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いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

盛夏の装い

2019-08-18 11:50:08 | ドレスシャツ
梅雨明けが遅かった分、今年の夏は物凄い暑さとなりました。40度を超える日も、、、これは出張で行くインドのチェンナイより暑い気がします。そんな時に伊勢丹でオーダーしたシャツが上がってきました。



無地と織り柄のドレスシャツ、久しぶりに白いシャツをオーダーした気がします。襟はセミワイド、袖はダブルカフスです。そしてブルーの淡いブルーのシャツ、こちらの袖はターンナップカフスです。



世の中クールビスですが、夏でも私はタイドアップします。ここ10年近くは夏はボウタイと決めています。この夏購入したのはハケットのボウタイ。無地のブルー、シルク生地のタイです。何にでも合わせやすいタイです。



ボウタイはたまに手結びでない形が出来上がったものをしている方がいますが、慣れてしまえばボウタイは結ぶのが簡単です。ぜひ大人の方は手結びのボウタイを結んでほしいと思います。

さて、、、
梅雨の時は夏が待ちどうしかったのですが、そろそろ秋が待ちどうしくなってきました。




伊勢丹のオーダーシャツ

2019-05-02 07:29:52 | ドレスシャツ
伊勢丹でオーダーしたカジュアルなシャツです。



夏用に作ったものです。



生地は50〜80番手くらいのコットンのブロードでピンクの太い縦縞です。



型紙はドレスシャツと同じものを使いますので、クラシックなラインです。私と真逆の痩せ型の方でしたらカジュアルなシャツはスリムフィットな感じで作った方が良いかもしれません。

背中はこんな感じです。非常に丁寧なカッティングと縫製です。



襟はボタンダウンにしました。



今回オーダーして思いましたが、やはりシャツは生地が重要ですね。カジュアルではあまり気にならないかなと思いましたがやはり細番手のサテン織やシャンブレーは着用感が違います。私は大汗かきなのでシャツの下にアンダーシャツ着てしまう派ですが、それでもその差は歴然です。シャツは消耗品ですが出来るだけ良い生地を選びたいですね。



ところでこちらの生地のシャツ。生地を見たときは良いかな〜と思いましたが、いざ出来上がってみるとかなりきわどい、、、
さて、どうしたものか。


バタクハウスカットのタブカラーシャツ

2019-04-30 16:07:19 | ドレスシャツ
バタクハウスカットでオーダーしたタブカラーシャツです。生地を取り置きして支払いだけして放置してあったシャツです。その存在をすっかり忘れていましたがK部店長に「らみいさん これどうしますか?」と言われて思い出した次第。細いストライプの生地でしたので、恐らくウィンザー公をイメージしてタブカラーで作るつもりだったのだと思います。ということで採寸してもらい、早速作ってもらいました。



タブカラーはホックではなくボタンの仕様になります。



全体のフォルムはもちろんクラシックなラインです。バタクのパターンはとても着心地が良いです。



袖はターンナップカフス(フレンチカフス)です。ダブルカフスはアスコットチャンで何着が作っているのであえてこの仕様にしました。

バタクハウスカット本店(新宿)には「カルロ リーバ」と「デイビッド&ジョン・アンダーソン」のシャツ生地が大量入荷していました。「華麗なるギャツビー」で出てきそうなとても高級な生地やちょっと変わった色柄物など一見の価値ありです。連休中に覗いてみてはいかがでしょうか。


アクアスキュータムのドレスシャツ

2017-06-18 07:06:31 | ドレスシャツ
アクアスキュータムの生地を使い伊勢丹でオーダーしたドレスシャツです。アクアスキュータム、1851年にロンドン、リージェント街の高級服仕立店として創業。 ラテン語の“aqua-水”と“scutum- 盾”を組み合わせた造語“Aquascutum”がブランド名の由来、その文字通り防水という意味からきています。その防水布で作ったコートが英国将校用として使用されたことにより一気に有名になりました。その後は英国王室御用達にもなっています。



