いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリの盛夏スーツ

2009-05-31 07:19:53 | スーツ
フランコプリンツィバリの盛夏スーツが
先日出来上がりました。
注文したのが4月11日ですので
納品まで約2ヶ月弱かかりました。
やはり工程が多いので納期がかかるのでしょうね。

さて今回の仕様は
新しいレジュリッシモ仕立てです。
昨年作ったレジュリッシモと比べると
よりしっかりした作りに変わりました。
雨降り袖もあまり目立たない仕様となっています。



そしてフランコの意匠ともいえるこの袖。
シャープかつ着心地にも関係しています。



オーダーするにあたっては
生地ストックを直接見て選んだので
メーカーがわかりませんが
多分、この生地はカルロバルベラだと思います。
色は冒頭の写真よりはもっと落ち着いた色です。



そして今回、フランコ氏の提案でボタン位置を下げ
よりクラシックな三つボタン段返り仕様としましたが
大正解でした。

スーツにより大人っぽさが加わりました。
今後はこのパターンを使って
オーダーしようと思います。
そして着心地はフランコ流でとても軽く
着ていることを意識させない作りです。

今年の夏も暑そうです。
タイドアップにはこういったスーツが
必要ですね。




ボルサリーノのパナマ帽

2009-05-30 07:18:20 | ハット
遂に買いましたパナマ帽。

昨年、丸の内店のCA4LAで
クリスティーズのパナマ帽を見ていらい
来年こそは買おうと思っていました。

昨年はまだ帽子を被るのが気恥ずかしく
(まあ一般的にはそれが普通ですが)
とてもパナマ帽を被って会社に行く勇気は
ありませんでした。

最近では私がボルサリーノ被っていても
誰もなにも言わず
むしろ被っていないと
「あれっ?今日はどうしたの?」と
言われるようになってきました。

う~ん、正に機は熟しました。
遂にパナマ帽デビューです。

購入は伊勢丹MEN’S館で
Iカード優待10%で購入しました。

パナマ帽はただその存在だけで
かなり目立ちますので
デザインはクラシックなもの
リボンの色は黒と決めていました。

そして選んだのが冒頭の
ボルサリーノのパナマ帽です。
クリスティーズも考えたのですが
ボルサリーノのほうが
ツバが大きいせいか
とってもエレガントに見えます。

そしてこのボルサリーノの黒のリボン
いいですね~。



内側にはいつもの天然草の表示。



しかしそれ以外にも正統を示す
エクアドル産パナマ草の焼印とタグが付いています。




う~ん、これを被れば
正に南国かシチリアの世界ですね。
(勿論、行ったことはありません)

来週の月曜日からクールビズです。
私流のクールビズは
ニットタイのタイドアップ&パナマ帽です。


ダーバンの伊勢丹別注スーツ

2009-05-24 07:46:33 | スーツ
先日、伊勢丹のセールで
ダーバンの伊勢丹別注モデルの
スーツを購入しました。

所謂クラシコイタリアのバターンです。



色は写真ではわかりにくですが
グレーに少し青みがかたような色です。
生地はカノニコです。

盛夏仕様ですので
軽い作りです。



久々のレディメイドですが
多少の修正でOKなので購入しました。

袖は重ねボタンです。
本切羽ではありません。



グレー系ですので色々なコーディネイトが
可能だと思いますが
下のようなタイだと夏を感じますね~。



これから夏に向けて
少し絞らなければ・・・
(沢山は無理なので 笑)




フランコプリンツィバリの盛夏ブレザー

2009-05-23 12:10:39 | スーツ
先日フランコプリンツィバリ有楽町店に
久々に突撃してきました。

いらっしゃいましたK島店長。

有楽町店は落ち着いて話が出来るので
とてもいいですね。
その日もK島店長と色々話をしていたら
ディスプレイに何と見慣れないブレザーが・・・

ボタンが何とホワイトです。
生地もフレスコ調で縫製はレジュリッシモに近い作りですが
なんと大身返しになっていました。

クラシックですね~。

おもわずパターンオーダーしたくなったのですが
既製しかないとのこと。
生地がないのでしょうか・・・
とても残念です。

盛夏用にブレザーを検討している方
とってもお薦めです。

但し、既製が合う体型の方に限りますが。

それと
フィッティングルームに
バタフライスツールを発見。
昔からあったそうです。

バタフライスツール
やっぱり美しいですね。

ボルサリーノのクリーニング

2009-05-18 05:08:38 | ハット
先日、ボルサリーノを購入した時に
昨年購入したネイビーのボルサリーノを
被っていき、そのままクリーニングに
出しました。

ひと夏で大分汗染みとか
出ています。
弱メタボ系の私は人一倍汗っかきです。



リボンのBorsalinoの文字も
もう読めません。



クリーニングは1ヶ月位で出来るだろうと
たかをくくっていたら
職人さんが一人なので何と3ヶ月位かかるとのこと
う~ん、夏の中盤か・・・

しかし、しかたがないのと
2つの帽子を持って帰りたくはなかったので
そのままクリーニングに出し
購入したボルサリーノは被って帰りました。

クリーニングと同時に
外側と内側のリボンも交換してもらうことにしました。

価格は9,000円とのこと。
高島屋経営の時は10,000円でしたので
1,000は高島屋の手数料だったのですね・・・

う~ん、百貨店って・・・

戻ってきたら又、レポートします。

そして、あるものとは

2009-05-17 05:55:10 | ドレスシャツ
そしてあるものとは

これだ!1,2,3
 ↓


そう、オーダーのドレスシャツです。

普段はドレスシャツは既製品ばかりです。
以前、バーバーリーのドレスシャツを
パターンオーダーしましたが
さしたる感動もなく、これなら既製品と
たいして変わらないなと思い
それ以降はずっと既製品ばかりです。

