いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

新生 ユニオンワークス 渋谷店

2010-05-30 18:00:36 | 
既にユニオンワークス渋谷店に
行かれた方はご存知かと思いますが
メンバーが心機一転
新しい方になり新生ユニオンワークス渋谷店に
なりました。

(う~ん、まるで私設UWプレスみたいですね)

冒頭の写真が現在の渋谷店のメンバーの方々。

左からフナヤマ君(すみません漢字変換出来ませんでした)
長谷川君
そしてご存知、青山店の鳥海店長です。

ユニオンワークスさんへ行くと
いつも思うのですが、
入社条件のひとつが「イケメン」ではないと
密かに疑っています。

フナヤマ君、見た目はちょっと怖い
職人風の面持ちですが
実はとっても気配りする
ナイスガイです。
皆さん気軽に話しかけましょう!

そして、長谷川君は
セレクトショップでの販売経験もある
癒し系~という雰囲気でいい感じです。

そして鳥海店長。
相変わらずかっこいいですね~。
しかも靴も作れる技巧派です。

ということで
早速、飲み会を設定~!

ユニオンワークス渋谷店近くの
富士屋本店ダイニングバーへ。



スタンディングバーです。
入口のわりに入ると意外に大きな店舗で
メニューも豊富で美味しいですね~。

そして皆さん律儀にネクタイ着用!



お気遣いありがとうございます。

今後はラフな格好にしましょう。



ユニオンワークス渋谷店
メンバー一新ですが
以前と変わらずフレンドリーで
そして頼れるお店です。

今後もご愛顧を。

(やっぱりUW私設プレスかな)

ビスポーク クラシッククラバット(シルクリネン)

2010-05-30 05:48:30 | その他
私の場合、何でもそうですが
一度始めると中々止まらない
そう、クラシッククラバット
実は他にもビスポークしました。

今回ご紹介する生地は
ポケットスクエアにするか
クラバットを作るか
どちらにしても
ドレスシャツを作るには
少し生地が足りないという状態で
アトリエで発見しましたので
ビスポークするにも
少しは気が楽でした(笑。

この生地
テーラーオーナーのH氏、曰く
蜂蜜色のシルクリネン
そう正に蜂蜜色です。




残念ながら写真ではうまく伝わりません
この質感。

見る角度によってゴールドのような
光沢があります。

そしてとても軽い生地なのですが
密に織られています。
しかも生地に濃淡があり
表情のあるシルクリネンです。

この生地スイスで織られたものですが
かなり古い物のようです。

「サルヴェージド エッジ」という
古い織機で織る場合、織りながらヘム(布の端)
を切り離すものがあるのですが
そういった織機で織られたもののようです。

どちらにしても
神秘的でいいですね~。

今回、クラシッククラバット仕様で
ビスポークしました。

正に夏向けの生地
そして、とてもエレガント。

この蜂蜜色がスーツにとても合いそうです。

早くしてみたいですね。

ビスポーク クラシッククラバット

2010-05-29 04:38:02 | その他
ビスポーク クラシッククラバット
所謂、アスコットタイです。

先日、いつもお世話になっている
銀座のパーソナルテーラーRで
ビスポークしました。

ビスポーク!?
そう、何とビスポーク第1号は
クラシッククラバットとなりました。

いや~何て迷惑なお客・・・

通常、ビスポークテーラーでオーダーするなら
スーツと一緒にそれに合うドレスシャツを作り
ついでに同じ生地でクラシッククラバットを
オーダーすると言うのが
正しいアプローチです。

まあ、こちらのジェントルメンズクラブのメンバーということで
お許し願うしかないですね~。(H氏に敬礼!)

さて、今回のクラシッククラバットですが
元々はシャツの生地です。

所謂、スイスコットン
それも60年代の非常に丁寧な物づくりが行われていた時代の
コットンです。

織はヴォイルですが
非常に緻密に織られていて
重ささえ感じます。

ヴォイルというと
撚り糸使った薄手平織りで肌が透けて見えるような生地を
イメージしますが
これはまったく違います。

60年代当時はこういった物もあったんですね。
今では、ほとんど入手不可能です。



そしてビスポークならではの
美しい立体的な作り。
もちろん柄合わせも完璧です。



既製品ではありえないクラバットだと思います。

下の写真を見てもらえば判るように
コットンなのに部分的にシルクのような光沢があります。
美しいですね~



この生地、実はテーラーオーナーでありモデリストでもある
H氏とアトリエで生地を見ていたときに発見したものです。
そう、正しく発見、こちらのアトリエではありえない生地が
カオス状態で積まれています(失礼!)。