選んだ柄はピンク系のストライプ。あまりこういった種類の生地は持っていないのでオーダーした次第です。



仕様はいつもどおりのセミワイドのカラー、前立てあり。



袖はフレンチカフとしました。

どんなスーツに合わせるか、当初はソラーロのスーツとも思っていましたが、ちょっと派手になりすぎるので濃紺系のスーツに合わせてみようと思っています。

そういえばBuddのシャツも作成途中であることを思い出しました。そろそろロンドンに行かないといけないですね。


アクアスキュータムのドレスシャツ

2017-05-14 11:43:55 | ドレスシャツ
伊勢丹でオーダーしたアクアスキュータムのドレスシャツです。明るいブルーの生地です。襟はクラシックな装いに合わせやすいセミワイド。



生地は勿論コットン100%。織はオックスフォードです。番手がある程度高いので程よい光沢とシルクのようなしなやかさを持っています。勿論通気性もいいのでこれからの季節にも最適です。



オーソドックスな色合い、そして質感もあるので、袖はスタンダードなダブルカフスにしました。



この手の色合いのドレスシャツはベーシックなのでカフリンクスも選べる範囲が広がり楽しいですね。ある程度かしこまったビジネスの場で活用できるドレスシャツだと思います。

そういえば、そろそろBuddのドレスシャツのサンプルが出来上がる頃。さて受け取りはどうしたものか、、、



英国スタイルAscot Changのドレスシャツ

2016-10-10 08:08:15 | ドレスシャツ
さて、前回の続きです。

わずか三日間で仕上がってきたAscot Changのドレスシャツ。ビスポークとはいえ、仮縫いもサンプルもなく一発勝負です。まずはマオカラーのドレスシャツ。マオカラーは毛沢東、英語名Mao Zedongに由来する立襟のシャツです。このカラーは中国そしてインドで良く見られます。マオカラーはシャツだけでなくスーツもありますが、日本ではあまり馴染みがないでしょうか。クラシックの指揮者の方などが時々着用しているのを見かけます。



風水を意識した訳ではありませんが、色は黄色、素材はコットンです。



見頃は細身ではなくクラシックなゆとりのあるサイズ感です。



袖はシングルカフスです。



そして初体験のマオカラー。



早速フィッティングしてみました。シャツ姿で失礼します。実は衝撃的と言ったのはどこでシャツを作ってもそうですが、最初の1着目はなにがしかの修正点があるものです。しかし今回出来上がってきたシャツは修正したいところが見当たりません。身頃や袖の長さ、着心地も完璧です。強いていうならネック周りはもう少しだけ細くても良いかなという位。ネック周りは俗に指2本が入る位が良いといいますが、私は指が1本入るか入らないか位が好みです。その点を伝えていなかったので一般的なフィッティングで出来上がってきたのだと思います。



ジャケットを着用した写真です。ノーネクタイでも程よいフォーマル感があり、正に夏のクールビズスタイル(この言葉はあまり好きではありませんが)にも良さそうです。



こちらはタブカラーのドレスシャツです。袖はダブルカフスです。タブカラーにダブルカフスの組み合わせはあまりないと思いますので、是非この仕様で作ってみたいと思っていました。



残り2枚はブルーの太めのストライプ、襟はタブカラーで袖はダブルカフス、もう1着は色は白、襟はセミワイドでダブルカフスです。



白い方は織り柄が入ったコットン生地です。



太めのブルーストライプのタブカラーはリネンの生地にしました。リネンというと夏の生地というイメージが強いですが、打ち込みの良いものでしたら通年着用が可能です。

Ascot Chang、初めからこのレベルで仕立て上がるのであれば、又、オーダーしてみたいと思いました。特にマオカラーはあと何着かあっても良さそうです。オーダーはわざわざ香港に行かなくても日本でオーダー会を時々やっているようです。同じ価格ならその時にオーダーするのも良いですね。

さて、次回のブログは、いつものあの方が来日です。


Ascot Changのビスポークドレスシャツ

2016-10-02 08:03:26 | ドレスシャツ
先日香港へ出張に行きました。飛行機で約4時間ほど。アメリカや英国に比べるととても気軽に行ける距離です。海に面した商業都市香港、景色も素晴らしいです。



何より素晴らしいのは料理が美味しい事。日本ではあまり食べる事の出来ない料理を堪能してきました。



ガチョウ料理です。表面が香ばしく中身は柔らかくジューシーです。



こちらは魚のハタです。煮魚スタイルですが醤油ベースの味付けが絶妙です。



最も衝撃的な美味しさだったのがこちら。何とこれシャコです。日本ではお寿司で食べるととても小さいのですが、香港のシャコは伊勢海老くらいの大きさがあります。油でカラッと揚げたシャコにニンニクのチップがふりかけてあります。これはサイコーに美味しかった。

