いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリ オーダー会 2016 春夏

2016-04-16 07:41:46 | スーツ
今年も春夏物をオーダーする季節になりましたね。本当に光陰矢の如し、このペースだとあっという間に1年が過ぎ去りそうです。
さて、今回もフランコさん例年と変わりなく来日してくれました。今年もちゃんと工場指導に回ったとのこと、素晴らしいですね。

まずは再開のハグ!そして前回オーダーしたスーツのフィッティングのチェックから始めます。



肩周りのチェック、フランコ流の触診スタイルでチェックしていきます。初めてオーダーした時はこの触診スタイルが緊張しましたが、今では逆に触診してもらうとリラックスします。面白いですね。ウェストコートのフィッティング具合もチェックします。



色々チェックした結果、今回はもう補正する場所がありませんでした。フランコさんいわく、肩周りのラインも完璧とのことでした。

さて、肝心のスーツの仕様ですがいつもはスーツを仕立てる生地を事前にイメージしていきますが、今回は全くのノープラン。

さて、どういうスーツにするか、、、

フランコさんに相談すると、イタリアの雑誌に掲載されたフランコさんの写真を見せていただきました。その写真にはダブルブレストのソラーロを着たフランコさんが。

おおっ、かっこいい。

生地はこちらです。



ヘリンボーン柄のソラーロです。
さて、これは本当に仕事で使えるのか、やや微妙ですが、以前からソラーロは気になっていたので、今回この生地でオーダーすることにしました。フランコさんオススメのダブルブレスト仕様、ウェストコートは不要とのこと(ここらへんは商売抜きのアドバイスですね)。

その後はいつもの雑談タイム。あっという間に時間が経ち、再開を誓ってお開きとなりました。

この生地値段も聞かずお願いしましたが、会計の時にビスポークスーツが作れそうな価格にちょっと驚き。まあ、いい記念ですね。生地はそれなりの目付けがありそうでしたので、盛夏よりは秋口に着ると良さそうです。出来上がりは6月頃、愉しみです。



ブラックのボウタイ

2016-04-03 07:52:10 | タイ

ブラックのボウタイです。
実は告白すると今までもブラックのボウタイをすることはありましたが、いわゆる手結びではなく、あらかじめ形が出来ているものを使っていました。流石にこれはまずいな~と思い、先日batakHouseCutで購入した次第です。

滅多にありませんが、夜のパーティの招待状にブラックタイでお越しくださいとあったら、それはディナージャケット(タキシード)がドレスコードという意味です。ディナージャケット+ブラックのボウタイ+ウィングカラーのドレスシャツ+カマーバンド+黒のエナメルのリボンがついたスリップオンという事になりますが、それほど格式張ったものでなければ靴は黒のストレートチップでも良いと思います。

先日ダニエルクレイグ主演の007の作品としては最後のものになるであろう「スペクター」、その試写会にBLBGさんのご好意でお招きいただきましたが、その時もあまりに形が出来すぎたボウタイはやはり興ざめだな~と思いました。手結びの良いところは結ぶ人によって色々な雰囲気が出せる事でしょうか。そしてリラックスした時ブラックのボウタイをほどいた姿もかっこいいと思います。


(写真はウィングカラーのドレスシャツではありません。)

ブラックタイのドレスコードでも気負う事なく、さらりと着こなせるようになったら、素晴らしいと思います。

そう、下の写真の彼のように。


(出典 カジノロワイヤル)