31 | ドレスシャツ
バタクハウスカットのドレスシャツ
引き続いてタブカラー第2弾です。

こちらはハウスカットの標準仕様ともいえる
タブカラー+ダブルカフスのシャツです。
最近ハマッているタブカラー
そしてカフリンクスが出来る
ダブルカフというところが
やはりいいですね。

生地は高級感があり
また何にでも合わせやすい柄です。



最近のコーディネイトは
フランコプリンツィバリのスーツの時は
FRAYのワイドスプレッドのシャツ
バタクハウスカットのハウスモデルのスーツの時は
ハウスカットのタブカラー
という法則が出来上がりつつあります。

それにプラスしてタイについても
フランコはリベラーノ
ハウスモデルの時は
ネイビーソリッド又は
バタクハウスカットで購入したタイ
という法則も・・・

う~ん、型にハマらないよう
気をつけようと思います。

今年は景気の関係か
年始のセールまでのつなぎセールが
盛んですね。
色々な案内が来ます。

CG用の白シャツも新たに調達予定なので
いくつかセールには行ってみようと思います。