あなたも香港に行かれることがあったら是非召し上がってください。

さて、本題です。

服飾関係の友人Tonyさんからお話を伺って、一度行ってみたいと思っていた香港のAscot Chang。遂に行ってきました。Ascot Changは英国スタイルの老舗ビスポークシャツメーカーです。創業者のAscot Chang氏は14才から上海で熟練のシャツ職人の下で修行、1949年、香港で訪問スタイルのシャツのビスポークを始めました。現在では上海に2店舗、中国国内に5店舗、ニューヨークとビバリーヒルズにも店舗を構えています。私が今回伺ったのは1963年に開店したペニンシュラホテルのアーケード内にある店舗です。



この店舗何と日本語でOKです。オシャレで有名なあの大臣もこちらの顧客とか。さて、早速友人の紹介でビスポークに来たことを告げて採寸を始めてもらいました。



採寸箇所はかなり多く、日本でビスポークするのと同じような要領で進みます。首回り、肩幅、袖丈、胸、ウエスト、お尻、前身頃長さ、後ろ身頃の長さなど丁寧に計測していきます。約20分ほどで採寸が完了すると、次はどのようなシャツを作るか相談していきます。



ビスポークは注文の最小単位が4着からになります。ここらへんは英国と同じですね。まずは何百種類もある生地サンプルから生地を選びます。今回はコットンとリネンの生地を選びました。



次にシャツのデザインを決めていきます。お店からは代表的な襟を何種類か薦められますが、いろいろ要望を話すと次から次と襟型のサンプルが出てきます。おそらく襟の形だけで50種類くらいはありそうです。



今回、折角Ascot Changに来たので普通のシャツメーカーでは作れないマオカラーのシャツを1着オーダーしました。



オーダーしたのが金曜日、何と日曜の夜には仕立てたシャツがホテルに届きます。シャツの詳細は次回ご紹介しますね。実はちょっと衝撃的な内容でした。


英国Buddのドレスシャツ

2016-09-25 08:22:11 | ドレスシャツ
Buddでオーダーしたドレスシャツのサンプルが先日出来上がってきました。Buddのビスポークの場合は4枚でオーダーしそのうちの1枚目のシャツがサンプルとして出来上がってきます。サンプルが出来上るまで約2ヶ月ほどかかりました。冒頭の写真の箱に入ってエアーメールで日本に送られてきます。開封するとちゃんと丁寧にしまわれていて好感がもてますね。



サンプルで出来上がってきたドレスシャツはこちらです。



正直言って、2ヶ月もたつとこの生地でオーダーしたかな〜?と記憶も曖昧です。綺麗なブルーの生地で襟はBuddのレギュラーカラーです。特に指定しなければネックの裏あたりにイニシャルが入ります。



袖はダブルカフスです。



縫製は丁寧で特に問題はありません。Buddのチーフカッターの方には写真を送ってくれと言われているので特に大きな修正がなければ写真を送って修正の指示をして残り3枚の出来上がりを待つということになります。

さて、早速フィティングしてみます。

まず着てみて最初に感じたのは身頃がタイトすぎる事。クラシックなドレスシャツなので身頃はかなり余裕が欲しいところです。そして襟、私はタイトなものが好きなのですが、今回出来上がったサンプルはタイトすぎで首が苦しくなりそうです。袖、短すぎます。腕を曲げると引っ張られてしまう感じです。

う〜ん、想像以上に大きな修正点が多いです、、、これは写真とメールのやり取りだけでは難しそうです。Buddの方と相談をして、結局来年1月にまたロンドンに行く時に見てもらう事にしました。ビスポーク1着目、中々難しいですね。