一目見たとき、この生地いいな~と思いましたが
まさか、クラバットだけ作ってくれとは言えません。
H氏からこの生地でクラバット作ったら
面白いじゃないという何気ない会話を逃さず
その場でお願いした次第です。

そして思いついたのは
普通なら柄は縦に使いますが
横の方が圧倒的にエレガントではないかと思い
H氏に相談したところ
それは名案ということになり
めでたく今回のクラシッククラバットが完成しました。

本当にエレガントで美しいですね~。

スーツにもカジュアルにも
どちらにも使えそうです。

さて、今年のクールビズのテーマは

「ノーネクタイの首元には
 アスコットタイ又はスカーフを!」

と勝手に決めていますので
来月から始まるクルービスが
楽しみです。

ということで

2010-05-23 05:16:09 | その他
さて、昨日の続きです。

1)夏場でもトラウザースを美しく
      ↓
2)ブレイシーズを着用
      ↓
3)盛夏の暑い時でも
  上着を脱ぐのは厳禁
      ↓
4)ウェストコートを着用すれば
  上着を脱いでもOK!


という3段逆スライド方式(古い!)では
ありませんが

リネンのウェストコートを
フランコプリンツィバリにオーダーしました。

そして選んだ生地は冒頭のカチョポリの
リネン100%の生地です。

カチョポリは1920年創業のナポリのマーチャントです。
イタリア系のテーラーでは
大体バンチが置いてあると思います。

やはり夏場のウェストコートと言えば
リネン、それも白ですよね。
これが一番オーソドックスだと思います。

その他の色の選択肢としては
アイリシュグレー(ライトグレーに近いです)
又は
サンドブラウン(ライトブラウンに近いです)
等がありますが
スーツにもブレザーにも合わせられる
王道の白にしました。

こちらいつもお世話になっている
フランコプリンツィバリ日本橋三越本店の
K島さんです。
K島さん、服飾については
実は筋金入りのクラシック好きです。

やはり仕事だけでなく
実際に趣味でも服飾好きの方のほうが
話していて面白いですね。



クラシックな装いについて
検討しているところです。

今回はオッドベストという扱いになるので
ウエストコートのVゾーンを少し上に上げようということで
直近にオーダーした3Pのウェストコートを検証しているところです。



まあ、ビスポークではないので
パターン修正はある程度限られた範囲になると思います。

出来上がりは6月末(先ですね~)

完成したら又、ご報告します。

アルバートサーストンのブレイシーズ

2010-05-22 04:10:17 | その他
このブログでも何回かご紹介している
アルバートサーストンのブレイシーズです。

先日、伊勢丹のセールで購入しました。

もうすぐ暑い夏がやってきますが
夏と言えども、やはり紳士たるもの
ブレイシーズです。

ということで
夏用のリボンタイプのブレイシーズを
購入しました。

リボンの色はグリーンとイエローの
ストライプ。

この色の組み合わせが何か英国っぽいですね~。

ボタンに掛ける部分は黒の牛革
そして金具類はゴールドです。

冒頭の写真を見ていただければ判りますが
伊勢丹仕様はブレイシーズボタンなくても
ブレイシーズが使えるよう
トラウザースのウエスト部分が
挿める金具が付いています。

下の写真のように
この金具はもちろん取り外しが出来るようになっています。
ブレイシーズボタンがあるトラウザースでは
この金具が付いていたらかっこ悪いですからね。



リボンの素材はコットン53%ナイロン47%ですので
さらさらした質感です。
夏にはやはりフェルトではなくリボンですね~。

ブレイシーズは人前にさらすものではないので
勢いブレイシーズを使用するということは
上着を人前では脱がないということになります。

これまた、反クルービズ的ですが
それがブレイシーズの装いのルールです。

さて、では、真夏をどう乗り切るか。

それは又、明日のブログで。

バルバラマーケットプレイス

2010-05-16 04:37:48 | その他
小雨が降る、梅田の街に佇む、一人の男。
スーツを粋に着こなしているが
どこか憂いのある、その表情・・・

そ、それは!

