いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ジャガールクルト レベルソ デュオ

2008-02-28 01:44:09 | 時計
ジャガールクルト レベルソ・デュオです。
昨日コメ兵新宿店で購入しました。



2004年位のモデルになります。
仕様ですがケースはPGでバーガンディ色の革ストラップです。
デュオという名前の通り
両面が時計となっています。


何と時計が反転します。


これが裏面です。
この時計の凄いところはひとつのムーブメントで
2つの時間を表示出来るところです。
裏面の黒の時計はNIGHT&DAY表示だけでなく
表面と違う時間(GMT)を設定することも出来るのです。

さすがマニュファクチュール。
創業は170年前スイスのジュウ渓谷にアトリエを
作ったところから始まります。
いわいる複雑時計のひとつの究極の形のメーカーともいえます。

しかし、いつもは簡単に時計を買ってしまうのに
今回は結構悩みましたねー。

というのも始めての時計の中古品ということで
ちょっと不安でしたので・・・
本当は新品を買えばいいのでしょうが
私が欲しいレベルソデュオはスモールセコンドが
四角いタイプで、現行モデルは丸型になってしまい
興味がわきません。

いつもお世話になっている、美人スタッフのKさんが
オーバーホール済みであることや、今後のメンテのことも
色々説明していただき、中古への不安がなくなったので
購入を決めました。
決して安い買い物ではないのですが
「この時計こそがクラシック&エレガンスだ」という
悪魔のささやきに抗することが出来ませんでした。

スーツにもっとも合う時計ということで
自分を正当化しておきましょう・・・

最後にKさん色々無理を聞いていただき
ありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。

アクアスキュータムのダレスバッグ

2008-02-26 23:28:47 | 

アクアスキュータムのダレスバッグです。
渋谷西武百貨店で購入しました。

色はダークブラウンに近いバーガンディです。
革は北米産のステアーハイドでかなり柔らかめです。
内装は布張りでアクアスキュータムの生地が
はってあります。
ライセンス生産で日本の鞄を作るメーカーで有名な
マルエムの製品です。

いわいる植物性のタンニンなめしで、蜜蝋が塗りこんであり
使えば使うほど鈍い光沢を放つ鞄です。

トップのフレームの部分とかは、いかにも手縫いという風情ですね。

ブラウンはよくありますがバーガンディは貴重です。
紺のスーツでも茶系のスーツでもどちらでも合います。

ダレス長官が携えていたことから、有名になったダレスバッグですが
この鞄を持っていると偉そうに見えますね・・・
まあ40歳超えてからでしょうか、この鞄が本当に似合うのは。

今は会社のかわいい後輩の下で
第二の人生を送っています。

大切にしてくださいね。

クラシコナイト

2008-02-26 01:08:49 | スーツ
今回は昨年10月7日に行われた、クラシコナイトのお話です。
伊勢丹ではイタリア展というイタリアの名産物を紹介するイベントが
ありますが、その期間中にクラシコナイトというパーティが行われます。

今回はそのご報告です。

前述した、フランコプリンツィバリのス・ミズーラ会が
終わった後、クラシコナイトは行われました。
オーダーの時、サポートして下さった
ミスター伊勢丹?ことバイヤーのS崎氏にエスコートされ
会場に入ると、ネクタイやシャツ、靴の新作モデルが
いくつか展示されており、立食形式でイタリアの名産物とお酒が
振舞われています。

ややもすると有名なイタリアの職人さん達が
各テーブルをまわり、色々なお話が出来るという
趣向です。

すごいですね伊勢丹さん。
こんな凄い方達とパーティを企画するなんて・・・

まずはイタリアの靴職人の第一人者とい言えば
この方、シルヴァーノ・ラッタンジさんです。
握手が力強いです。この方の靴は靴の祭典MICAMでも
大人気です。ビスポークだと一足100万位しますが・・・