インポートですとFRAY
国産だとバタクハウスカットの既製品
又はコンブリオが多いのですが
むしろFRAYやバタクハウスカットの既製品の方が
型紙や襟の仕上げ、又、何となく艶があり
オーダー品よりよっぽどいいかなと思っていました。

そして今回、国産の既製品と変わらない値段で
オーダーできるとのことで
ちょっと生地を見せてもらいました。

イギリス流ならACORNというところでしょうが



ここで面白い生地を発見。
イタリアのアルビニの生地です。



アルビニは1876年設立のイタリア最大級の生地メーカーです。
トーマスメイソンも今はアルビニの傘下に入っています。

この生地、綿70%と麻30%の生地なのですが
何故かサラリとしたシルクのような肌触り。



これから夏に向けて麻混のシャツで
このさわやかな柄がいいなと思い
早速オーダーしてしまいました。
アルビニは大手百貨店でも取り扱っていますが
ハウスカットでは
その2/3の価格でオーダー可能です。

採寸はハセヤンです。
首周りからリーチや腕の太さ
胸やウエスト着丈等
テキパキと作業が進みます。

S田さんと話しながら
採寸したので、ハセヤンから
「私も色々今まで採寸しましたが
 後ろから採寸したのは
 初めてです。」と言われてしまいました。

大変、失礼しました!!

以前三越で採寸した時と比べると
計る場所が断然に多い気がします。
いや、出来上がりが楽しみですね。

ちなみにデザインは夏にもかかわらず
ハウスカットらしい
タブカラー+ダブルカフスにしました。

う~ん、次はクレリックのワイドカラーで
フレンチカフにしよう・・・

生地はその他にも
スイスの有名な生地メーカーのALUMOなどがあり
既製品とあまり変わらない価格でオーダーが可能です。



とりあえずは出来上がりを
楽しみに待つことにします。

バタクハウスカット丸の内店 近況

2009-05-16 06:25:37 | スーツ
バタクハウスカット丸の内店に
久々に訪問しました。

出迎えてくれたのはH川さんことハセヤンと
S田さんです。
本日はK保教祖様は大阪店に出張とのこと
でした。

以前来たときに比べると
すっかり整理整頓もすみ
テーラーらしい雰囲気に変わっていました。

特に冒頭の写真を見ると
代官山のbatakみたいですね。
これは代官山にいらした
ハセヤンの影響でしょうか。

テーラーらしくイギリスのミルを中心とした
素晴らしい生地が沢山あります。





そして小物も充実していますね~。



バタフライタイをしている
こんなディスプレイもありました。



まさしく代官山batakの流れですね。
既製服を扱うお店から
オーダー中心のお店に切り替わった
バタクハウスカットですが
お値段的にはむしろ安くなったとのこと。

又、型紙とシステムも変わり
パターンオーダーでも
修正できる範囲が大幅に増え
以前にも増して
よりビスポークに近くなったようです。

イージーオーダーの場合は
batakのN寺さんの採寸も可能とのこと。
私も秋冬にはイージーオーダーに
チャレンジしてみようと思います。

(夏場はやはり暑いので
 レジュリッシモとかが選べるイタリア系に
 逃げてしまいます・・・)

いや~しかし、秋冬が楽しみですね。

そして一通り見て帰るはずが
あるものを発見してしまいました・・・

スペシャル ボルサリーノ

2009-05-13 23:19:36 | ハット
スペシャルボルサリーノです。

日本橋高島屋に展示してあります。
何と100万 オーバーです。

高島屋のボルサリーノは直営店に
切り替わったとのことで
品揃えも充実しています。

所謂パナマ帽です。
ボルサリーノのパナマハットは
4段階にクラス分けされます。

1.QUITO
2.FINE
3.EXTRA FINE
4.MONTECRIS EXTRA FINE

です。

パナマハットの原材料は
南米・エクアドルの厳選された
ヤシ科の植物のトキヤ草。
その葉を丹念に洗い、乾燥を経た後
硫黄を炊いた火鉢にに置かれた粘土板の上で色抜きされ
繊維状にし、クラス分けされます。

これだけで数週間~数ヶ月かけて行われます。

この写真のパナマは半年かかって
職人が手で編みあげた帽子です。

又、リボン部分はクロコ
リボン止めの金具は金だと思います。

正に芸術品ですね。

夏用 ボルサリーノ

2009-05-12 00:47:04 | ハット
英国日記久々の更新です。
毎日チェックしていただいている方
ありがとうございます。

さて、久々の更新ですが
今回のブツは、イタリアからやってきました
そうボルサリーノッ!!です。



ややハイテンションですが
ボルサリーノを買うときは
特別な気分になります。

昨日の朝ふと
「あっもうすぐ衣替えだ!
 夏用ボルサリーノはひとつしかないな」

と思い、早速、ボルサリーノについては
一番品数があると思われる
日本橋の高島屋に電話をしました。

希望の色は写真の通り
ダークブラウンです。
現在はネイビーのボルサリーノですので
今回は色ぞろえでダークブラウンです。
この2色とパナマがあれば
大体夏の帽子は乗り切れると思います。

在庫がほとんどなくなっていた為
希望のサイズを取りおきしてもらい
その日の夜に受け取りに行きました。

今回は前回購入したネイビーとまったく同じ仕様の
ボルサリーノです。
価格も去年と一緒(円高ユーロ安なのに)でした。

素材は天然草、ラベルには天然草素材を表す
ラベルがついています。
しかしこの内側もボルサリーノを主張していて
たまらないですね。



そしてこのサイドのマーク。



う~ん、ブラボーです。

この色ならば
茶系の盛夏用スーツやライトグレーのスーツでも
合いそうです。

今年の夏も楽しみですね。