いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

リンペルメアビレのショートトレンチ

2018-12-31 18:22:55 | カジュアル
l'impermeabile リンペルメアビレ イタリア製 ショートトレンチです。イタリア・エンポリ(EMPOLI)にファクトリーを構える"LANDI"社の、「l'impermeabile(リンペルメアビレ)」。このブランドの名前はイタリア語でトレンチコートを意味します。エンポリは一時は英国をも凌ぐトレンチコートの生産拠点でした。素材はコットン67%ナイロン33%、ギャバジン織でこの生地は60年代の生地を現代風に同ブランドが復刻したものです。トレンチコートの生地は英国だけでなくイタリア製も良いものが多いと言われています。

さて、前回の続き、スポーツカーに乗る時の装いです。ショートトレンチのコンセプトは正に言葉の通り、トレンチコートを半分にカット、というか、完全にぶった切ったという言いかたのほうが適切なデザインです。



ライナーはないので季節的には春になると思います。といってもクルマの中でコートを着用することはないので、夏を除く3シーズンと言ってもいいかもしれません。



背中もまんまトレンチコートです。唯一違うのは腰でカットしてあるので、そこがゴムで絞ってあるところでしょうか。軽く動きやすく、スポーツカーを運転するにも問題がありません。屋根を開けたりしてもある程度防寒出来るので問題なさそうです。

スポーツカーの装い、それが英国車、例えばスーパーセブンならベルスタッフのジャケットなどがマッチすると思います。ジャガーのXJSなどであればツイードのジャケットにコーデュロイかモールスキンのトラウザーズのカントリージェントルマンスタイルなどが良いと思います。これがドイツ車となるとちょっと装いのイメージが難しくなります。サーキットをイメージしたものとか、、、

う〜ん、、、

今後のテーマとして考えたいと思います。


スポーツカー用ウィンドブレーカー

2018-12-31 18:04:35 | カジュアル
PORSCHEのウィンドブレーカーです。材質はナイロンとポリエステル、フード付きです。PORSCHEのイベントに参加した時に購入したものです。



色はネイヴィーで黄色のパイピングがしてあり、このパイピングと文字の部分がヘッドライトに当たると反射するようになっています。ロゴデザインが控え目なのとデザインがシャープで良いなと思い購入しました。



特に背中にロゴが入っていないのが好感が持てます。黒と白に赤のパイピングのジャケットもありますが、このタイプは背中に大きくロゴが入ってしまっているので、こういったタイプは普段に着用するのが難しくなってしまいます。



内側はポリエステルのライニングになっています。フード付き、内ポケットも付いていてなかなか機能的です。



- 防風性、速乾性
- 耐水性: 3,000 mm
- 透湿量: 3,000 g/m2/24 h

このへんの性能表示がドイツ仕様っぽいですね。

スポーツカーを運転する時に着用する服。例えばケータハムスーパー7やジャガーならイメージは付きますが、ドイツのスポーツカーとなると何が良いのでしょう。こういったメーカー純正の物もファションとしてはいいのか悪いのか微妙ですね。ということでこんなものも購入してみました。詳しくは次回で。




ハリスツイードのクラシックラグランコート

2018-12-02 13:29:51 | コート
ハリスツイード。最も有名なツイード生地ではないでしょうか。スコットランド北西部、アウターヘブリティズ諸島。そこに生息する羊の羊毛から今も昔ながらの織機で手織りされているのがハリスツイードです(今は生産量の関係で一部他の英国からの羊毛も使われています)。緑に覆われた島、しかし厳しい自然であることは容易に想像ができます。飛行機を乗り継がなければならないその地は気軽には行くことが難しそうです。長谷川喜美さんの著書「ハリスツイードとアランセーター」に島の様子が描かれて非常に興味深いです。その著書によるとハリスツイードとはいえ時代に応じて変化があり、特にハリスツイードを特徴づけている織機についてはシングル幅のハッタースレイの織機から効率的なダブル幅の織機ボナス・グリフィスに変わりつつあるとのこと。羊毛もブラックフェイスという種からチェビオ種にとって変わりつつあり、その結果、ハリスツイードも軽く柔らかいものが増えているようです。まさに時代を反映していますね、私が以前ヴィンテージのツイード生地で作ったコートを試着したことがありましたが恐らくコートそのものの重さが6〜7kg位あり驚いたことがあります。流石に現代の東京で着るには重すぎる気がします。

今回のクラシックラグランコート、batakでオーダーしました。ハリスツイードの生地は現代的な重さのもの、といっても目付は軽く500g以上はあると思います。



実はラグランコートはこれで2着目。batakのこの素晴らしいパターンに惚れてしまいました。流石N寺さん、完璧なパターンです。柄は以前から気になっていたブラックウォッチです。実は去年ヘリンボーンにするかブラックウォッチにするか迷ってブラウンのヘリンボーンにした次第。

裏地は下のような仕立てです。



ポケットの仕様は4種類、箱ポケット、マガジンポケット、貫通ポケット、貫通マガジンポケット。今回私は貫通マガジンポケット仕様にしました。これはコートのポケットからスーツにアクセスすることが出来、とても便利です。トレンチコートなどに多い仕様ですね。




裾まわりや袖は標準的な仕様です。





クラシックラグランコート、着用した時の気心地とシルエットがとても好きです。ラグランコートというとおじさんのコートというイメージですがこれはクラシックなラインが本当に美しいと思います。



コートは後ろ姿。哀愁があるでしょうか、、、



そういえば今日は服飾系のパーティ。これを着て行こうと思います。