バタクハウスカット梅田店のK部店長。
今日もいい男です。

御召しになっているスーツは
コットン生地のケーリーズ・カット
何と3Pです。

今宵はどこに行かれるのでしょう・・・・

ということで
どこかにK部店長が行かれる前に
今回も私が拉致させていただきました。
K部店長に案内していただいたのは梅田の
バルバラマーケットプレイス中崎本店

実はバルバラは新丸ビルや霞ヶ関にもあります。

店舗の大きさから行くと
140席あるここが最大ではないでしょうか。

そして、何とこのお店、東海道本線のガード下にあります。



食事をしていると、電車が通るのがわかりますが
じきに気にならなくなります。

この店舗、所謂、欧風料理のお店ですが
独特の雰囲気ですね~。
入り口を入るとすぐバーカウンターがあり
天井からはモロッコランプがぶら下がっています。

それだけでも雰囲気十分なんですが
豚足のような大きなブロックも
沢山ぶら下がっています。

いや~、かなり怪しい雰囲気ですね~。
しかもガード下ですから。

店内に入ると予想以上の大きさ。
時間は8時過ぎでしたがかなり賑わっていました。
カップルや会社の同僚で、という方が
多いようです。

こちらの料理
石窯で焼いたピザとか美味しいとのことですが
今回は魚料理を中心に白ワインで
美味しく食事させていただきました。

オーダーする際、1/2サイズとか色々選べますが
一皿一皿がかなりボリュームがあるので
量を確認してオーダーしないと
すぐお腹一杯に、なんてことにも。

そして、ここは本当に日本?
と思えるような雰囲気。

丸の内とか霞ヶ関とはまた違う雰囲気ですので
大阪に行った際は、寄ってみるのもいいと思います。

心許せる方との食事
大切なひと時ですね。

K部店長、今回もありがとうございました。

ビスポークスカーフ

2010-05-15 04:33:01 | その他
いつもお世話になっている
銀座のパーソナルテーラーで先日購入した
ビスポークスカーフです。

柄は所謂クラシックマドラス。
素材はコットンですが
エイジングが進むとガーゼのようになるとのこと。
とても柔らく、首に巻いていても
心地よい質感です。

ビスポークといっても
私が個人的にオーダーしたのではなく
パーソナルテーラーのクラブメンバー向けに
少量だけ職人さんが仕立てたものです。

よって作りはクラシックな
ビスポーク仕立てとなっていて
とても丁寧に作られています。

例えばネック部分の襞部分は
丁寧に柄合わせされています。
通常のアスコットタイですと
襞部分は片方しか糸留めされていませんが
このスカーフはアイロンが掛けやすいように
両側から糸留めされています。



こういった部分がビスポークの場合は
既製品と違い、ひと工夫あります。

そして何より違うのは
(もちろんオーナー兼モデリストによりますが)
クラシックなしっかりした仕立て
そして流行に左右されない
クラシックな柄や生地が使われ
永遠性があり長く使えるということです。

さて、これをどう着こなすか?

下の写真のようにサマージャケットに
合わせるのも良いですが



私はズバリ、スーツに合わせようと思います。

もうすぐクールビズでノーネクタイのシーズンに突入します。
例年ですと、必ず盛夏でもタイドアップして出勤しますが
今年はこのスカーフをして会社に行こうと思います。
(客先には行けませんが)

となると1本では足りませんね~。

さて、困りました。


復習するは我にあり その2

2010-05-09 04:46:33 | その他
復習するは我にあり

続編があります。(笑

実はつい最近
お世話になっているパーソナルテーラーの
ビスポークスカーフ

(この場合、特定の顧客向けにオーダーされた物ではなく
 クラブメンバーの為にビスポーク職人が
 仕立てたという意味です)

が何点かありました。

これがまた、ビスポークということもあり
すべて1点物の為、まったく入手出来ないという
事態が発生!