そしてお嬢さんのロベルタさん。この方も靴を作っています。
いや美人ですね・・・


そしてハンドメイドのこだわりのシャツといえば
ルイジ・ボレッリさん。最近はネクタイのコレクションもあります。


そして私が今一番欲しいセッティピエゲのネクタイで有名なマリネッラさん。
最近ミッドタウンにもお店がオープンしましたね。


という、錚々たる職人さん達です。
短い時間ですが直接お話をさせていただき
最後にポラロイドの記念撮影と
その台紙にメッセージを書いていただきました。

いや本当に楽しかったです。
伊勢丹さん、三陽商会のSさん
ご招待いただき、ありがとうございました。

フランコ プリンツィバリ その3

2008-02-25 00:08:41 | スーツ
さて いよいよスーツが出来上がりました。
5週間と言っていましたが約2ヶ月くらい
かかったと思います。

スーツの仕様は
1)生地 サンヨーオリジナルのピンストライプ
2)デザインは段返り3つボタン
3)Vゾーンは浅いものと、深いものがありますが
  よりクラシックな深い方
4)裏地は少し遊んでパープル

とういうところです。

それがこのスーツです。


印象ですが、非常に体に沿ったラインです。
しかしながらブリティッシュタイプほどでなく
緩やかに体のラインに沿っています。

そしてアームホールはそら豆状の形になっており
それが腕を上げても身頃は上がらない秘密のひとつのようです。
肩のラインはコンケープドしていてカッチリしています。

しかし、なぜか肩が、こらないのです。
肩全体にスーツが乗っているからでしょうか?
今まではスーツをずっと着ていると
肩がこるので、オフィスでは必ず上着を脱いで
仕事をしていました。
しかし、今回のスーツは極端に言えば
着ている感覚があまりないのです。
一日着ていても疲れません。不思議です。
後日フランコさんに確認したところ
それがフランコプリンツィバリの特徴のひとつだと言っていました。
(完成度の高いスーツという意味だと思います。フランコさんも
 その感想は嬉しいと言っていました。)

袖はいわいる前肩仕様です。

パンツは後付の膝裏がついていて
ポケットの袋布が間に入るこった作りになっています。
これは袋布がよれず、またパンツの履き心地がよくなります。
パンツは補強の為、本シックも追加しました。

衿は一枚裁ちの一枚衿です。
手がかかっています。もちろん裏には例のヒゲがついています。
そしてお決まりのバルカポケット。
芯はもちろん本バスです。

裏地はせっかくのオーダーなので
ちょっと色をパープルで遊んでみました。


ちなみにイタリアン台場仕上げです(切り台場ともいいます)。

スーツのイメージが大きく変わった一着でした。
そして半年後に又、フランコと再会します。

そのご報告は又、後日。



フランコ プリンツィバリ その2

2008-02-24 08:18:26 | スーツ

オーダー会場に入ると一番最初の予約で早めに入った為
まだフランコ氏は会場に来ていませんでした。

イタリアのテーラー=気難しい職人という
イメージもあるので、やや緊張気味に待っていると
フランコ氏が会場に到着しました。

早速紹介され、握手をすると
もう一気にファンになってしまいました。
なぜなら、気難しい職人さんのイメージとはかけ離れた
とても気さくで、にこやかな紳士だったのです。
その笑顔がとても魅力的で一気に緊張がほぐれ、心が和みました。
そしてやはり一流の方だからでしょうか?
オーラも感じました・・・

早速採寸の開始です。
採寸自体は通訳の方を通して、会話しながら行われます。
落合氏の著書には「真剣勝負に息がつまり、中座した」とありましたが
フルオーダーではないので、談笑しながら和やかに
採寸は進んでいきます。



そして、普通のパターンオーダーと違うのは
フランコ氏が三陽商会のオーダー担当の方にかなり細かい指示を
出しています。
「そこは肩を1cm落としてとか・・・」
そんなことも出来るの!?と思いながら
採寸は無事終了しました。
和やかな雰囲気の中、約30分かけ非常に丁寧に対応していただきました。

最後に記念撮影をしていただきました。



いやフランコさん(もう「氏」から「さん」に変わりました)
また是非次回も参加しますと約束して
後は、三陽の方と細かいディティールの打ち合わせです。

裏地の選択、台場仕上げか否か、本切羽にする場合は
どのボタンまでホールを開けるか
ボタンはどうするか、ネームの糸の色はどうするか書体は?等を
決めて、会場を後にしました。

スーツが出来上がるのは5週間後です。
日本で作っている割には時間がかかります。

後で三陽の方にお話を聞いたところ
フランコさん自身が直接工場に技術指導を定期的にしていて
工程もかなり多いとのことです。

フランコさんに「いつかはフルオーダーで、と思っています。」と
伝えたところ、今回のスーツもかなりフルオーダーに近い部分があり
十分フランコ・プリンツィバリのテイストを実感出来るとのことでした。

