いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

Ginza Fashion Academia 「ネクタイの研究」募集のお知らせ

2018-09-13 05:56:24 | その他
目からウロコのファッション学 Ginza Fashion Academiaの第七期生募集のお知らせです。メンズファッションの原理原則を学ぶ場として開講したGinza Fashion Academia 1周年を迎え益々パワーアップしています。主任講師の出石尚三氏は服飾界では知らない方はいないと言われている有名服飾評論家です。その出石先生から直接学べる日本で唯一の講座です。

服飾業界の方のみならず、メンズファッションのイロハが学べるこちらの講座、一般の方も多く学ばれています。とても楽しい雰囲気で受講生同士のコミュニケーションも活発。この中から新たなビジネスも生まれています。ぜひ、あなたも一度受講してみませんか。詳しくはこちらを是非ご覧になってみて下さい。あなたのご参加をお待ちしています。

バタクハウスカットのブルーグレイのサマースーツ

2018-09-03 06:00:00 | スーツ
バタクハウスカットのブルーグレイのサマースーツです。

ネイヴィーともグレーとも違う渋めの色合いです。素材はモヘア混のウール(ウール71%・キッドモヘア29%)。目付けは320gです。



ネイヴィーやグレーのスーツは多数ありますが、夏物でブルーグレイのスーツは初めてのような気がします。シャリ感がありシワになりにくい生地です。採寸はもちろんK店長。「はっ!」「ふっ!シャキーン」とか相変わらずお互い大人とは思えない雰囲気で採寸しました。(一般のお客様にはそんなことはしませんのでご安心を。)オーダーした仕様はハウス・カットの 2ピース仕立てです。

さて、約一ヶ月で仕立上り。バタクハウスカットのスーツも年々進化していて夏物のスーツもだいぶ涼しい仕様になったようです。(写真の色があまり正確に出ていないので明るいネイヴィーの生地のように見えますが実際は最初の写真が実物に近い色です。)副素材もだいぶ変わり夏でも着やすい仕様になっていますね。



着心地はパターンが何度か変わっているようですが、安心安定のフィット感に優れる着心地でした。



私の体型でもドレープスーツとなっているところが流石です。これはやはりカリスマ中寺氏の素晴らしいパターンのなせる技だと思います。さて、暑さの山を越えたこれからが着用する機会が増えそうです。




去りし夏のパナマハット その2

2018-09-02 13:05:44 | ハット
去りし夏のパナマハット第2弾です。お世話になっているバタクハウスカット本店(新宿)で手に入れたものです。前回少しお話ししたオプティモタイプのパナマハットです。オプティモとはクラウンの前から後ろにかけてクリース(筋)が入っているタイプのものです。コロニアルスタイルとも言われるパナマ帽の代表選手のようなものです。



クリースに合わせて二つ折りにしてクルクル丸めたい衝動にかられますがやめておきます。なぜならこちらのパナマ草の素材は少し粗めのタイプ。パキッといってしまうかもしれません。リボンは黒色のタイプでボルサリーノのようにマークが入っていないのが好感が持てます。縁取りが付いているので少しカジュアルな雰囲気があります。



私は着ませんがこのタイプなら和服に合わせてもかっこいいかもしれません。こちらのハットは英国製で素材はエクアドルと明確に表記されていますね。



ある意味、パナマ帽の王道です。去り行く夏に。


去りし夏のパナマハット

2018-09-02 11:41:30 | ハット
9月に入りました。1年はあっという間ですね。夏の帽子といえばパナマハット。暦の上では秋ですが亜熱帯化している日本ではまだパナマハットは今月いっぱいくらいまでは必要ではないでしょうか。そんな思いもあり慌ててパナマハットを贖いました。パナマの定番といえばボルサリーノ。



パナマの語源は1834年ルーズベルト大統領がパナマ運河を渡った時からと言われています。実際のパナマ発祥の地はエクアドル。パナマ帽をつくる素材であるパハ・トキージャはエクアドル特有のものだからです。パナマハットもパナマ草の素材によってグレードはまちまちですが今回のものはモンテクリスティを思わせる非常に目の細かいものです。



パナマハットは型取りがしてあり力が加わるとパキッと折れてしまいそうなものもありますが、こちららは非常に柔らかいです。オプティモと言われる帽子のクラウンの前から後ろにクリースが入るタイプではないので流石に折りたたみは出来ません。

夏でもスーツ着用の私はこの帽子は必須です。パナマハットをかぶり、去り行く夏を少しセンチメンタルな気持ちで見送りたいと思います。