又、マグマが溜まってしまう訳です。

そして、この反動で入手したのが
サファリジャケットを購入した時に
一緒に購入したETROのストールです。



このストール
何といっても、その質感が素晴らしいです。
素材はもちろんシルク100%。
イタリア製です。

生地がとても緻密な織なので
ストール自身の重みが結構あります。

この圧倒的な質感を前にすると
今まで購入したLANVIN(フランス製)とかの
ストールは何だったのかという
思いに駆られます。

密に織られ、目付けも重いのですが
とてもしなやかで、とろけるような質感
そして何より発色が素晴らしいです。
紫を基調とした複雑な色のストライプ。
とても美しい光沢。



そしてエッジはミシンではなく
何と1mm幅でハンドロールされています。
フリンジも横糸を1本づつ抜いていく
手のかかる仕立てです。

う~ん、既製品とは思えない作りです。
ETRO侮れないですね~。

大きさは
幅が43cm、長さが166cmですので
色々な巻き方が出来ます。

ということで早速サファリジャケットに合わせてみました。



う~ん、サファリがエレガントに・・・

もちろんサファリだけでなく
スーツやジャケットにもコーディネイト可能です。

質の良い物(それが本物であることが望ましい)を入手すると
今回のLANVINのように過去の無駄が明確になる。

これはある意味、成長かもしれませんが
又、恐ろしいことでもありますね~。

色々なことを考えさせられた
ストールでした。

さて、このストール
季節は盛夏を除き、3シーズン使用可能です。
装いはカジュアルからスーツまで。
質が高く、汎用性の高いストールだと思います。

復習するは我にあり 

2010-05-08 05:25:11 | カジュアル
「復習するは我にあり」

と言っても小説の話ではありません。

購入する気満々で、いざ購入しようとしたら
何らかの理由で購入出来なかったという経験は
あなたはないでしょうか?

実は私はこのところ、そんなことがあり
その結果どうなるかと言うと
その代替品に相当するものを
何らかの形で入手しないと
気が済まなくなるのです。

いや~散財体質ですね
まったく。

ということで、今回ご紹介するのは
ETROのサファリジャケットです。

実はバタクハウスカットで展開されていた
ソラーロのサファリジャケットを
購入する気満々だったのですが
サイズ合わずで購入を諦めた経緯があり
それ以来ずっとサファリジャケットを探していました。

紳士スーツを扱っているところでは
結構、サファリジャケットがありますが
既製品ばかり。
吉田スーツでPAがありますが
デザインが好みに合わずということで
サファリを忘れかけていたところ
都心のショップで発見しました
サファリジャケット。
意外や意外、何とETROでサファリジャケットを
だしているんですね~。

どうせサイズが・・・と思いフィッティングしてみると
これが何といい感じではありませんか。
ということで、「復習するは我にあり」マグマが
爆発寸前だった私は迷うことなく購入に至った次第です。

さて、長~い、前置きになりましたが
ETROのサファリジャケット仔細を見て行きましょう。

まずは冒頭の写真で判るように
このサファリジャケット
なかなか、カッコイイデザインだと思います。
襟元が膨らんでいる部分は、フードが収納されています。
ここは一般的なサファリジャケットと違い
特徴的なところです。

素材はリネン100%。
表面に何か加工がしてあるのか
触ると、とても冷たい感触があります。

裏地はやはりETROですね~。
例のごとく派手なETROの定番カラーです。



裏地はすべてシルク、ここら辺は
流石、ETRO手抜きがありません。
シルクの裏地は背中の上部と前身ごろの裏の部分に
ついています。

質感はシルクだけ有り、キュプラより良いですね~。

後ろのデザインです。



共地ベルト付きのデザインではなく
内側にゴム状のベルトが通っています。
これ、適度に締めるとウエストにピッタリきて
中々気持ちのいいフィッティングです。



そしてフロント部分はファスナーと
ボタンで留める仕様です。
ファスナーにもETROの文字が。




私はいつも、ボタンしか締めていません。
因みにボタンはホーンボタンです。

そして最後に肩章部分ですが
何とここにもETROの文字が!



この状態だとまるで
ETROの広告塔みたいです。
流石にこれはかっこ悪いので外しました。
メーカーも判っているのか
簡単に外せるようになっています。

そして、今発売されている
メンズプレシャス。



偶然にも17Pに
「タイムレスなサファリルック」として
イブ・サンローランがサファリジャケットを
着ている写真が掲載されています。



40年前とは思えないほど
エレガントで新鮮な着こなしです。

サファリジャケット、動物狩りの時に着用していた
その出自から考えるとワイルドに着こなすのが
本当なんでしょうね。

今回のETROのサファリジャケットは
エレガントさを残しつつ
うまくカジュアル感が出ていると思います。

サンローランのようには
とても着こなせませんが
気張らずに夏のジャケットとして
着ていこうと思います。