どうもブランド名を借りただけの
ライセンススーツはかなり違うようです・・・

出来上がったスーツの話は
その3で・・・





フランコ プリンツィバリ その1

2008-02-24 07:42:52 | スーツ

今回は私の敬愛するフランコ プリンツィバリさんの
お話です。

フランコ プリンツィバリとういう名前は聞いたことはあったのですが
はっきり意識したのは故 落合正勝氏の「落合流、お洒落術。」を
読んでからです。



要約すると、「典型的なミラノスタイルだが
もっともクラシックなスーツ」との紹介です。

サビルローのブリティッシュトラッドこそ
クラシックな本来のスーツと思っていた私は
イタリア系のスーツには否定的でした。
いわいるナンパなソフトスーツ(日本だけの造語らしいです)という
イメージです。

よく行く伊勢丹メンズ館でも扱いがあるので
とりあえず見に行っていました。

既製服を何着が試着してみると、まったく自分が思っていた
スーツのデザインとは異なっており
正にクラシック&エレガンスを体現してるスーツでした。
そして、ちょっとショックだったのは、アームホールの作りが
今までのスーツの異なっており、腕を水平に上げても
身頃がほとんど動かず体にぴったり添っていたことです。

伊勢丹の担当者の方にお話を伺うと
近々オーダー会があるとのこと。
しかもフランコ プリンツィバリ氏自身が来日し
採寸するというではありませんか!
さすが伊勢丹メンズ館!

早速予約をし、オーダー会に参加しました。
2007年4月7日のことです。

当日会場に行くとフランコ プリンツィバリ 春夏ス・ミズーラ会
とあります。
ス・ミズーラ=フルオーダー?と思っていましたが
予約する際に伊勢丹の方にお話を伺った範囲では
確か日本の会社がライセンス生産(ファイブワン)する
パターンオーダーのはずです。

いわいる
イタリア系スーツのオーダー会ならス・ミズーラ会
イギリス系スーツならビスポーク会という
のりかなと思ったのですが
それは少し違っていました・・・・

続きはその2で

アクアスキュータムのブレザー

2008-02-23 23:32:07 | カジュアル
アクアスキュータムのダブルプレステッドの紺ブレです。
先月、伊勢丹でパターンオーダーしました。

きっかけはMEN’S EXの特集を見て
オーダーしてしまいました。

仕様はプレステージ仕様でお願いしたので
台場仕上げと特別な裏地
(紺の折柄にアクアスキュータムのロゴ入り)
になっています。

着心地ですが肩はブリティッシュトラッドっぽい構築的な肩です。
ウエストはやはり絞り気味、ボタンは程よい色のピンクゴールドに
しました。

ネクタイ着用、カジュアル等
これから楽しみです。

サイドゴア

2008-02-23 08:01:32 | 

ハッシュパピーのサイドゴアです。
つい先日、大雪が降った日に立川の伊勢丹で購入しました。

実は大雪が降ったその時、歩いていた靴が突然壊れ
駆け込みで買ったのがこの靴です。

雪が積もっていたので
雨がしみこまなくて、なるべく安価な(緊急事態の対応ですので)
靴と言うことでセールにかかっていた
この靴を購入しました。

21,000円の30%オフでした。

生まれて初めてのサイドゴア、しかもソールはラバーで
底付けはセメントです。
これなら大雨でも安心です。

靴の内側をみるとメキシコ製とのこと。
英国党としては若干抵抗感がありましたが
なにせ緊急事態でしたので・・・

又、靴のサイドを見るとBioessence Technology と
なにやら怪しげな表示が・・・
検索しても分からなかったので
早速メーカーにメールで問い合わせしたところ
下記のような回答がきました(ハッシュパピーさんお手数かけました)。

Bioessence Technology とはですが、カップインソールに特徴がございます。
異なる材質からなる3層構造になっております。
1、足になじむ皮革層
2、クッション性が良い素材
3、衝撃吸収性に優れた素材
波状の意匠が足裏に優しい刺激を与えます。

とのことで、非常に履き心地は柔らかく
気持ちいいです。

タイトフィッティングばかりの英国靴を履いてきましたが
こういうフィッティングもありかも
と思いました。

そうすると今まで敬遠してきた
ベルルティとかが視野に入ってきますね・・・

いかん、いかん、散財のスピード
加速してしまう!!