いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

銀座トラヤ帽子店別注 KNOXの中折れ帽

2019-05-05 06:38:24 | ハット
ノックスの春夏の帽子です。夏用の帽子はパナマを除きわりと早めに痛んでしまうことが多く、定期的に買い換えています。今回は銀座のトラヤ帽子店にてノックス(KNOX)の帽子を購入しました。

KNOXとは1838年チャールズノックスがニューヨーク フルトン通りに創業した帽子メーカーです。その歴史何と181年!リンカーン大統領やロックフェラーなど名士が顧客として名を連ねています。アメリカでは紳士に必需品の帽子でキャデラック+ノックスの帽子が成功の証だったとか。ファッション誌エスクァイアに広告が毎号掲載されていた時期もあり(今もKNOXのWebページで見ることが出来ます。)現在ではアメリカ最大の帽子メーカーに発展しています。

今回購入したのはTORAYA別注のもの。日本製のライセンス商品ですが職人が手作りで仕上げています。実はノックスの帽子はCA4LAでも購入していますが、仕上げが全く異なります。



素材は天然草木とありますが、おそらくシゾールでしょうか。



クラウンの形やブリムの大きさもスーツやジャケットに合わせるのに丁度いい大きさです。



仕上げで大きく異なるのは糊付けの硬さです。CA4LAは輸入品のボルサリーノなどと同じ位の硬さですが、今回の購入したものは固めに仕上げてあります。
実は夏用の帽子は使っていくとブリムの形がパッカリングしやすいのですがこれはおそらく大丈夫。私の好みにも合います。



そしてもう一つの特徴。それは大きさの調整機構が付いていることです。夏用の帽子は天然草木の為、使っていくとどんどんサイズが詰まってしまうことが良くあります。私はボルサリーノのパナマで最大3cm縮んだことがあります。今はその特性がわかっているのでワンサイズ大きなものを選び、汗止めなどで内径を調整していましたが、トラヤ帽子店のものはリボンで内径が調整出来るようになっています。これは画期的だと思いました。



もう少し使ってみて問題なければ、別の色のものを追加購入しようと思います。


ハケットロンドンのポロシャツ

2019-05-04 07:46:21 | カジュアル
ハケットロンドンのポロシャツです。最近は夏日と言われる25度近い日もちらほら。そろそろポロシャツの出番が近づいてきました。

クロスしたこのデザイン、ポロ競技をモチーフとしたものです。デザインがかっこいいですね。袖に「1」と入っています。
ポロ競技ではそれぞれ番号に意味があります。



1番 攻撃担当。また相手チームの4番をマークする役目。

2番 攻撃の主力選手。自分で得点するか、1番にパスをする。相手キャプテンの3番をマークする。

3番 守備担当。3番はキャプテンの番号でもあります。

4番 守備の主力選手。フィールドのどの位置にも行け相手の得点を遮る。

ちなみにウィリアム王子やハリー王子は2番。ロイヤルファミリーはこの番号が多いとのこと。日本では「1」が 人気がありますが、ラルフローレンなど他のメーカーではキャプテンである「3」の番号のものが多いです。

後ろから見ると左右の袖の色が違います。ユニークですが、なぜかかっこいい。



襟の裏にはユニオンシャック。これまたアクセントですね。



そしてもう1着はこちら。シンプルなデザインです。どちらもロゴが大きく入っていないのが良いと思います。



背中もシンプルです。



柄物のポロシャツで気に入るデザインのものはなかなかみつけるのが難しいのですが、ハケットロンドンはかっこいいデザインのものが多いですね。また買い増ししたくなりました。

さて、 GWも後半、このポロシャツを着る機会があるかな、、、



伊勢丹のオーダーシャツ

2019-05-02 07:29:52 | ドレスシャツ
伊勢丹でオーダーしたカジュアルなシャツです。



夏用に作ったものです。



生地は50〜80番手くらいのコットンのブロードでピンクの太い縦縞です。



型紙はドレスシャツと同じものを使いますので、クラシックなラインです。私と真逆の痩せ型の方でしたらカジュアルなシャツはスリムフィットな感じで作った方が良いかもしれません。

背中はこんな感じです。非常に丁寧なカッティングと縫製です。



襟はボタンダウンにしました。



今回オーダーして思いましたが、やはりシャツは生地が重要ですね。カジュアルではあまり気にならないかなと思いましたがやはり細番手のサテン織やシャンブレーは着用感が違います。私は大汗かきなのでシャツの下にアンダーシャツ着てしまう派ですが、それでもその差は歴然です。シャツは消耗品ですが出来るだけ良い生地を選びたいですね。



ところでこちらの生地のシャツ。生地を見たときは良いかな〜と思いましたが、いざ出来上がってみるとかなりきわどい、、、
さて、どうしたものか。


祝 令和! 祝 H & Sons 開店!

2019-05-01 18:11:43 | その他
令和 改元 おめでとうございます! 気持ちも新たに今後も進んでいきたいと思います。そしてもうひとつおめでたいことが!日頃お世話になっている廣川暉雄氏が日本橋に自身のテーラー Bespoke H & Sonsを本日オープンしました!誠におめでとうございます!!!

廣川暉雄(ひろかわ てるお)氏はあの銀座の老舗テーラー「銀座 英国屋」「壱番館」にて第一線で長年活躍された職人さんです。壱番館の創業者が英国王室から「ラムゴールデンベール」を受賞した際には英国王室コレクションに出品、そのとき廣川氏が仕立てたモーニングコートやスーツ、ジャケット、トラウザーズが今もエジンバラのロイヤルミュージアムに保存されています。噂を聞きつけた芸能人の方からビスポークの依頼を受けることも多く、映画やドラマの衣装の依頼も入るとのこと。



アトリエのある蒲田では廣川氏を慕ってテーラー希望の若者が集まってきます。廣川氏は実費のみでお弟子さんを受け入れ朝10時から夜遅くまで技術を伝承しているとのこと。今後は日本橋にテーラーをオープンしたので昼間は店舗で夜はアトリエでお弟子さんたちを指導するとのことです。

先日、関係者のみでレセプションパーティが開催されました。少ない内輪の人数とお聞きしていましたが、会場に着くと沢山の方がお祝いに駆けつけていました。皆さん本当に心から笑顔でお祝いされていて、廣川氏のお人柄がうかがえるパーティでした。



本日より営業開始とのことで、もちろん初めての方でもじっくり相談に乗っていただけると思います。ジャケットやトラウザーズの注文も可能ですがやはりスーツを作りたくなりますね。採寸して仮縫い、今ならおおよそ一ヶ月程度でスーツが完成するとのこと。私も作ってもらいたいと思っています。

詳しいことは下記よりお問い合わせください。

H&Sons Webページ




また、お弟子さんでもあるNakazato Ayaさんが廣川氏の経歴を詳しく紹介されています。ぜひご参照下さい。

Sarut Hiro 廣川暉雄 イントロダクション アルチザンの軌跡

Sarut Hiro 廣川暉雄 前半 アルチザンの軌跡

Surut Hiro 廣川暉雄 後半 アルチザンの軌跡

廣川さんおめでとうございます! 
心よりお祝い申し上げます。