シャツつながりという事で、先日香港に出張した時にシャツをビスポークしましたので、次回はその事についてレポートしたいと思います。


英国でドレスシャツをビスポーク

2016-07-31 08:25:54 | ドレスシャツ
さて、いよいよ本題に入っていきます。サビルローで一通り老舗テーラーを外から(笑)見学し、いつかこの中のテーラーのどこかでビスポークする事を誓い、次に向かったのはジャーミンストリートに面したピカデリーアーケード。ここにはNew&Lingwoodなど老舗の洋品店が集まっています。今回英国でしたかった事のひとつ、それはドレスシャツのビスポークです。BeSpokeその言葉の通りカッターと話しながらシャツを注文で作ることです。英国でドレスシャツのビスポークというと一番最初に思い浮かぶのはTurnbull & Asserだと思います。初めてオーダーする場合はまず6枚が最小単位になりますので、これは結構ハードルが高いですね。何よりTurnbull & Asserは今では日本でトランクショーをやっているので日本でもオーダーすることが出来ます。英国でしかオーダー出来ないシャツ屋さんといえばこちらのBuddです。サビルローの老舗テーラーアンダーソンシェパードでスーツをビスポークするとシャツはこちらで作ると言われている老舗のシャツ屋さんです。今回、友人のTさんに紹介していただき、こちらの門をくぐりました。



店内はいかにも老舗のシャツ屋さんというディスプレイです。





色々な襟型のディスプレイ。



そしてTさんから紹介していただいたチーフカッターのダレンさん。とても親切な方でした。



早速採寸です。この採寸の写真はBuddの既製品のシャツを着ながら行っていますが、実は私が間違ってメジャーメイドと言ってしまったので、このような採寸の写真になっています。翌日「ビスポーク」でと再度お願いして、採寸をやり直してもらいました。





採寸が終わった後は、生地とデザインを選びます。Buddの場合、ビスポークの時はオーダーの最小単位は4枚からになります。最初高番手のイタリアの生地を勧められましたが、やはり英国の生地でということでACORNの生地でお願いしました。まず最初に1枚が完成し、それを修正して残り3枚を作ります。1枚目が完成すると日本に送られてきますのでそのシャツでフィッティングのチェックを行います。チェックは写真を送って修正箇所をお願いするか、またはロンドンのお店に行ってチェックしてもらいます。私は1月にロンドンへ再度行く予定ですのでシャツの完成度を見てどちらにするか考えようと思っています。



写真を見るとわかりますが、Buddではボウタイ、ブレイシーズ、傘やナイトウェアも扱っています。ナイトウェアはちょっと気になりますね。

さて、1枚目のシャツの完成は一ヶ月後と言っていましたので、そろそろ届く頃でしょうか?楽しみです。


伊勢丹のドレスシャツその2

2015-12-13 08:31:06 | ドレスシャツ

伊勢丹のドレスシャツ その2です。

2枚一組で割引と言われ、つい毎回2枚はオーダーしてしまいます。生地も色々ありますが、振り返ってみると白無地のドレスシャツはほとんど手持ちがなく、何らかの柄が入ったものが大半です。定番の淡いブルー無地は定期的に作っていますが白無地がほとんどないとなると、筋金入りの英国好きの方は眉をしかめるかもしれませんがお許しください。



今回オーダーしたもう一枚のドレスシャツはブルーのロンドンストライプ柄です(正確にはブロックスストライプ)。襟はセミワイド、身頃はクラシックなラインです。背中にプリーツは入っていますがウェストを絞るダーツは入っていません。前身頃は表前仕立てでオーダーしました。



袖はターンナップカフス。いつも一枚はダブルカフスで、もう一枚はターンナップカフスの組み合わせで最近はオーダーしています。そう、ターンナップというと007を連想してしまうのは私だけでしょうか?特に「DR.NO」でショーンコネリーがブルーのターンナップのドレスシャツを着ているのが印象的です。勿論007ではドレスシャツはすべてターンブル&アッサー製ですので結構カッチリした作りではないかと思っています。

今回オーダーしたドレスシャツ、生地はコットンの平織り、それほど番手の細いものではありませんがビジネスで使うのには必要充分なレベルです。伊勢丹のこのタイプのドレスシャツは襟もカフスもかなり固い作りになっています。イタリア系の柔らかいドレスシャツと比較すると着用した感じはだいぶ違います。どちらかというと英国的な作りかもしれません。勿論生地にもよるので一概には言えませんが。

さて、ロンドンストライプのドレスシャツ、無地系のスーツに合わせ、クリスマスパーティに繰り出すとしましょうか。